<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
     xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
     xmlns:itunes="http://www.itunes.com/DTDs/Podcast-1.0.dtd">
  <channel>
    <title>伊熊よし子のブログ</title>
    <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/</link>
    <description>Yoshiko流、クラシック音楽の楽しみかた</description>
    <language>ja</language>
    <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs>
    <itunes:subtitle></itunes:subtitle>
    <itunes:summary>Yoshiko流、クラシック音楽の楽しみかた</itunes:summary>
    <itunes:keywords></itunes:keywords>
    
    <itunes:author>伊熊よし子</itunes:author>
    <itunes:owner>    
       <itunes:name></itunes:name>
       <itunes:email></itunes:email>
    </itunes:owner>
        <itunes:explicit>no</itunes:explicit>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191790544.html</link>
      <title>アレクサンドル・カントロフ</title>
      <pubDate>Thu, 03 Sep 2026 17:40:25 +0900</pubDate>
      <description>　先日、KAJIMOTOのHPに綴ったアレクサンドル・カントロフのインタビュー記事が、WEBにアップされた。　ぜひ、読んでくださいね。　 https://www.kajimotomusic.com/news/2026-09-03/</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　先日、KAJIMOTOのHPに綴ったアレクサンドル・カントロフのインタビュー記事が、WEBにアップされた。<br />　ぜひ、読んでくださいね。<br /><br />　 <a href="https://www.kajimotomusic.com/news/2026-09-03/" target="_blank">https://www.kajimotomusic.com/news/2026-09-03/</a><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>マイ・フェイバリット・ピアニスト</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191786460.html</link>
      <title>クロエ・チュア</title>
      <pubDate>Sat, 29 Aug 2026 21:39:43 +0900</pubDate>
      <description>　いま、日本を含め、アジアから世界の舞台へと羽ばたいている若きヴァイオリニストが多い。　2007年シンガポールに生まれたクロエ・チュアもそのひとり。2018年にユーディ・メニューイン国際コンクールで第1位を共同受賞し、他にも国際コンクールの受賞歴が数多くあり、世界の著名な指揮者やオーケストラとの共演を重ねている。　録音も積極的に行い、ヴィヴァルディ「四季」&amp;ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲、バタフライ・ラヴァーズ&amp;パガニーニ、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集などを次々にリリー..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　いま、日本を含め、アジアから世界の舞台へと羽ばたいている若きヴァイオリニストが多い。<br />　2007年シンガポールに生まれたクロエ・チュアもそのひとり。2018年にユーディ・メニューイン国際コンクールで第1位を共同受賞し、他にも国際コンクールの受賞歴が数多くあり、世界の著名な指揮者やオーケストラとの共演を重ねている。<br />　録音も積極的に行い、ヴィヴァルディ「四季」&ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲、バタフライ・ラヴァーズ&パガニーニ、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集などを次々にリリースしている(ファインアーツミュージック)。<br />  今回は、キンボー・イシイ指揮NHK交響楽団との共演で来日した際にインタビューを行うことになった。<br />　クロエはとても笑顔のチャーミングな、おだやかな話し方をする人で、ひとつの質問に対してていねいに、率直に、誠意をもって答えてくれる。<br />　新譜やこれまでのコンサートのこと、子ども時代からの音楽との向き合い方、ベルリンでの勉強のこと、貸与されている楽器のこと、シンガポールの音楽事情まで、いろんな話をしてくれた。<br />　昔の巨匠、ハイフェッツやオイストラフが大好きだそうで、特に「オイストラフの音はホットチョコレートのようで心もからだも温まる。究極の癒しの響き」と称しているのが印象的だった。<br />　もちろん、ヒラリー・ハーンやヴェンゲーロフも好きだと聞き、以前ヴェンゲーロフの本を書いた話をしたらすごく興味を示してくれ、しばしその話題で盛り上がった。<br />　まだ19歳。世界中から引っ張りだこの人気だが、「往年の巨匠のように、みんなの心に語りかけるヴァイオリニストになりたい」と、笑顔で抱負を語った。<br />　今日の写真は、インタビュー後のワンショット。この記事は次号の「intoxicate」に書く予定である。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5135.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5135.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5135-thumbnail2.JPG" width="239" height="320"></a><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>情報・特急便</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191781718.html</link>
