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古部賢一

 日本を代表するオーボエ奏者のひとり、古部賢一には、長年インタビューの機会がなかった。
 だが、なんと20年ぶりくらいに昨日会うことができた。
 「音楽の友」の次号の「マリアージュなこの1本」に出演してもらったからだ。
  このページは、アーティストがリラックスするときとか、演奏後などに「この1本」のお酒をたしなむというコンセプトで、インタビュー記事と写真で構成されている。
  これまではアーティストにおなじみのお店を紹介してもらい、編集者、カメラマン、私がそこに出向き、取材をするという形だった。
  ところが、古部さんは大の料理好き。というわけで、彼の自宅での取材となった次第である。
  これは初めての展開。彼は撮影のために腕をふるい、いろんなお料理を作って私たち取材班をもてなしてくれたのである。
  まだ雑誌が出版される前ゆえ、詳細は控えるが、そのお料理はどれも絶品。素材の味を生かした薄味で、とてもヘルシー。
  インタビューと撮影が終わって食事会となり、深夜までワイワイと楽しい雰囲気で美味なるお料理の数々をいただいた。
  演奏中ももちろん真剣な表情だが、調理をしている古部さんもまた真剣そのもの。
  インタビューでも幅広い話が飛び出したため、その雰囲気を伝えるべく、いい記事を書かなくてはならない。
  今日の写真は、カメラマンのヒダキトモコさんの要求に応えてポーズを取る料理中の古部さん。
  もう1枚は、肉料理にも魚料理にも合うと、最近ずっと愛飲しているというロゼワインと共に。表情がシブいよねえ、我ながらいい写真だ(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 23:26 | アーティスト・クローズアップ

五山望

 京都といえば、駅前の京都タワーがシンボル的な存在である。

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 この京都タワーを間近に望むレストランが、駅直結のホテルグランヴィアの最上階にある鉄板焼「五山望」である。
 ここは牛肉がおいしいのはもちろんのこと、コースでいただくすべてのお料理がこだわりの一品。加えて、それぞれの器が実に個性的だ。
 京都の冬ならではのカブのポタージュは、大文字焼の絵が描かれた小ぶりのお茶碗のような器に入って供され、デザートまでこのレストランが窯元に依頼したというオリジナルの入れ物に入ってくる。
  目の前の鉄板で、鮮やかな手つきで野菜や魚・貝類などを焼いてくれる料理人の手元に見とれていると、ひとつずつゆっくり説明して目の前に運んでくれる。
  至福の時を過ごしていると、デザートと飲み物は「こちらにどうぞ」と窓側のテーブル席に案内され、そこでゆっくりと京都タワーと京都五山を望みながらいただくことになる。なんと粋な演出だろうか。
  今日の写真は、何品かあるなかで特に印象的だったカブのポタージュと前菜の魚の盛り合わせ。このお皿の手前に見えているのは、春菊のソースとか。自分では、とてもじゃないけど作れないわねえ。

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  それからお肉が出できたが、あまりにもおいしくて、半分以上食べてからの撮影となってしまった(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 23:00 | ゆったりまったり京都ぐらし

ニュウニュウ

 若きピアニスト、ニュウニュウは会うたびに大きな成長を見せ、驚くばかりだ。
 私は11歳のころから取材を続けているが、2018年9月に新譜をリリースし、そのときに久しぶりに会ったら身長180センチを超える大人のピアニストになっていて、いやはや年月の経つのは早いとビックリ。
「久しぶりに来日したら、みんなに”背が伸びたねえ”といわれ、驚きの声ばかり。僕自身はちっとも変っていませんが、子どものころに会った人は僕を見てビックリするみたいですよ」
  今回は1年半ぶりだったため、そう驚きはしなかったが、もっとも変化していたのはインタビューに対する受け答えのすばらしさである。
  ニュウニュウはとても礼儀正しく、どんな質問にもことばを尽くしてしっかり答えてくれるが、今回はいずれも精神性の高さを示す適格な返答で、大きな成長を印象づけた。
  このインタビューは、次号の「音楽の友」に掲載される予定である。
  もっとも印象深かったのは、ごく幼いころから「神童」といわれ、世界各地で演奏してきたことに対する自分の気持ちを率直に表現したこと。
 「とても複雑な人生で、ことばでは表現できないほど難しいことがあり、辛かった」と話す。
  でも、いまは各地で演奏することにより、音楽で人々とのコミュニケーションがとれることに大きな意義を感じているそうだ。
  いろんなことを聞いたが、最後にいわれたひとことが、私の脳裏に深く刻まれることになった。
「デビュー以来、ずっと温かくサポートをしてくれて、本当に感謝しています。僕はデビュー10周年を超え、また新たなる10年、20年を見据え、前向きに生きていきたいと思っています。10年後、20年後もずっと応援してくださいね」
  いやあ、困った。20年後…、なんと返事をしたらいいのだろうか。仕事をしているのか、生きているのかもわからない(笑)。
  若いアーティストにこういわれちゃうと、返答に窮する。
  一応、「健康に気をつけ、頑張ってみます」と答えておいたが、こんなことをいわれたのは初めてゆえ、いまでもずっとそのことばが頭から離れない。
  今日の写真は、インタビュー中のニュウニュウ。う〜ん、印象に残る日だった。

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posted by 伊熊よし子 at 22:49 | アーティスト・クローズアップ
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