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横山幸雄

 横山幸雄には、何度インタビューをしているだろうか。
 もう数え切れないほど、さまざまな話を聞いてきた。だが、本人は「僕は過去のことはすぐに忘れてしまうんだよね」といって、私のインタビューで話したことも、ほとんど覚えていないという。
 でも、私は文章を書くからか、ほとんど覚えている。
 今回は、2024年1月14日に第一生命ホールで行われる「トリトン晴れた海のオーケストラ」の第14回演奏会に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番で登場するため、その話を聞いた。
 このコンチェルトについて、ベートーヴェンについて、そして晴れオケのコンサートマスター矢部達哉との長年に渡る交流についてなど、自由に楽しそうに語ってくれた。
 この記事は、トリトンアーツのHPに掲載される予定である。
 この日は、次いでもう1本インタビューが続いた。
「モダンピアノで弾くバッハとヘンデル」という内容で、こちらは「音楽の友」の最新号に掲載されている。
 今日の写真は、ご自宅のサロンにおいて、リラックスしてインタビューに応じる横山幸雄。

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posted by 伊熊よし子 at 15:39 | 親しき友との語らい

青柳晋

 2006年から毎年、青柳晋が自主企画リサイタルシリーズで行ってきた「リストのいる部屋」が、2023年HAKUJU Hallで最終回を迎える。
 今回はモーツァルト、シューマン、フォーレ、ブラームスにリストという組み合わせ。
 その話を聞きに、東京芸術大学の彼のレッスン室まで出かけた。
 インタビューでは、このシリーズを始めたきっかけから各回のプログラム構成に関して、またとりわけ凝った選曲を行ったときのことなど、いろんな話を聞いた。
 そこから話題は広がり、国際コンクールを受けたときのこと、いま審査員をする立場になったこと、今後の方向性まで多岐に渡り、趣味の話でもミリ上がった。
 青柳晋は、「いまはとにかく時間がなくて」といい、体験フェチだといってスポーツのさまざまな体験をするのが好きだそうだ。
 ただし、バンジージャンプなどは危険が伴うため、腰を痛めて仕事に影響が出るといけないため、自粛しているそうだ。
 動物も大好きで、時間があると犬や猫カフェからふくろうカフェまでめぐるといって、大笑いになった。
 このインタビューは次号の「ぶらあぼ」に掲載される予定である。
 写真は、レッスン室でピアノを弾く青柳晋。もう芸大で教え始めてかなり時間が経つ。最近は、学生がものすごく珍しい作品をユーチューブなどで見つけて、レッスンにもってくることが多くなったという。

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posted by 伊熊よし子 at 21:30 | 親しき友との語らい

キリル・ペトレンコ

 11月14日から26日まで、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が4年ぶりに来日公演を行う(全国6都市全10公演)。今回は2019年に同オーケストラの首席指揮者・芸術監督に就任したキリル・ペトレンコとのコンビによる初来日公演にあたり、Aプロ、Bプロという興味深い2つのプログラムが組まれている。
 10月10日、そのマエストロ・ペトレンコが、オンライン共同会見を行った。インタビュアーは池田卓夫さん、ドイツ語通訳は蔵原順子さん。約1時間に及ぶ会見で、ペトレンコは選曲に関すること、これまでの自身の音楽体験、現在の世界情勢まで、幅広い内容をことばを尽くして語った。 
 すでにさまざまなメディアで全内容が発信されているため、ここではそのエッセンスを紹介したいと思う。

 まず、BプロのR.シュトラウス「英雄の生涯」に関しては、「この作品は演奏者たちがもつものをすべて出すことができ、とても効果的で美しい作品だから」というのが理由だという。
 このBプロの最初の曲は、レーガーの「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」が組まれている。
「レーガーは演奏される機会のない作曲家ですが、存命中はシュトラウスのライバルとみなされていた作曲家です。レーガーを選んだのは、ひとつのプログラムのなかで、シュトラウスとのコントラストをなす作品だと考えたからです」
 Aプロのブラームスの交響曲第4番は、ペトレンコが以前務めていたマイニンゲン州立歌劇場のオーケストラが作曲家の指揮で世界初演をしている。それに関しては…。
「オーケストラのアーカイヴには、第4番の世界初演が行われたパート譜が残っています。日本公演の前にもう一度マイニンゲンに足を運び、古い譜面を研究したいと思っています」
 Aプロにはベルクの「オーケストラのための3つの小品」が登場する。
「ベルクのこの作品はとても難しく、あまり演奏される機会がなく、これを日本にもっていくのは勇気のいることでした。非常に構成が大きく、マーラー以外は使わないハンマーなども第3楽章の《行進曲》で使用しています。これは黙示録的な音楽ですが、現在の私たちの世界情勢を見ると、こんなに今日的な音楽はないと思うくらいです」
 今回は、アマチュアを交えたプロジェクトも立ち上げ、若手の育成にも意欲を示している。
 さらに自身の両親のルーツなども紹介し、いま世界で起きている戦争に対して非常に心を痛めていると苦難の表情を浮かべたが、「でも、平和を信じていますし、私たちはいい音楽を演奏することに集中します」と明言した。

 ベルリン・フィルの100人を超す団員は各人がソリスト級の腕前の持ち主で、まさに精鋭集団。圧倒的な名演を披露する。コンサートマスターの樫本大進によると、みんなは終演後も音楽の話ばかりしていて、いま終わった演奏について話が止まらないという。よくオーケストラは本拠地のホールで音が磨かれるというが、フィールハーモニーは音響のよさで定評があり、サントリーホールのお手本となっている。ステージを客席が囲むヴィンヤード型で、大ホールは2440席。その演奏の醍醐味を来日公演で遺憾なく発揮する。ペトレンコとオーケストラが練りに練ったこだわりのプログラムで、彼らの絆を堪能したい。













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posted by 伊熊よし子 at 22:42 | 親しき友との語らい
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