      <title>角野隼斗　かてぃんラボ夏休みの音楽室</title>
      <pubDate>Sun, 23 Aug 2026 23:18:31 +0900</pubDate>
      <description>　8月19日、ブルーローズで「特別企画　かてぃんラボ夏休み音楽室」が開催され、取材に出かけた。　これは角野隼斗が、かてぃんラボ会員の受講生に直接アドバイスを行うというもので、当日は事前に選ばれた4人の学生たちがピアノを演奏し、角野が指導とアドバイスを行った。　4人はそれぞれ異なった作品を演奏し、ショパンもあれば即興もあれば、角野の作品を演奏する人もあった。　彼のアドバイスはとても具体的でていねいで、自身も演奏しながら指導し、ひとり15分の持ち時間をフルに活用するスタイルだった..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　8月19日、ブルーローズで「特別企画　かてぃんラボ夏休み音楽室」が開催され、取材に出かけた。<br />　これは角野隼斗が、かてぃんラボ会員の受講生に直接アドバイスを行うというもので、当日は事前に選ばれた4人の学生たちがピアノを演奏し、角野が指導とアドバイスを行った。<br />　4人はそれぞれ異なった作品を演奏し、ショパンもあれば即興もあれば、角野の作品を演奏する人もあった。<br />　彼のアドバイスはとても具体的でていねいで、自身も演奏しながら指導し、ひとり15分の持ち時間をフルに活用するスタイルだった。<br />　当日、取材席に座っていたところ、来日中のニュウニュウが隣に来て、「ここ、すわっていい?」と聞かれ、ふたりでいろいろ話しながら演奏を楽しむことができた。<br />　少し前にニュウニュウに会ったとき、「いま、日本語を勉強しているところなんだ」と話していたのに、いまやペラペラ。これにはビックリ。<br />「その後、ご両親はお元気?」と聞いたら、すぐに「おかげさまで」と答えた。<br />　なんと、「元気です」とか「ありがとう」というのではなく、「おかげさまで」と答える。<br />　日本語のニュアンスをすっかり理解している。すごいよねえ。<br />　というわけで、終演後、楽屋で角野隼斗にあいさつし、どうやってこの4人を選んだのかを聞き、それも原稿に加えることにした。<br />　このレポート記事は、「音楽の友」に書く予定になっている。<br />　今日の写真は、角野隼斗とニュウニュウのツーショット。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/Y5133.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="Y5133.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/Y5133-thumbnail2.JPG" width="320" height="268"></a><br />　<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>日々つづれ織り</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191778682.html</link>
      <title>小林研一郎</title>
      <pubDate>Wed, 19 Aug 2026 22:06:51 +0900</pubDate>
      <description>　日本フィルの桂冠名誉指揮者である小林研一郎が、日本フィル70周年を記念する11月13日(第785回東京定期演奏会、サントリーホール)のコンサートでスメタナの「我が祖国」を振る。　コバケンさんにとって、これは思い出深い作品。2002年チェコ「プラハの春」音楽祭のオープニングの指揮を任され、紆余曲折を経て大成功に導いたのである。以来、チェコ・フィルとは何度も共演し、録音も行っている。　今回は、日本フィルのプログラムとHPの記事のため、「我が祖国」の話を聞くためにマエストロに会い..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　日本フィルの桂冠名誉指揮者である小林研一郎が、日本フィル70周年を記念する11月13日(第785回東京定期演奏会、サントリーホール)のコンサートでスメタナの「我が祖国」を振る。<br />　コバケンさんにとって、これは思い出深い作品。2002年チェコ「プラハの春」音楽祭のオープニングの指揮を任され、紆余曲折を経て大成功に導いたのである。以来、チェコ・フィルとは何度も共演し、録音も行っている。<br />　今回は、日本フィルのプログラムとHPの記事のため、「我が祖国」の話を聞くためにマエストロに会い、インタビュー後は食事会に招かれ、庸子夫人と3人でいろんな話で盛り上がった。<br />　最初にインタビューをしたのは、南青山にある隠れ家のような古民家の歯医者さん。「えっ、これが歯医者さん?」とビックリするような家で、都会の真ん中なのに、緑豊かな自然に囲まれ、まるで古都の料亭のよう。<br />　そこではまず、チェコ・フィルとのリハーサルにおけるお互いの作品解釈による違いから喧嘩になり、コバケンさんがリハの途中でホテルに帰ってしまった話。やがて夜になってオーケストラのメンバー10人がホテルに顔を出し、話し合いをして、翌日のリハが行われた話。それでも、また解釈の違いからファゴット奏者と喧嘩になった話。コンサートマスターが苦労して合わせてくれた話など、それこそ山ほど逸話が飛び出した。<br />　その後、六本木の中華料理店に移って話の続きをしながら、話題はあちこちに飛び、3時間以上も3人で盛り上がった。<br />　今日の写真は、古民家風の入り口に立つコバケンさん。いつもながらの優しい笑顔だ。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5128.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5128.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5128-thumbnail2.JPG" width="295" height="320"></a><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>巨匠たちの素顔</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191777898.html</link>
      <title>リュー・テンヤオ</title>
      <pubDate>Tue, 18 Aug 2026 22:48:09 +0900</pubDate>
