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オヤマダアツシさん

  音楽ライターとして活躍したオヤマダアツシさんが、9月3日に亡くなった。
  いつも柔らかな笑顔を見せ、おだやかな物腰で、けっして激することがなかった。
  私はすぐに感情が顔に現れてしまうため、そんな平常心を保っているオヤマダさんがうらやましかった。
  数年前、長野市芸術館で半年に渡り、月に1度のペースで講演を行ったとき、次の講師がオヤマダさんだった。
  すると、彼は「伊熊さんの講義を聞いておきたくて…」といって、最終回にわざわざ長野まで足を運んでくれた。
  「そもそも会」というトークを中心とした会の第1回のゲストに呼ばれたときも、一番うしろの席にすわり、私のトークがすべて終わって質疑応答に移ったときに、質問をしてくれた。
  いつも彼に会うと、「伊熊さん、いまどんな物を書いているの?」とか「何か新しい計画を考えている?」などと聞いてくれ、私も同様のことを尋ね、いろんな話をした。
  イギリス音楽を中心にさまざまな音楽に造詣が深く、いろんなことを教えていただいた。それもごく自然にやんわりと、知識をひけらかすことなく、楽しそうに…。
  オヤマダさんは、早寝早起きがモットーだった。完全に夜型の私とはまったく異なり、「どうしたら朝からシャキッと仕事が始められるの?」と聞くと、「まあ、人それぞれだから」と笑ってはぐらかされた。
  本当におだやかで心が広く、優しい人だった。
  謹んでご冥福をお祈りいたします。
posted by 伊熊よし子 at 21:29 | 日々つづれ織り

牛田智大

  9月に入り、ようやくコンサートが少しずつ動き出した。
  もちろん、聴き手も関係者もみなマスク着用、手洗い消毒、ソーシャルディスタンスを厳格に守ってということで、ホールはかなり人数制限が行われている。
  9月9日には銀座のヤマハホールで牛田智大ピアノ・リサイタルが開かれ、久しぶりに聴きに行くことになった。
  プログラムはJ.S.バッハ「イタリア協奏曲」からスタート。ゆったりしたテンポで、ひとつひとつの音をていねいに弾き込んでいく。
  その後はオール・ショパン・プロ。夜想曲第16番、ピアノ・ソナタ第2番「葬送」、ワルツ第5番、ポロネーズ第6番「英雄」が前半。後半は「3つのマズルカ」作品56、「幻想曲」、バラード第1番と続き、「舟歌」で締めくくった。
  牛田智大の演奏はデビュー当初から聴き続けているが、今回は大きな成長を遂げた彼の演奏を耳にすることができた。
  彼は近年、ワルシャワの先生に就いてショパン他をじっくり勉強している。
  今年のショパン国際ピアノ・コンクールは来年に延期となってしまったが、ぜひ来年はワルシャワの地で自信をもってショパンを披露してほしい。
  この公演評は、ヤマハ「ピアノの本」に書く予定になっている。
  今日の写真は、プログラムの裏表紙。

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posted by 伊熊よし子 at 22:20 | クラシックを愛す

佐藤美枝子

  先日、佐藤美枝子のヤマハのWEB「音遊人」のインタビュー記事をアップしたが、続いて朝日新聞のWEB「論座」に記事がアップされたので、URLを貼り付けたいと思う。


  これはヤマハのインタビューとは別の日に行ったもので、こちらの方が文字数が多いため、彼女の生い立ちなどを綴っている。
  ぜひ、読んでくださいな。

  
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posted by 伊熊よし子 at 19:51 | 親しき友との語らい
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