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パスカル・ドゥヴァイヨン&村田理夏子

5月28日、東京文化会館小ホールで、パスカル・ドゥヴァイヨンと村田理夏子の「継がれていく宝飾品」と題したスペシャルピアノリサイタルが行われた。
 プログラムはブラームス、ラヴェル、リストの作品で、2台ピアノとソロ作品で構成されていた。
 当日はヤマハCFXが2台用意され、2台ピアノの演奏ではふたりが絶妙なアイコンタクトで呼応し合って、ホールを美しくエネルギッシュな音色で満たし、ソロにおいては小ホールの親密的な響きを存分に生かしたピアニズムに徹していた。
 このコンサートレポートは「ピアノの本」に書く予定になっている。
 最近は単行本に集中しているため、なかなかコンサートに出かけられないが、久しぶりにピアノ作品の多様な面を聴くことができ、心身が解放された。




posted by 伊熊よし子 at 22:57 | 親しき友との語らい

名倉誠人


 2024年10月28日に東京文化会館小ホールで開催された「名倉誠人60マリンバ・リサイタルV Aspirations:夢を追い続ける者」に関しては、コンサートレポートを綴ったが、5月25日(日)14時から神戸市立灘区民ホールにおいて「名倉誠人60第四回演奏会 Succession:次世代のマリンバ奏者と共に」と題したコンサートが開かれることになった。
 当日は作曲家・荻久保和明氏を交えて開演前にトークが行われる。
 プログラムは、東京公演でも取り上げられたベンジャミンC.S.ボイル、デイヴィッド・コンティにJ.S.バッハ、ドビュッシーが加わり、荻久保和明の「コラールとトッカータ」(世界初演)が披露される。
 名倉誠人のマリンバは、何度も書いているが、オーケストラのような多種多様な響きと、自然体でヒューマンな音楽性が特徴。聴き込むほどに心が解放され、癒され、いつも楽器の魅力に新たな発見を抱く。
 今回の神戸公演は、還暦記念のコンサートシリーズの最終回。名倉誠人と次世代を担う若きマリンバ奏者が共演し、新たな地平を拓き、未来への夢を音で奏でる。
 名倉誠人は委嘱作品に力を入れ、常に世界初演や日本初演の作品を発信し続けている。神戸でも、また新たな作品が世に送り出される。
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posted by 伊熊よし子 at 21:13 | 親しき友との語らい

トリオ・ヴァンダラー

 以前、ブログでトリオ・ヴァンダラーのインタビュー時のさまざまなトラブルを綴ったが、その記事が「intoxicate」のWEBにアップされた。
 私たちが交通トラブルで遅くなっても、彼らはすごく忍耐強く、リラックスし、真夏なのに灼熱の太陽が照り付けるなかで外の椅子にすわって待っていてくれた。
 本当に感謝、感謝である。
 ぜひ、読んでくださいね。


https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/39855

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posted by 伊熊よし子 at 14:30 | 親しき友との語らい
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