      <description>　2025年のショパン国際ピアノ・コンクールにおいて第4位入賞と最優秀協奏曲賞を受賞した中国出身のリュー・テンヤオ(2008年10月21日生まれ)が、来日中である。　今日はDeccaと契約を結び、この10月末にデビュー・アルバムの情報解禁になるリュー・テンヤオにインタビューすることになり、ユニバーサルまで出かけた。　まだ録音に関してはあまり聞くことができず、ショパン・コンクールを受けたときのこと、ショパンの作品について、現在の先生との練習の内容、子どものころからのピアノとのか..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　2025年のショパン国際ピアノ・コンクールにおいて第4位入賞と最優秀協奏曲賞を受賞した中国出身のリュー・テンヤオ(2008年10月21日生まれ)が、来日中である。<br />　今日はDeccaと契約を結び、この10月末にデビュー・アルバムの情報解禁になるリュー・テンヤオにインタビューすることになり、ユニバーサルまで出かけた。<br />　まだ録音に関してはあまり聞くことができず、ショパン・コンクールを受けたときのこと、ショパンの作品について、現在の先生との練習の内容、子どものころからのピアノとのかかわり、今後のレパートリーやどのようなピアニストを目指したいか、ピアノを離れたときの趣味などを聞くことできた。<br />　とても素直に正直に、そしてことばを尽くして話してくれ、人気が出るのがよくわかるすばらしい性格の持ち主だった。今回の来日公演も大好評で、いまや人気はうなぎのぼりだ。　<br />　このインタビューは、「intoxicate」に書く予定になっている。<br />　今日の写真は、インタビュー後のワンショット。彼女は危険度の高いスポーツが大好きだそうだが、先生からはピアニストとしてそうしたスポーツはしない方がいいといわれ、いまは文を書いたり、本を読んだり、曲を作ったりと、「静かな趣味に変えたの」と、ちょっと残念そうだった。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5127.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5127.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5127-thumbnail2.JPG" width="202" height="320"></a><br /><br />　<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191774472.html</link>
      <title>西荻高架下　新店舗</title>
      <pubDate>Sun, 16 Aug 2026 21:46:24 +0900</pubDate>
      <description>　数年前から再開発が進んでいた西荻高架下の第3期の店舗がオープンし、賑わいを見せている。　新たなお店はベーカリーカフェBREAD&amp;BEAN(b2)で、天然酵母パンと自家焙煎コーヒーが用意されている。　先日プレオープンの日に行ったら、ものすごい行列。真夏の太陽が照り付けるなか、何分並んだだろうか。途中で、お店の人がアイスコーヒーを配ってくれ、とてもうれしかった。　もうひとつは、食堂高ひろ。アジフライ、おさしみ、カニコロッケ、青菜のおひたし、きゅうりとタコの酢の物など、毎日でも飽..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　数年前から再開発が進んでいた西荻高架下の第3期の店舗がオープンし、賑わいを見せている。<br />　新たなお店はベーカリーカフェBREAD&BEAN(b2)で、天然酵母パンと自家焙煎コーヒーが用意されている。<br />　先日プレオープンの日に行ったら、ものすごい行列。真夏の太陽が照り付けるなか、何分並んだだろうか。途中で、お店の人がアイスコーヒーを配ってくれ、とてもうれしかった。<br />　もうひとつは、食堂高ひろ。アジフライ、おさしみ、カニコロッケ、青菜のおひたし、きゅうりとタコの酢の物など、毎日でも飽きずに食べられる多様なメニューが並ぶ食堂。ここはおかずのテイクアウトもOKだ。<br />　西荻高架下はスーパーのオオゼキが最初のころにオープンし、その後カフェやパン屋さんやとんかつ屋さんが次々にオープンし、いまや活況を呈している。<br />　そして、いよいよウチのそばのマイロードの再開発が始まりそうだ。<br />　今日の写真は、b2のパンと、お店の入り口にあるメニュー。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5125.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5125.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5125-thumbnail2.JPG" width="320" height="251"></a><br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5126.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5126.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5126-thumbnail2.JPG" width="217" height="320"></a><br /><br />　<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>西荻はおいしい</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191765977.html</link>
      <title>エンジン　最新号</title>
      <pubDate>Sun, 09 Aug 2026 08:45:32 +0900</pubDate>
      <description>「エンジン」(新潮社)の最新号に書いた記事が、WEBにアップされた。　ぜひ、読んでくださいね。 https://news.yahoo.co.jp/articles/408630e37c23dd3c9e3166a040f8e860cd9769bc/images/000</description>
            <content:encoded><![CDATA[
