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浅間山の山荘近くのお店探訪

 先日、浅間山の山麓にある友人のKさんの山荘を訪れたとき、彼女が御代田町から軽井沢までクルマで案内してくれ、さまざまなお店を訪ねることができた。
 なかでも印象的だったのが、別荘族がこぞって買いに来るというこだわりのお肉屋さんと、朝食時しか開いていないというカフェ、そして洋服から古書、文房具、キッチン用品まで多種多様なものを販売している雑貨店。
 それぞれがとても魅力的な外観を備え、あまりにも周囲の風景とマッチしているため、知らなければ通り過ぎてしまうような自然と一体となった店構えをしている。
 ひとつひとつのお店でゆっくり時間をかけて商品をながめ、都心とはまったく異なる時の流れのなかで心が癒され、「こんな時間の過ごし方もあるんだ」と、しばし呆然としてしまった。
 Kさんのお薦めは、キャボットコーブというモーニング専門のカフェ。着いたその日は夜中まで飲みながらずっとおしゃべりしていたため、翌朝ゆっくり起きてこのカフェのラストオーダーのギリギリの時間に滑り込んだ。
 ここのパンケーキはとてもていねいに作られていて、自家製の小さな丸いソーセージが添えられている。この日の特別メニューであるクラムチャウダーも注文し、ポットで運ばれてくるコーヒーとともにいただいた。
 大型犬を連れてくるお客さんもいて、別荘地ならではの雰囲気を味わった。
 Kさんは時間の許す限り、2匹の猫をクルマに乗せて、この山荘にきているという。ストレスが吹き飛び、気持ちがゆったりするからだそうだ。
 私も1泊しただけで、すっかり心身が浄化された。またすぐにでも訪れたいと思ってしまった。
 実は、夜中まで飲みまくっていたため、明け方の5時ころに目が覚め、お手洗いにいった。すると、バスルームの小窓から光が射し込んでいる。
 小さなカーテンを開け、外を見てびっくり。ちょうど浅間山の稜線のところに朝日が昇ってきたのである。
「ウワーッ、すご〜い」
 私は、しばしその場にたたずみ、朝日をずっと眺めていた。大感激である。
 朝、起きてからKさんにその旨を報告すると、「ここから朝日を見た人は、あなただけよ。きっと強運の持ち主なのね」と、いわれてしまった。
 本当に短い滞在だったけど、いろんな意味で有意義なときを過ごすことができた。Kさん、ありがとう。ある種の力をいただきました。また、呼んでね。ちょっと図々しいかな(笑)。
 今日の写真は、お肉屋さんとカフェと雑貨店の外観。もうひとつ、おまけにパンケーキ。こういうところにいくと、いろんなものを買いたくなっちゃうから困るよね。

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posted by 伊熊よし子 at 22:14 | 親しき友との語らい

小林愛実

 先日、小林愛実にインタビューを行ったことを綴ったが、22日にはレコード会社のSさん、Mさんと私の3人で、小林愛実を囲んでお食事会を行った。
 赤坂の焼肉屋さんに4人が集まり、食べながら飲みながら、彼女の今後についてあれこれ話し合いをした。
 小林愛実とはデビュー以来のおつきあいになるが、仕事を離れてリラックスした雰囲気のなかで話すと、彼女の本音が出てくる。
 いまは日本とアメリカをひんぱんに往復し、勉強とコンサート、録音などを行っている多忙な身。カーティス音楽院では、同世代のピアニストや他の楽器の人たちと一緒に演奏したり、情報交換をしたり、お互いの演奏を聴き合っているそうだ。
 私は、愛実さんにはぜひヨーロッパに留学して、作品が生まれたところで研鑽を積むことを期待しているが、諸般の事情でまだそれは実現していない。
 今回のお食事会では、みんなが忌憚のない意見を出し合い、今後の彼女の方向性を話し合った。
 若きアーティストはいろんな悩みを抱え、方向を模索し、どの道に進んだらいいかを逡巡している人が多い。愛実さんも、これからじっくり考えると話していた。
 いろんなアーティストをデビュー当初から聴き続けていると、その人の人生の歩み、音楽家としての成長を見ることができ、興味深い。
 小林愛実も、ぜひいい方向に進んでほしいと願う。
 
posted by 伊熊よし子 at 22:47 | 親しき友との語らい

辻井伸行

 今年に入って何度か辻井伸行に会っているが、今日は「レコード芸術」のインタビューでレコード会社に出向き、話を聞いた。
 今回のインタビューのテーマは、2つの新譜について。ひとつは「CDデビュー10周年記念 スペシャルLIVEコレクション」。もうひとつはベートーヴェンの「悲愴」「月光」「熱情」(両方ともエイベックス)。
 これまで「家庭画報」のインタビューで、デビュー10周年に関してはさまざまなことを聞いてきたが、今日は「レコード芸術」の記事ゆえ、録音に焦点を絞った。
 両方の録音に収録されている作品について、ひとつずつそのときの思い出、録音時の様子、自身の感情、作品について、作曲家について、共演の指揮者やオーケストラについて、世界各地のホールについてなど、多岐に渡る質問を行い、彼はそれにひとつずつじっくりと答えてくれた。
「本当にこの10年間はあっというまでした。ずっと走り続けてきた感じで、いつも目の前のコンサートやレコーディングに集中して取り組み、気が付いたら10年たっていたという感じですね」
 これらの録音には、辻井伸行の10年間の歩みが刻印されていると同時に、彼の成長の過程が映し出されている。
 私もいろんなところで演奏を聴き、インタビューを行い、国内外で取材を続けた10年間だった。
「また、これから20周年、30周年に向けてもっといい演奏ができるように頑張ります!」
 前向きなことばを聞き、外の寒さを忘れる思いがした。本当に今日は空気が冷たく、レコード会社に着くまで、顔が痛いほどだったから。
 写真は、インタビュー後の1枚。「じゃ、次はリヴァプールで会いましょうね」といって、インタビュー会場をあとにした。

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posted by 伊熊よし子 at 22:32 | 親しき友との語らい
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