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音楽のある展覧会

  いま、日本オーストリア友好150周年記念として、「音楽のある展覧会」―ウィーン楽友協会アルヒーフ展「19世紀末ウィーンとニッポン」と題した特別展覧会が開催されている(11月2日〜17日 ホテルオークラ東京 別館B2 アスコットホール)。
  19世紀末、ウィーンとニッポンの文化交流に関する貴重な資料が多数展示され、ブラームス、ブルックナー、リスト、J.シュトラウス、R.シュトラウスらウィーンに生きた作曲家たちの直筆楽譜や手紙などか公開されている。
  これまで知らなかったさまざまなことを知ることができ、作曲家の直筆などもじっくり眺めることができ、大いに知性を磨くことができる。
  特別写真展として「素顔のウィーン・フィル」という写真も紹介され、舞台裏でさまざまな表情を見せるウィーン・フィルのメンバーのユーモラスな表情を楽しむこともできる。
  なお、会場にはベーゼンドルファーの限定ピアノも展示され、そのピアノの蓋にはクリムトの絵が描かれていた。
  今日の写真は、その限定ピアノと、「素顔のウィーン・フィル」のタイトルとなっている写真。

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posted by 伊熊よし子 at 22:25 | 日々つづれ織り

アンドレス・オロスコ=エストラーダ

  一時期、若手指揮者が育たず、ベテランや巨匠と呼ばれる指揮者がクラシック界をリードしていたが、近年は各地から才能豊かな若手指揮者が次々に国際舞台に登場し、活況を呈している。
  いま、「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2019」で来日しているアンドレス・オロスコ=エストラーダもそのひとり。
  オロスコ=エストラーダは1977年コロンビア生まれ。ウィーン国立音楽大学で学び、その後ヨーロッパ、アメリカの名だたるオーケストラの首席指揮者を歴任。2020/2021シーズンからウィーン交響楽団の首席指揮者を務める。
  そんな若きマエストロにインタビューをすることができた。
  各地の異なる個性を備えたオーケストラを振ることの難しさ、コロンビアで過ごした子ども時代の音楽とのかかわり方、ウィーン留学時代からプロの指揮者として活躍する現代までのことなど、幅広く聞いた。
  オロスコ=エストラーダは、ものすごくエネルギッシュな話し方をする人。ずっと手を動かしながら早口でどんどん話を進めていく。
  ただし、その内容は非常に理路整然として、わかりやすい。しかも、ユーモアたっぷりである。
  話にぐんぐん相手を引き付けていくタイプで、オーケストラのメンバーにもこういう態度で接しているんだろうな、と思わせる。きっと、みんなに好かれるキャラクターなのだろうう。
  それがさまざまなオーケストラからオファーされる理由かもしれない。
「コロンビア人は、リスクを恐れないんだ。楽な人生は選ばない。ちょっとやそっとの困難にはめげず、果敢に挑戦していく気質なんだよ」
  このインタビューは、「音楽の友」他に書く予定になっている。
 インタビューが終わったとき、「僕の話、こんな内容で大丈夫? またいろいろ聞きたいことがあったら、いつでも話を聞きにきてね」といわれた。こんなことをいってくれる指揮者はなかなかいない。本当にナイスガイだ。
  もちろん、記事は音楽のことを中心に書くことになるが、それ以外の話もたくさん聞くことができた。
  たとえば、大好きなのはチョコレート。それもビターなチョコではなく、ミルクチョコの方がいいとか。
「一番好きなのは、マカデミアナッツの入ったチョコレートなんだ。もうこれに目がなくて…」
  そこで私が「マエストロがマカデミアナッツ入りのチョコが好きだと記事に書くと、きっと次は楽屋にそのチョコレートが山ほど届きますよ」というと、こんな答えが戻ってきた。
 「あっ、僕ね、そういうの断らない主義なんで。どうぞどうぞ、書いて書いて」  
  これには、居合わせた全員が大爆笑。最初から最後まで、とても正直で楽しい性格を示してくれた。
  まだまだ指揮者としては若手。でも、オペラでもシンフォニーでも引っ張りだこの人気指揮者である。とても前向きでリスクを恐れないこの精神は、きっとこれからガンガンスター街道を突っ走っていくに違いない。次回の来日情報も、情報解禁になったら、すぐに紹介したいと思う。
  11月13日には、ウィーン・フィルの演奏を聴きに行く予定である。
  今日の写真は、インタビュー後の2枚。黒一色で決め、スニーカーも黒だった。

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posted by 伊熊よし子 at 23:35 | アーティスト・クローズアップ

高崎芸術劇場

  昨日は、「家庭画報」の辻井伸行の連載記事の取材のために、高崎芸術劇場に出かけた。
  このホールは9月20日にオープンしたばかり。新幹線の高崎駅からペデストリアンデッキで直結され、徒歩約5分でホールに着く。
  外観はガラス張りで、内部がよく見える。かなり広い敷地に建っており、ゆとりを感じる。
  内部に一歩足を踏み入れると、まだ新築したばかりという特有の香りがただよい、あちこち見たくなってしまう。
  ケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィルのリハーサルを聴いたが、音響は自然でとてもいい。
  終演後、辻井さんに話を聞いたら、ピアノがとてもよい状態で、弾きやすかったという。
  ホールの内部はワインレッドに近い赤で統一。椅子も、壁も、天井も赤一色。それもけっしてしつこくなく、落ち着きを感じさせるレッドである。
  特に椅子の布に特徴があり、和のテイストを感じさせ、帯の布地のようだ。この椅子は、非常にすわり心地がよく、疲れない。
  ロビーも楽屋もカフェスペースも、すべて広々として、ゆったりとした雰囲気を感じさせる。
  高崎は、新幹線で東京から50分。こういう便利なアクセスのところにいいホールができると、クラシック界が活性化する。
  今日の写真は、ホール内部。1階は傾斜がゆるやかで、ステージがとても見やすかった。

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posted by 伊熊よし子 at 23:34 | 情報・特急便
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