「エンジン」(新潮社)の最新号に書いた記事が、WEBにアップされた。<br />　ぜひ、読んでくださいね。<br /><br /> <a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/408630e37c23dd3c9e3166a040f8e860cd9769bc/images/000" target="_blank">https://news.yahoo.co.jp/articles/408630e37c23dd3c9e3166a040f8e860cd9769bc/images/000</a><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>親しき友との語らい</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191763173.html</link>
      <title>室内楽の環　音楽祭2026</title>
      <pubDate>Wed, 05 Aug 2026 14:51:38 +0900</pubDate>
      <description>　先日、ブログでも綴った「室内楽の環　音楽祭2026」の記事が、ONTOMO　ONLINEにアップされた。　ぜひ、読んでくださいね。　https://ontomo-mag.com/article/report/shitsunaigaku-no-wa/</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　先日、ブログでも綴った「室内楽の環　音楽祭2026」の記事が、ONTOMO　ONLINEにアップされた。<br />　ぜひ、読んでくださいね。<br /><br />　<a href="https://ontomo-mag.com/article/report/shitsunaigaku-no-wa/" target="_blank">https://ontomo-mag.com/article/report/shitsunaigaku-no-wa/</a><br /><br /><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191761115.html</link>
      <title>カサベリヤ</title>
      <pubDate>Sun, 02 Aug 2026 22:03:18 +0900</pubDate>
      <description>　先週、親しい仕事仲間のSさん、Hさんと3人で、西新宿のスペイン料理「カサベリヤ」でおもいっきりおしゃべりをし、おいしいお料理をいただいた。　この3人は、以前ずっとコンビを組んで雑誌の連載シリーズを担当し、ものすごく息が合い、ときどき一緒に食事会を行っている。　いま、わたしはメンタルが不調で、あまりよくない状況が続いていたため、おふたりには何でも話せるので安心して心のなかを吐露し、じっくり聞いてもらった。　おかげで、なんとか前向きに対処できるようになり、おふたりには感謝してい..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　先週、親しい仕事仲間のSさん、Hさんと3人で、西新宿のスペイン料理「カサベリヤ」でおもいっきりおしゃべりをし、おいしいお料理をいただいた。<br />　この3人は、以前ずっとコンビを組んで雑誌の連載シリーズを担当し、ものすごく息が合い、ときどき一緒に食事会を行っている。<br />　いま、わたしはメンタルが不調で、あまりよくない状況が続いていたため、おふたりには何でも話せるので安心して心のなかを吐露し、じっくり聞いてもらった。<br />　おかげで、なんとか前向きに対処できるようになり、おふたりには感謝している。<br />　SさんもHさんも、仕事関係、家族関係などいろんな悩みがあり、それらをストレートに話してくれた。<br />　とにかく、このお店は「おいしい!」のひとこと。ギタリストの荘村清志さんのご紹介で、いつ伺っても温かく迎えてくれ、つい長居をしてしまう。<br />　今日の写真はアヒージョやサラダや煮込みなど。これにパエージャとデザートとサングリアとワインと…。<br />　いろんな人にお勧めしたい、スペイン好きのわたしが一押しするお店である。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5119.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5119.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5119-thumbnail2.JPG" width="320" height="216"></a><br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5120.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5120.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5120-thumbnail2.JPG" width="320" height="231"></a><br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5121.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5121.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5121-thumbnail2.JPG" width="320" height="247"></a><br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5122.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5122.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5122-thumbnail2.JPG" width="320" height="249"></a><br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5124.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5124.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5124-thumbnail2.JPG" width="320" height="232"></a><br /><br /><a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5123.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5123.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5123-thumbnail2.JPG" width="320" height="249"></a><br /><br />　<br /><br />　<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>親しき友との語らい</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191756493.html</link>
