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フジコ・ヘミング

 フジコ・ヘミングが天に召されてから、はや2年。未発表録音を含む音源が見つかり、命日を記念して新たなアルバムがリリースされた。
 そのライナーを担当し、ビクターのHPにもコメントを寄せた。
 それがWEBで公開されている。ぜひ、読んでくださいね。

 https://miqqe.jp/column/eternal-campanella/
posted by 伊熊よし子 at 16:57 | 情報・特急便

シャルル・リシャール=アムラン

 私は「大人の音楽」を演奏するタイプのピアニストが大好きなのだが、2015年のショパン・コンクールで第2位に輝いたカナダのシャルル・リシャール=アムランもそのひとりだ。
 2016年の初来日時にはインタビューも行い、以来ずっと演奏を聴き続けてきた。
 昨日はヤマハホールでリサイタルがあり、前半はショパンのノクターン3曲、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」より「月の光」に続いてベートーヴェンのソナタ「月光」が演奏された。
 後半はショパンの「スケルツォ」を4曲。
 ずっと聴き続けているが、彼の美点である美しく成熟した音と磨き抜かれた技巧、自然で深々とした表現力はいっさい変わることがない。
 しかも、年々それらがより高みへと昇りつめ、いずれの曲もごく自然体で洞察力が増している。
 リシャール=アムランのピアノに向かう姿勢も大切で、彼はからだのどこにも余分な力が入っていない、完璧な脱力が出来上がった姿勢で演奏していく。もちろん、ペダリングも自然だ。
 こういうピアニストの演奏をヤマハホールの親密的な場所で聴くと、やはり音のひと粒ひと粒がリアルに心身に届けられ、感動が深くなる。
 これからもずっと長く聴いていきたいピアニストだという思いを新たにした。
 
posted by 伊熊よし子 at 22:55 | 日々つづれ織り

鈴木優人

 「音楽の友」の取材で、鈴木優人のインタヴューを行った。
 彼には何度か取材を続けているが、いつも幅広い話題があり、にこやかに対応してくれる。
 今回は音楽家の自画像というようなテーマで、いま鈴木優人が挑戦していること、今後の課題、音楽祭での現状などを中心に話を伺った。
 ただし、話題はどんどんふくらんで多岐に亙り、人生論のような様相を呈し、それがとても興味深かった。
 優人さんは昔から苦手とすることがいくつかあり、それを克服していく過程がおもしろかった。
 人間関係に関しても、大いに参考になることばやそれに対する姿勢を伺うことができ、「なるほどねえ」と思うことが多く、編集者のKさんと、「この面をクローズアップしよう」ということになった。
 今日の写真は、音楽之友社の会議室の外にある花壇の一角で。パッとすわって「こんなのどお?」とポーズをとってくれ、ふだんはみんなが立っているのに、これは珍しいポーズだ。

 y5095.JPG
 
posted by 伊熊よし子 at 23:37 | クラシックを愛す
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