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2017年を振り返る

 11月下旬から12月初旬にかけて、音楽誌の「2017年を振り返る」という特集記事の原稿が相次いでいる。
 今年行われたコンサートベストテンや、CD&DVDのベストファイブなど、1年間を回顧する企画である。
 こういう企画の場合、ベストワンはすぐに思い浮かぶのだが、いくつか選ぶとなると、ノートを1月から順に見直して振り返り、記憶を呼び覚まさなくてはならない。
 こうして1年を振り返ると、さまざまな思い出が蘇ってくる。心に残るすばらしいコンサート、インタビューや取材をしたアーティストの演奏会、何度も聴き直した録音など、思い出は多種多様だ。
 もちろん、海外出張で聴いた演奏も印象に残っている。シドニーのオペラハウスのコンサートホールで聴いた辻井伸行の演奏、ソウルで聴いたフォルテ・ディ・クアトロの歌声。いずれも忘れがたいコンサートである。
 雑誌や新聞はかなり先の記事を書くため、もう2018年に気持ちが飛んでいく感じがする。
 しかし、12月はまだまだ来日アーティストが多く、20日ころまでコンサートが入っている。それから23日に長野市芸術館の講義に出かけると、あっというまに年末になってしまう。
 今年は、年末年始のお休みはとれるのだろうか。いつも間近になって、年末年始に仕上げなくてはならないものが舞い込んでくる。これが怖いんだよね(笑)。
 
 
  
 
posted by 伊熊よし子 at 22:42 | 日々つづれ織り

鶴屋𠮷信 本店

 京都の仕事部屋の近くに、和菓子の老舗、鶴屋𠮷信本店がある。
 この2階が菓遊茶屋、お休み処という和風カフェで、カウンター6席の生菓子実演コーナーがある。目の前で、熟練の職人が和菓子を作って出してくれるのである。。
 カフェは季節を感じる和の世界で、静けさとゆったりした時間の流れが心身を癒してくれる。
 ほとんどのお客さまが中庭をながめながら静かに語らい、日本茶をいただき、和菓子に舌鼓を打つ。
 この時期は、季節限定の栗ぜんざいがお薦めだ。自然な味わいで、からだも心もほっこりと温まる感じ。
 1階は和菓子のショップとなっており、おいしそうなお菓子がずらりと並んでいる。お正月は、ぜひこのお店のお菓子をいただきたいものである。
 東京では連日バタバタと走り回り、締め切りに追われ、ゆっくりお茶をいただくなどという時間はとても持てない。ここでは、時間が止まったような感覚を抱く。
 今日の写真は、鶴屋𠮷信の外観と栗ぜんざいと中庭の様子。

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posted by 伊熊よし子 at 23:58 | ゆったりまったり京都ぐらし

フィリップ・ジョルダンと樫本大進の共演

 今日は、フィリップ・ジョルダン指揮ウィーン交響楽団の演奏を聴きにサントリーホールに出かけた。
 プログラムは前半が、ソリストに樫本大進を迎えたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。ふたりは今回が初共演で、両者とも共演をとても楽しみにしていたようだ。
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、これまで何人ものヴァイオリニストの演奏を聴いてきたが、この名曲は聴くたびに新たな発見がある。今日も、第1楽章のカデンツァの部分で新鮮な感覚を抱いた。
 実は、昨日の午後、樫本大進にベルリン・フィル八重奏団の新譜「シューベルト:八重奏曲」(ウィステリアプロジェクト)に関して話を聞くため、インタビューを行った。
 彼は、サイモン・ラトルとのベルリン・フィルのコンサート、そしてフィリップ・ジョルダンとのウィーン交響楽団のコンチェルトと、続けて演奏を行っている。
 インタビューはベルリン・フィル八重奏団のことに関してだったが、もちろんベルリン・フィルのコンサートマスターとしての仕事、ソリストとしての活動、室内楽に関しても話題が広がった。
 このインタビューは、次号の「ぶらあぼ」に書く予定である。
 今日のコンサートの後半は、マーラーの交響曲第1番「巨人」。フィリップ・ジョルダンの指揮は躍動感にあふれ、エネルギッシュで、指揮台で踊っているよう。とりわけ、劇的な盛り上がりを見せるフィナーレがオーケストラとの絆の深さを物語り、輝かしい勝利の歌をうたい上げた。
 先日も書いたが、2020年シーズンよりジョルダンはウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任する。そんな勢いに満ちた、一気に天空に舞い上がっていくような雰囲気を感じさせる音楽作りだった。
 今日の写真は、インタビュー後の樫本大進。ベルリン・フィル八重奏団の新譜と一緒に…。

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posted by 伊熊よし子 at 23:52 | クラシックを愛す
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