      <title>石田泰尚&amp;上原彩子</title>
      <pubDate>Mon, 27 Jul 2026 22:19:35 +0900</pubDate>
      <description>　まだかなり先のことになるが、2027年5月2日に大阪のザ・シンフォニーホールでヴァイオリンの石田泰尚とピアノの上原彩子がデュオ・リサイタルを開くことになった。　ホールの冊子「Sinfonia」の記事のため、おふたりにインタビューすることになった。　場所は、ヤマハ銀座のアーティストサービスのサロン。わたしがそれぞれに質問をして、記事は対談形式で綴ることになっている。　いまのところ決まっているプログラムは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」と、ブラームスのヴァイオ..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　まだかなり先のことになるが、2027年5月2日に大阪のザ・シンフォニーホールでヴァイオリンの石田泰尚とピアノの上原彩子がデュオ・リサイタルを開くことになった。<br />　ホールの冊子「Sinfonia」の記事のため、おふたりにインタビューすることになった。<br />　場所は、ヤマハ銀座のアーティストサービスのサロン。わたしがそれぞれに質問をして、記事は対談形式で綴ることになっている。<br />　いまのところ決まっているプログラムは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」と、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番。未定の分は、各々のソロが入る予定だという。<br />　おふたりはすでに何度か共演を行い、お互いの音楽性も表現力も呑み込んでいるようだ。<br />　共演を始めたきっかけ、最初に音合わせをしたときのこと、プログラムの決め方、相手の音楽に対する思いなどを聞き、簡潔にまとめようと思っている。<br />　今日の写真は、撮影の合間のショット。この距離感がなんとも面白い。お互いの音楽に関して、とても敬意をもって共演を重ねていることがよくわかり、これからも何度も一緒に演奏したいと語っていた。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5117.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5117.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5117-thumbnail2.JPG" width="230" height="320"></a><br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5118.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5118.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5118-thumbnail2.JPG" width="268" height="320"></a><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191753469.html</link>
      <title>笹沼　樹</title>
      <pubDate>Thu, 23 Jul 2026 22:43:31 +0900</pubDate>
      <description>　先日、パリに滞在しているチェリストの笹沼樹と東京を結び、オンライン・インタビューを行った。　NHK交響楽団が創立100周年を迎えるため、次号の「音楽の友」でその特集を組み、N響アカデミーの卒業生として笹沼樹に話を聞くというものである。　パリの猛暑が伝えられるなか、インタビューした日は少し気温が下がったとのこと。それでも、ふだんは大変だといっていた。　N響アカデミーに参加したきっかけ、オーディションについて、実際にオケのメンバーとともにステージで演奏したこと、客演で訪れた偉大..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　先日、パリに滞在しているチェリストの笹沼樹と東京を結び、オンライン・インタビューを行った。<br />　NHK交響楽団が創立100周年を迎えるため、次号の「音楽の友」でその特集を組み、N響アカデミーの卒業生として笹沼樹に話を聞くというものである。<br />　パリの猛暑が伝えられるなか、インタビューした日は少し気温が下がったとのこと。それでも、ふだんは大変だといっていた。<br />　N響アカデミーに参加したきっかけ、オーディションについて、実際にオケのメンバーとともにステージで演奏したこと、客演で訪れた偉大な指揮者たちのこと、そして印象に残ったソリストについて、N響アカデミーの教え、オーケストラ作品を学んで得たことなど、ひとつひとつの質問にことばを尽くして話してくれ、非常に有意義な内容となった。<br />　そのエッセンスを記事にまとめ、笹沼樹の生き生きとした語り口を伝えたいと思う。<br />　<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191751830.html</link>
      <title>室内楽の環　音楽祭2026</title>
      <pubDate>Tue, 21 Jul 2026 23:25:14 +0900</pubDate>
