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鈴木大介

 ギタリストの鈴木大介とは、会うたびに話が弾み、ついつい長くなってしまう。
 先日、今年の抱負や予定を聞くためにインタビューをしたが、そのときもあちこちに話題が飛び、予定の時間を大幅にオーバーしてしまった。
 このインタビューは、3月の「東京新聞」に書く予定にしている。
 彼は、今年はさまざまな初演が行われる記念の年になると語った。
 6月29日には、京都コンサートホールでクリスティアン・アルミンク指揮ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、タン・ドゥンのギター協奏曲「Yi2」の日本初演を行う。これは翌日の6月30日にはすみだトリフォニーホールでも演奏されることになっている。
 その他にも、今年は邦人作曲家の作品の初演が組まれていたり、さまざまなチャレンジが控えているという。
 鈴木大介は、つい先ごろとても印象深い新譜をリリースした。「Daisuke Suzuki the Best 2019」と題されたベスト・アルバムで、思い出の詰まった作品や編曲作品、初録音の曲も含まれている(ベルウッドレコード)。
 そのアルバムの選曲の話もとても興味深く、ますます話が長引いてしまった。このアルバムのなかでは、私の大好きなアグスティン・バリオスの「追憶のショーロ」が泣けるほど美しく、この話題に花が咲いた。
 なんでも、この曲は武満徹がこよなく愛した曲だそうだ。
 私は中米までは行ったことがあるが、南米には一度も行ったことがない。いまはセキュリティの面でかなり行きにくい状態になっているが、それでも南米に対する強い想いは変わらない。南米には印象深い曲を書いた作曲家がたくさんいて、そうした作曲家の足跡もたどってみたい。
 そんな話で盛り上がり、バリオスをはじめとする作曲家の話題で熱く盛り上がった。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。

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posted by 伊熊よし子 at 23:03 | 親しき友との語らい

ピーマンとパプリカの肉詰め

 一日中パソコンに向かっていると、からだがバリバリしてきて、眼精疲労にも見舞われる。
 こういうときはすぐにキッチンに向かい、冷蔵庫のなかを調べて何かいい食材がないかと探してみる。
 ありました、肉厚のピーマンとパプリカが。さあ、肉詰めを作ろう。
 まず、ピーマンとパプリカを半分に切って種を出し、内側に小麦粉を振っておく。玉ねぎのみじん切りをオリーブオイルでじっくり炒め、牛乳でしとらせたパン粉、豚肉赤身ひき肉、塩・こしょうを混ぜてピーマンとパプリカに詰める。
 鍋にブイヨンとトマトケチャップ少々、白ワイン少々を入れ、肉詰めを加えて弱火で約20分煮込む。
 お皿に盛って、サワークリームを添えれば出来上がり。
 こういうシンプルなレシピは、ご飯にもパンにも合い、ワインの友としても最高だ。薄味にしておくと、飽きなくていい。
 今日の写真は、出来上がったばかりの「ピーマンとパプリカの肉詰め」。肉厚なピーマンが手に入ったら、ぜひお試しを。

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posted by 伊熊よし子 at 23:15 | 親しき友との語らい

フォーレ四重奏団 インタビュー

 フォーレ四重奏団のメンバーは、ヴァイオリンのエリカ・ゲルトゼッツァー、ヴィオラのサーシャ・フレンブリング、チェロのコンスタンティン・ハイドリッヒ、ピアノのディルク・モメルツ。
 インタビューでは、23年間メンバーチェンジなしという仲のよさの理由を聞いたが、「私たちはあまり想像力豊かではないため、他のメンバーが考えられなかった」とジョークで答えられてしまった。
 確かに仲のいい4人で、音楽はもちろん、全員で何でもディスカッションして決めるのだという。
「私たちは弦楽四重奏団のように第1ヴァイオリンがすべてを握っているという形ではなく、学生時代からのつきあいだからすごく民主的。それぞれがソリストとしての自覚をもち、責任を担っている」とのこと。
 このインタビューは、次号の「intoxicate」に書く予定である。
 今回は、新譜のムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ディルク・モメルツ、グリゴリー・グルツマン編曲によるピアノ四重奏版)、ラフマニノフ:絵画的練習曲集「音の絵」よりOp.39-6、Op.39-2、Op.33-6、Op.39-7、Op.39-9 (ディルク・モメルツ編曲によるピアノ四重奏版)―ベルリン・クラシックスを中心に話を聞いた。
 主として編曲を行ったピアニストのディルクにその内容と経緯を聞き、弦楽器3人には編曲版の演奏について詳細を語ってもらった。
 彼らはジョークが大好きだそうで、だれかが話していると、隣でペチャクチャ冗談をいっている。それがもっともらしいから信じそうになると、「いやいや、いまのはほんジョークだよ」と一蹴されるという具合だ。
 音楽についてはもちろん真摯に話してくれ、さまざまな質問にことばを尽くして語ってくれたが、それでもずっと笑顔が絶えなかった。
 記事には、その音楽に対しての一途な思いを記したいと思う。
 チェロのコンスタンティンとヴィオラのサーシャは3人の子どもがいるそうで、休日は子どもと遊ぶのに忙しく、自分の趣味を楽しむ時間はなさそう。ピアノのディルクは、ミュンヘンの山岳地帯でパラグライダーを楽しんでいるそうだ。紅一点のヴァイオリンのエリカは裁縫が好きで、今回も来日中に日本の生地を求めてお店を回ったという。
 私は、学生時代からのつきあいだとしても、男性3人と女性ひとりではなにかと大変なのではないかと聞いたら、ケラケラ笑いながらこういった。
「あら、ちっとも大変なことないわよ。私は男きょうだいのなかで育ったから、慣れているの。3人は悪ガキみたいなもので、私がいつもひとまとめにしているのよ」
 そうか、姉御肌なのね、安心しました(笑)。
 フォーレ四重奏団は緊密で精緻で鍛えられたアンサンブルを聴かせてくれるが、素顔も見事なチームワークを感じさせた。
 今日の写真はその自然な笑顔の4人。左からピアノのディルク、ヴィオラのサーシャ、ヴァイオリンのエリカ、そしてチェロのコンスタンティン。ラフマニノフとムソルグスキーの編曲版は、聴き慣れた作品に新たな光を投げかけるもの。この版を演奏してみたいと思う人が現れるんじゃないかな。

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posted by 伊熊よし子 at 22:54 | 親しき友との語らい
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