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ラ・ガッリーナ

 先日、取材でおじゃました荻窪のイタリアン、「ラ・ガッリーナ」で家族とともにディナーをいただいた。
 シェフの温かい人柄と居心地のよいお店の雰囲気、そしてどれをいただいてもすごくおいしいお料理で、このお店は私の行きつけになりそうだ。
 今日は北海道産のタコと姫伊予柑のサラダ、天然真鯛のソテーと魚介の裏ごしスープ、米沢牛のラグーソースのパスタを赤ワインとともにいただいた。
 シェフはイタリアで修行してきたそうだが、これらのお料理はまさにイタリアの味覚。私の心は、荻窪からフィレンツェやヴェネツィアに飛んで行った。
 調味料の使い方、スープの味付け、パスタのゆで具合、野菜の合わせ方などが、本当にイタリアそのもの。ひとつずつじっくりと味わいながら、これは何を使っているのだろうと吟味しながら味わうのも、大いなる楽しみである。
 デザートもすごく迷ったが、イチジクの赤ワイン煮とバニラジェラートとマンゴーのムース、アーモンドのスープをチョイス。
 これが大正解。とちらもちょっとずつ味見し、2種類食べた気分になった。
 そしてフォカッチャもお変わりするほど美味だった。もちろんエスプレッソも。
 最後に、シェフの栃木のご自宅の野菜畑でお母さんが栽培しているというハープティーをサービスしてくれ、これがさっぱりしてすこぶる印象的。本当はそのハーブを分けてほしいほどだった(笑)。
  今日の写真はレシピの数々。今度はランチに伺おうかな。

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posted by 伊熊よし子 at 21:45 | 美味なるダイアリー

ニュウニュウ

 ニュウニュウにはデビュー当初から取材を続けているが、会うたびに大きく成長した姿に驚きを隠せない。
 もちろん演奏面でもそれは顕著だが、精神的な成長が著しく、今回のインタビューでもひとつ大きな驚きがあった。
 それは、日本語の習得の速さである。
 以前も「日本語に興味がある」と語っていたが、今回会ったら、ほとんどこちらのいうことは理解でき、しかも流暢な日本語で返事が戻ってくる。
 1年ほど前からオンラインで日本語の勉強をしているそうだが、すでに親しい人とチャットもメールも日本語でできるという。
 おそらく耳がいいのだろうが、それ以上に才能と努力の賜物だと感じた。
 今回のインタビューは、新譜の「ライフタイム」(ユニバーサル、輸入盤)に関してだが、17曲のなかに自身の生き方、方向性を込め、「人生の旅路」を表現しているという。
 ロッシーニ、ベートーヴェン、プッチーニ、ショパンなどの作品に加え、ニュウニュウの編曲や作曲作品もあり、多彩な選曲だ。
 今後は指揮や歌にも興味があり、いま勉強中だという。
 「ブルーが好きなんだよ」といい、夏らしい淡いブルーのスーツを身に着けていた。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。このインタビューは次号の「音楽の友」に掲載される。

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posted by 伊熊よし子 at 16:50 | クラシックを愛す

大嶺未来&高橋多佳子

 ようやく対面のインタビューが増え、アーティストにじかに会って話を聞くことができるようになった。
 みんなマスクを外しているので、私も猛暑のなか息苦しいため、マスクなしで取材を行っている。
 先日は、大嶺未来と高橋多佳子が「ラフマニノフ・ピアノデュオリサイタル」(10月20日、東京文化会館小ホール)と題した演奏会を開くことについて、ふたりにインタビューを行った。
 このインタビューは次号の「音楽の友」に掲載予定である。
 ふたりの出会いからお互いの音楽性について、そして共演にいたるまでを聞き、そこから話はラフマニノフへの深き愛に発展し、終始笑顔の絶えない楽しい取材となった。
 大嶺未来はラフマニノフのピアノ作品全曲演奏を行っており、「ラフマニノフのダークで深々とした音楽」が好きで、自身の演奏もそうした傾向にあるという。
 一方、高橋多佳子は「実は、私はワルシャワ時代にラフマニノフ漬けの日々を送っていたんですよ」と告白。これには驚き、新たな発見があった。
 そんなふたりのラフマニノフへの思いは長年に渡るもので、その気持ちはずっと変わらないという。
 プログラムはラフマニノフの「2台のピアノのための組曲」第1番と第2番で、その間にチャイコフスキー(ラフマニノフ編)「眠れる森の美女」組曲が挟み込まれるという構成だ。
 大嶺未来は紫が好き、高橋多佳子はピンクが好きだそうだから、当日のステージ衣裳は紫とピンクのグラデーションとなりそう。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。さて、どんな気合の入ったデュオになるだろうか、楽しみである。

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posted by 伊熊よし子 at 14:10 | 日々つづれ織り
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