      <description>　7月20日、王子ホールで「室内楽の環　音楽祭2026」が開催された。　昼公演は14時15分開演で、滝千春をはじめとする多くのアーティストによる弦楽四重奏、公開レッスン、トランペット・ソロ、ピアノ五重奏、六重奏など多彩なプログラムが展開され、「室内楽の魅力に触れる」というのがコンセプトだ。　夜公演はエリック・シルバーガー(ヴァイオリン)とブラント・フレドリクセン(ピアノ)のデュオ・リサイタル。わたしはこちらの公演を聴きに行き、「ONTOMO　ONLINE」に公演レポートを書く..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　7月20日、王子ホールで「室内楽の環　音楽祭2026」が開催された。<br />　昼公演は14時15分開演で、滝千春をはじめとする多くのアーティストによる弦楽四重奏、公開レッスン、トランペット・ソロ、ピアノ五重奏、六重奏など多彩なプログラムが展開され、「室内楽の魅力に触れる」というのがコンセプトだ。<br />　夜公演はエリック・シルバーガー(ヴァイオリン)とブラント・フレドリクセン(ピアノ)のデュオ・リサイタル。わたしはこちらの公演を聴きに行き、「ONTOMO　ONLINE」に公演レポートを書くことになった。<br />　プログラムは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタk.454、フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番が前半。後半は作曲家立ち合いのもと、ウィリアム・ワイゲルの「ヴァイオリンとピアノのための3つの対話」が世界初演され、最後はR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ作品18。<br />　ヴァイオリニストはチャイコフスキー・コンクールなどの入賞者で、1757年製ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニの楽器を朗々と響かせる。ピアニストは室内楽奏者、教育者としても知られ、自由闊達なピアニズムを披露した。<br />　世界初演の作品は、作曲家が解説に書いているところによると、「ヴァイオリンとピアノが対等な立場で語り合うことを大切にした」とのことで、両者の雄弁で自由な音の対話が印象的だった。<br />　アンコールは、ワイゲルが編曲したという「さくら」が奏され、日本の美が新たな面を見せ、のびやかな変奏がコンサートの終わりを飾った。<br /><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191746323.html</link>
      <title>堀内　亮</title>
      <pubDate>Tue, 14 Jul 2026 22:28:09 +0900</pubDate>
      <description>　武蔵野音楽大学を卒業後、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院に留学し、7年半をイタリアで過ごしたというピアニストの堀内亮が、9月30日に東京オペラシティリサイタルホールで「ロマンティシズムの変遷」と題したリサイタルを開く。　今日はその話を聞きに、音楽之友社まで出かけた。　話はイタリア時代のこと、チッコリーニやナウモフから受けた教え、そして今回のプログラム構成に関してと、さまざまな話題に広がった。　ベートーヴェン:幻想曲、リスト:6つのコンソレーション、スペイン狂詩曲、レスピー..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　武蔵野音楽大学を卒業後、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院に留学し、7年半をイタリアで過ごしたというピアニストの堀内亮が、9月30日に東京オペラシティリサイタルホールで「ロマンティシズムの変遷」と題したリサイタルを開く。<br />　今日はその話を聞きに、音楽之友社まで出かけた。<br />　話はイタリア時代のこと、チッコリーニやナウモフから受けた教え、そして今回のプログラム構成に関してと、さまざまな話題に広がった。<br />　ベートーヴェン:幻想曲、リスト:6つのコンソレーション、スペイン狂詩曲、レスピーギ:グレゴリオ聖歌による3つの前奏曲、リャブノフ:ピアノ・ソナタへ短調というプログラムで、とりわけイタリアに留学してから目覚めたというレスピーギの話が興味深かった。<br />　プログラムに関しては四季を意識し、自身の抱いている思いにより「冬から始まり、春、夏、秋、冬で終わりを告げる」という構成だそうだ。<br />　これはとても面白い企画で、「ぜひ、プログラムにその意図を書いてください」といってしまった。<br />　「音楽の友」の原稿でも、そのユニークな曲目にまつわる四季の移り変わりに関して綴るつもりである。<br />　レスピーギの作品はなかなか演奏される機会に恵まれないが、堀内さんのレスピーギに寄せる熱き想いはとても興味深く、もっとたくさんの作品を紹介してもらいたいと思う。スカルラッティも大好きだそうだから、イタリアンカラーを前面に押し出して、レスピーギとスカルラッティのプログラムはいかがだろうか、私もスカルラッティが大好きだから、そういう曲をナマで聴いてみたい。<br />　今日の写真は、インタビュー後のワンショット。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5116.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5116.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5116-thumbnail2.JPG" width="258" height="320"></a><br />　<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191744820.html</link>
      <title>室井摩耶子</title>
      <pubDate>Sun, 12 Jul 2026 22:28:45 +0900</pubDate>
      <description>　7月5日、ピアニストの室井摩耶子が天に召された。享年105。　生前、何度か成城のご自宅にインタビューに出かけたが、いつもとてもにこやかに雄弁に質問に答えてくれ、いろんな話を聞くことができた。ひとつ心残りなのは、お料理を教えてもらえなかったこと。サバ寿司を教えてくれるといってくれたが、それがかなわぬこととなってしまった。　今回は、2008年に「ムジカノーヴァ」でインタビューした記事を紹介し、追悼文に替えたいと思う。謹んでご冥福をお祈りいたします。「生涯現役のピアニスト」という..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　7月5日、ピアニストの室井摩耶子が天に召された。享年105。<br />　生前、何度か成城のご自宅にインタビューに出かけたが、いつもとてもにこやかに雄弁に質問に答えてくれ、いろんな話を聞くことができた。ひとつ心残りなのは、お料理を教えてもらえなかったこと。サバ寿司を教えてくれるといってくれたが、それがかなわぬこととなってしまった。<br />　今回は、2008年に「ムジカノーヴァ」でインタビューした記事を紹介し、追悼文に替えたいと思う。謹んでご冥福をお祈りいたします。<br /><br />「生涯現役のピアニスト」という姿勢を貫き、コンサートやレコーディングのみならず、後進の指導も積極的に行っている室井摩耶子。テレビやラジオにも出演し、パソコン習得にも意欲を燃やす。その前向きなエネルギーはとどまるところを知らず、常にチャレンジあるのみという姿勢を崩さない。