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アレクサンドル・カントロフ

 これまで来日ごとに聴き続け、常に大きな感銘を受けてきたアレクサンドル・カントロフに、ようやくインタビューをすることができた。
 今回はクラウス・マケラ指揮コンセルトヘボウ管弦楽団との共演で、ブラームスのピアノ協奏曲第1番のソリストを務めている。私が聴きに行くのは、17日のサントリーホールである。
 カントロフは2019年にチャイコフスキー・コンクールにおいて、フランスのピアニストとして初の優勝者となった。当時22歳。
 来年は、日本でリサイタルが予定されている。
 今日は短時間だったが、来年のプログラムに関して、チャイコフスキー・コンクールのこと、マケラ&コンセルトヘボウ管との共演について、大好きだというブラームスについて、今後のピアニストとしての生き方から趣味まで幅広く聞くことができた。
 待ちに待ったインタビューゆえ、もっとたくさんのことを聞きたかったが、フランス人特有の早口で雄弁な語り口で、一気に話してくれた。
 ステージ上の表情からとても気難しいタイプかなと思ったが、私が最初に「どうしていつもあんなにたくさんのアンコールをするの?」と笑いながら聞いたものだから、「えーっ、多すぎる?」と彼も笑いながら話し、インタビューは終始にぎやかな楽しい雰囲気になった。
 今日のインタビューは「音楽の友」に書く予定である。
 写真はインタビューが始まる前のワンショット。まだちょっと表情が硬い(?)

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posted by 伊熊よし子 at 23:06 | マイ・フェイバリット・ピアニスト

ノ・イェジン

 先日、インタビューしたノ・イェジンの記事が「レコード芸術ONLINE」にアップされた。
 ぜひ、読んでくださいね。
  
 https://recogei.ontomo-mag.com/article/interview/p-31803/
posted by 伊熊よし子 at 14:30 | 日々つづれ織り

ボーダン・ルーツ&田村響

 11月8日、王子ホールでボーダン・ルーツと田村響のデュオ・リサイタルが開かれた。
 ボーダン・ルーツは、2004年ウクライナ生まれのヴァイオリニスト。現在はウィーン市立音楽芸術大学で学んでいる。2023年に、18歳でロン=ティボー国際コンクールで第1位を獲得した。
 今回は初来日で、2007年にロン=ティボー・コンクールで優勝した田村響とともに、バッハとイザイの無伴奏作品(ボーダンのみ)、グリーグ、ラヴェルのソナタ、サン=サーンスのワルツ形式の練習曲を演奏した。
 使用楽器はRカルロ・アントニオ・テストーレを貸与されている。
 演奏は完全暗譜、冒頭から集中力と緊迫感に満ちた演奏だったが、とても自然体で、すべての作品が完全に手の内に入っている安定感があり、21歳とは思えない堂々とした演奏だった。
 ピアノの田村響も、より成熟したピアニズムを披露し、両者の呼吸もピタリ。とりわけラヴェルのソナタが聴きごたえ十分、粋で洒脱で色彩感あふれるデュオだった。
 私はグリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番を聴くと、以前訪れたノルウェーのロストフ―スにあるグリーグの作曲小屋が脳裏に浮かんでくる。今回もあの幻想的なフィヨルドが思い出され、しばし心はロストフ―スに飛翔した。
 ボーダン・ルーツの演奏は、だいぶ前の初来日時に聴いたダニエル・ロザコヴィッチの演奏以来の若き才能に触れた思いがした。これからいかようにも変容する可能性を秘め、将来が楽しみな逸材だ。
 今回はリサイタル後の食事会にも招かれ、いろんなことを聞くことができた。田村響ともひさしぶりに会い、現在の様子を聞くことができた。
 今日の写真は、終演後のサイン会と、食事会のふたり。もっているのは生ガキだ。

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posted by 伊熊よし子 at 22:21 | クラシックを愛す
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