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森 麻季

 ソプラノの森麻季が、ワシントン・オペラへのデビューから20周年を迎え、記念アルバムをリリースする。
 題して「至福の時〜歌の翼に」(2枚組、9月12日発売、エイベックス)。
 イタリアの古典歌曲ドナウディからシューマン、シューベルト、カッチーニ、ラフマニノフ、アーン、フォーレまで多岐に渡る選曲で、初のミュージカル・ソングも含まれている。
 先日、このアルバムに関してインタビューを行うためにレコード会社に出向き、さまざまな話を伺った。
 デビューから現在までの経緯、心に残る歌手の存在、大変な時期を乗り越えたときのこと、自分の声の成熟に合わせてレパートリーやオペラの役柄を慎重に選んでいること、アルバムの選曲に関してなど、彼女は熱心に語ってくれた。
 森麻季の歌声は、オペラなどをずいぶん聴いているが、とても透明感にあふれ、凛として、しかもぬくもりが感じられる。インタビューのときも、自分の歌声で人々の心に癒しと活力を届けることができたら、と熱く語っていた。
 このインタビューは、次号の「家庭画報」に掲載される予定である。
 今日の写真はインタビュー後のワンショット。やはり、オペラ歌手は華があるよねえ。

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posted by 伊熊よし子 at 21:32 | 情報・特急便

シュテファン・ヴラダー

 何年も会っていないアーティストに久しぶりに会うと、なんだか旧友に会ったようななつかしい思いに駆られることがある。
 ウィーン伝統のピアニズムを継承するシュテファン・ヴラダーもそのひとり。
 今日は、本当に久しぶりにヴラダーに会い、インタビューを行った。このインタビューは「ぶらあぼ」に掲載される予定である。
 彼は明日、浜離宮朝日ホールでリサイタルを行う。プログラムはオール・ベートーヴェン。ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」という、まさにベートーヴェンを得意とするヴラダーならではの選曲である。
 ヴラダーは2019年秋にコンサートを行うことになっているが、まだプログラムが決まっていないため、その外郭を攻めるようなインタビューとなった。
 ベートーヴェンの作品に関して、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の録音について、指揮を始めたときのこと、弾き振りに関することや現在の指揮活動について、今後のレパートリーや予定などを聞いたが、すべての質問に関してじっくりとことばを尽くして語ってくれた。
 実は、私はヴラダーがステージに現れるときの姿の美しさに魅了されている。背筋をピシッと伸ばし、膝を曲げずにスーッと流れるように歩を進めるのである。
 話の途中で、そのことを伝えると、「えーっ、自分の歩き方なんか意識したことないなあ。すでにステージに出るときから緊張し、集中しているので、ピアノのところまで歩いていくことに意識を向けたことはないですねえ」
 すかさず私が「じゃ、今度ビデオでも見て」というと、ニヤリとしていた。
 ヴラダーはいま、ピアニストとしての活動と指揮活動が半々だそうだが、指揮の割合を徐々に減らし、ピアニストとして、これまで演奏してきた作品をじっくり深めたいと力説していた。
 明日はリサイタルを聴きにいく予定にしている。久しぶりに聴くベートーヴェンが楽しみだ。
 今日の写真はインタビュー後の1枚。昔から顔の表情があまり変わらないよね。

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posted by 伊熊よし子 at 22:22 | 情報・特急便

デア・リング東京オーケストラ

 西脇善訓さんはレコード会社勤務を経て友人とレコード会社を設立し、プロデューサーとしてさまざまなCD制作に携わってきた。私は長年のおつきあいがある。
 その西脇さんが今度はデア・リング東京オーケストラを設立し、指揮者を務めることになった。すでに5枚の録音をリリースしているが、いよいよこのコンビによるコンサートが実現することになった。
 8月31日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」で16時開演である。プログラムはモーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、ベートーヴェン:「ロマンス」(ヴァイオリン独奏:森岡聡 指揮者なし)、ベートーヴェン:交響曲第7番。
 今日は、その西脇さんにデア・リング東京オーケストラの結成から現在まで、これまでの録音のこと、デビュー・コンサートのことなどをインタビューした。
 この記事は次号の「日経新聞」に書く予定にしている。
 西脇さんはホールをひとつの楽器に見立て、オーケストラのメンバーがそれぞれボウイングなどを自由に行い、指揮者のタクトを見て演奏するのではなく、各人が聴衆の方を向き、ホールの「空間力」を意識しながら演奏するという画期的なシステムを創り出した。
 それはバイロイトでワーグナーの音楽を聴いたことや、偉大な指揮者ミシェル・コルボの音楽の作り方などからインスパイアされ、自身の目指す響きをひたすら追求した結果だという。
 インタビューでは、目指す空間力について、熱く深く雄弁に語ってくれた。
 このコンサートはライヴ収録されることになっている。新たなオーケストラの響きが生まれる瞬間に立ち会うことができる。本当に楽しみである。
 今日の写真は、神宮前のレストランでランチをご一緒したときの西脇さん。コンサート、期待しています、頑張ってくださいね。

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posted by 伊熊よし子 at 23:26 | 情報・特急便
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