そのポジティブな精神が演奏に全面的に現れ、聴き手を元気にさせてくれる。さて、その素顔は…。<br /><br />「みなさん、よく私の演奏を聴いてエネルギーをもらったといってくださるんだけど、私は弾く側ですから、正直いってそれがよくわからないの。そんなに活力を与えるようなこと、何もしていないんですけどねえ(笑)」<br />　この自然さ、謙虚さ、おだやかさ。澄んだ高音のトーンをもつ美しい声で流れるごとく話す。その語りは彼女の音楽にも通じ、人の心を瞬時にとらえる、ある種の引力の強さを内包している。しかし、押し付けがましさや説得するような雰囲気は皆無、あくまでも聞き手とのコミュニケーションを楽しむ、というスタイルが根底に横たわっている。<br />この室井摩耶子の語りを含んだ「音楽を聴きたいって何なの？」と題した「トーク&コンサート・シリーズ」が95年からスタート、すでに18回を数える。いまや、人気の高いシリーズとして定着した感がある。<br />「最初、トークはちょっとためらっていたんです。でも、徐々にみなさんが期待してくださるようになり、ここまで続けてきました。でも、15分から20分のトークがいいなんていわれると、また少し困惑気味。だって、何年間もかけて練習で積み上げてきた演奏のほうが余程価値があるでしょう。トークはあくまでも聴衆との会話の導入ですね」<br />　彼女は、演奏は人々との会話だと考えている。「音」が媒介となる会話。楽譜に書かれた音符は作曲家が五線紙に綴った音の詩であり、小説であり、また戯曲であるという考え。それを演奏家である自分が音として蘇らせ、聴き手の心に音の会話として届ける。<br />「譜面というものは、読めば読むほど新しい発見がいくつも出てくるものなんです。もう80年もピアノを弾いているのに、いまも日々新たな発見がある。それをほんのひとつ見出しただけで、私は限りない喜びに満たされ、この上ないうれしさに心が踊るような気持ちになり、天に飛翔していくような感覚にとらわれるの。この喜びがずっと私を音楽に結びつけてくれたのだと思います。そして音楽がエネルギーを与えてくれたのでしょうね。作曲家に感謝しています」<br />　幼いころから、本人いわく「お転婆」だった。新しいことや面白いことに興味を抱き、好奇心に満ち、冒険好きで楽天家だった。電車の踏み切りでも、危険を顧みずに上下の電車が行き交う間に立って、駅員さんに怒鳴られたりもした。それを「今日、面白いことがあったの」と母親に報告するような子だった。<br />音楽に関してもただ音符を楽譜通りに弾くのでは物足りず、いつも「この作品は何を表現したいのか」と疑問を抱き、納得いくまで追求する性格だった。それが、音楽大学の入試のときに演奏したモーツァルトの作品で疑問の頂点に達する。モーツァルトをいかに弾いたらいいのか、自分には何かが足りない、そう感じ、先生に質問した。<br />「当時はいまと違って先生に質問などする生徒はいませんでした。でも、私はモーツァルトってどういう音楽なんですか、と聞いたんです。すると、困り果てた先生からは真珠の粒のようなきれいな音楽だという答えが戻ってきました。そんなこといわれたって、わからないじゃない(笑)」<br />　これがきっかけとなり、現代の楽器で現代のピアニストが弾くのだから、いまの時代の作曲家、同時代の作品を弾いたほうが理解できると考えた。そしてサティやデュカスをはじめとする作品を徹底して学び始める。やがて「現代音楽の室井摩耶子」と評されるようになった。しかし、モーツァルトやベートーヴェンに対する強い思いは変わることなく、作品が生まれたヨーロッパに留学しようと決心する。折しも、ウィーンではモーツァルト生誕200年に湧く時期だった。<br />「ここでカール・ベームが指揮するモーツァルトの交響曲第40番を聴いたの。そのときに、ああモーツァルトはこういう音楽だったのかとわかった。ウィーンには4か月いたけど、それでモーツァルトがすべてわかるはずもない。その後、ベルリンで勉強を続けたわけ。ここでは主としてベートーヴェンを学びました。海外と日本の先生の教えかたの相違もわかり、次第に自分の音楽家としての方向性が決まっていきました」<br />　留学先で学んだことは、音楽だけではなかった。日本からの留学生はとかく日本人だけでまとまりがち。そこから少しでも離れる人はいじめなどに遭う。室井摩耶子も、マイペースの個性派ゆえ、何度もいじめに遭遇した。<br />「最初はどう対処していいか、本当にわかりませんでした。陰湿な意地悪をされると、やはり気持ちを立て直すのが大変です。でも、あるとき決心したんです。私はこんなことに時間を割くために留学したんじゃない。音楽を学びにきたんだ、よしっ、音楽に集中しようって。そう思えるまでは忍耐の日々でしたが、気持ちが決まった時点で、いろんなことが聞き流せるようになった。もう音楽だけに目を向けられるようになったんです」<br />　この強い意志が彼女を成功に導いたのだろう。これは現代社会に生きるあらゆる人々に当てはまることである。苦難に遭遇したときに自分をどう立て直すか、前に進むことができるのか、みんなが悩んでいる。そんなとき、室井摩耶子の前向きな生きかたそのものが、私たちに勇気を授けてくれる。人間関係でストレスがたまったとき、学校や仕事場でうまくいかなくなったとき、彼女の勇気を思い出してほしい。演奏に耳を傾けてほしい。きっと前に進む力が湧いてくるはずだ。<br />もちろん、音楽に関しても多くのものを得た。「もっと先に進んでいけ」と毎回いわれたことが一番印象に残るという。<br />「ヨーロッパにいって驚いたのは、この言葉を常にいわれたことね。音楽は次から次へと進んでいくものという意味。先生は、理屈はいわない。音楽の基礎をしっかりと踏まえ、先生の助言を的確にとらえ、自分で考えることを要求する。この基礎というものが非常に大切。たとえば国際コンクールで優勝したチェリストで、ドヴォルザークのコンチェルトが立派に弾けても、スケールが弾けない人がいる。それでは認められない。音楽をきちんとつかまえて、音楽で話ができないと、つまらない演奏になってしまうから」<br />　室井摩耶子は、東京音楽学校(現・東京芸大)研究科時代にレオニット・クロイツァーに師事している。クロイツァーは基礎的なことを重視する人だった。レッスンはこまかく、とりわけppを大切にするという教えだった。<br />「ヨーロッパのピアニストは、大抵pやppを大切にするわね。日本人が何も考えずに音量上げて弾くと、もっと静かに、大きな音を出すなと指摘する。ニュアンスを大切にする教えなの。そして最後の音を静かに終わらせ、音符と音符の間のスウィングの感覚を重視する。これは人間が語る言葉と同じなのよ。それでね、というときの“ね“の音は大きくしないでしょ。次の言葉に期待させる。“ね“を平板に大きく何のニュアンスももたせずに安易に発音してしまうと、文章自体がつまらないものになってしまう。音楽も同様で、休符の前の音や5度から1度への移行、不協和音から協和音に移るときなど、ひとつずつこまやかな配慮をもって演奏しなければならない。それをさまざまな偉大な先生たちから学びました。いま、それらの教えを反芻し、じっくりと自分のものにしているところです」<br />　この年になってようやくわかることがあるのよ、遅いわねえと、彼女はおだやかな笑みを見せる。なんと心温まる言葉だろうか。人間は一生勉強することが大切とよくいわれるが、まさに室井摩耶子のピアニストとしての歩みはそれである。しかも、肩肘張ったところが微塵もなく、勉強を楽しんでいる。この楽しさは一体どこからくるのだろうか。それは、8月30日に浜離宮朝日ホールで行われるトークコンサート「壮大な音の殿堂　バッハの真髄」のプログラムに表れている。<br />「多くのピアニストにとって、バッハはインヴェンションなどから入るため、どうしても学習的な意味合いから抜け出せない。私もそうでした。でも、じっくり勉強していくと、平均律のたった2ページのプレリュードのなかに、いい尽くせぬほど多くのドラマが詰まっていることに気づく。バッハは確固たる音の原理に基づき、形式を重視し、すばらしく情感豊かな音楽を作り上げた人。それが子どものころはわからないのよね。私もいまようやく、バッハの作品の血となり肉となるものに少し近づくことができたの。本当に楽しいわよ。それをリサイタルで表現したいの」<br />　たとえば「イタリア協奏曲」。これは各々楽章がまるで異なる構成や形式をもち合わせ、多彩な色合いを放つ作品である。<br />「第1楽章はバッハのイタリアへのあこがれを表すような明るさが見られます。これに続く第2楽章は、とても難しい。アンサンブルの上にメロディが美しく乗っていく。演奏は大変。単なるきれいさを超越したものを表現しないとならないからです。そして静かに終わり、第3楽章は自然な息遣いで開始しなくてはなりません。自然な呼吸でね。バッハは本当に奥深い作曲家だと思います」<br />　ペダルに関しても、緻密さを要求されるバッハ。しかし、バッハの話題になると、日々新しい発見に遭遇している彼女の表情が一層輝き、前向きになった。これまで数々のライヴ録音でも高い評価を得ているが、きっと真夏に演奏されるバッハは、外部の暑さをしのぐほど熱く燃える音楽になるに違いない。<br /><br />心に残る恩師の言葉<br /><br />　ヴィルヘルム・ケンプは1957年以来、南イタリアのポジターノで講習会を開き、多くの門下生を育成していました。私がここで受講したときにもっとも印象に残ったのは、楽譜のこまかな読みです。ある部分を演奏したときに、「そこ、タイじゃない?」とおっしゃった。タイは次に進みたいのに、一瞬止まる。それから離れたときにスッと自然に次に流れるように音楽が進んでいかなくてはなりません。それをケンプは指摘した、その大切さを。以後、私はひとつの記号もおろそかにしてはいけないと考えるようになりました。<br /><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>インタビュー・アーカイヴ</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://yoshikoikuma.sblo.jp/article/191740975.html</link>
      <title>ハーゲン・クァルテットwith北村陽</title>
      <pubDate>Tue, 07 Jul 2026 22:30:11 +0900</pubDate>
      <description>　長年第一線で活躍を続けてきたザルツブルク出身のハーゲン・クァルテットが、2026年7月の日本ツアーを最後に、その務活動に終止符を打つことになった。　7月5日にはミューザ川崎シンフォニーホールでチェロの北村陽を加えた形でリサイタルが行われた。　プログラムは、シューベルトの弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」で幕開け。弱音の美しさと繊細さ、内面的な表現が際立ち、4本の弦のそれぞれの響きが明快に聴こえてくる。　ちなみに、この作品はハーゲン・クァルテットのデビュー盤に取り上げら..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　長年第一線で活躍を続けてきたザルツブルク出身のハーゲン・クァルテットが、2026年7月の日本ツアーを最後に、その務活動に終止符を打つことになった。<br />　7月5日にはミューザ川崎シンフォニーホールでチェロの北村陽を加えた形でリサイタルが行われた。<br />　プログラムは、シューベルトの弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」で幕開け。弱音の美しさと繊細さ、内面的な表現が際立ち、4本の弦のそれぞれの響きが明快に聴こえてくる。<br />　ちなみに、この作品はハーゲン・クァルテットのデビュー盤に取り上げられたもので(ドイツ・グラモフォン)、それをラスト・コンサートにもってくるほど彼らにとって大切な作品となっていることがよくわかった。<br />　ひとつひとつの音が磨き抜かれ、絶妙のアンサンブルが展開され、長年一緒に演奏してきた呼吸の合い方が歴史を感じさせる。<br />　後半は、北村陽が第1チェロを担当するシューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調。リハーサルでしっかり音合わせをしたであろう北村陽の自信にあふれた演奏を聴くことができ、たのもしさが感じられた。<br />　翌日、昨日のお昼になるが、その北村陽にインタビューすることになった。<br />　もちろん、話はハーゲン・クァルテットとの貴重な共演から始まり、5月のエリザベート・コンクール入賞の話題へと移り、以前も聞いたことがあるが、現在ベルリンで師事しているイェンス=ペーター・マインツの教えにも触れ、さらに今後視野に入っていることへと広がった。<br />　北村陽は本当に幼いころから知っているが、会うたびにぐんぐん成長し、人間的にも音楽的にも伸びゆく状況を見せてくれ、のびしろの大きさを感じさせる。このインタビューでも、いろんな質問に真摯に対応し、性格のすばらしさを示してくれた。<br />　このインタビューは、次号の「音楽の友」に掲載される予定である。<br />　今日の写真は、インタビュー後のワンショット。<br /><br />　<a href="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5114.JPG" target="_blank"><img border="0" alt="y5114.JPG" src="http://yoshikoikuma.sakura.ne.jp/sblo_files/yoshikoikuma/image/y5114-thumbnail2.JPG" width="288" height="320"></a><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>クラシックを愛す</category>
      <author>伊熊よし子</author>
          </item>
      </channel>
</rss>
