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奥井紫麻

 ちょうど1年前、若きピアニストの奥井紫麻にインタビューを行い(ヤマハWEB ピアニストラウンジ)、初々しい受けごたえにさわやかな印象を抱いたものだった。
 奥井紫麻は2004年5月生まれ。7歳より故エレーナ・アシュケナージに師事し、基礎をみっちりと学んできた。その恩師が亡くなり、チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院付属中央音楽学校からグネーシン特別音楽学校へと編入。現在はタチアナ・ゼリクマンに師事している。
 今日は、その新たな学校での様子、ゼリクマン教授の教え方、現在のレパートリーと今後の方向性など幅広く話を聞くことができた。
 1年前より雄弁になり、話題はいろいろな方面へと広がり、音楽ひと筋のまっすぐな生き方を存分に聞かせてくれた。
 このインタビューは「マスター・インタビュー」といわれるもので、これから音楽事務所と相談をしながら、さまざまな媒体に記事を展開していく形となる。
 奥井紫麻は、2019年1月19日に京都コンサートホール アンサンブルホールムラタでリサイタルが予定されており、J.S.バッハのイタリア協奏曲、ショパンの子守歌とバラード第2番、スクリャービンの2つの詩曲とワルツ作品38、ショパンの24の前奏曲がプログラムに組まれている。
 その作品に関しても、話をじっくりと聞くことができた。さらに、2019年2月3日には、ミューザ川崎シンフォニーホールで秋山和慶指揮東京交響楽団と共演し、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏することになっている。
 ゲルギエフ、スピヴァコフ、マツーエフらロシアの著名な音楽家にその才能を認められ、サポートを受けている14歳の逸材は、ロシアが大好きで、ロシア語を懸命に勉強し、いまや原語でプーシキンなどを読むという努力家でもある。
 ぐんぐん空に向かって伸びていく未来の大器、奥井紫麻。これからも情報が入り次第、そのつど紹介していくつもり。ぜひ、ナマの演奏を聴いてくださいな。キーシンが驚いたという豊かな才能の持ち主の演奏からは、若いエネルギーと躍動感、深い表現力が伝わってきますよ。
 今日の写真は、インタビュー後の1枚。

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posted by 伊熊よし子 at 22:33 | 情報・特急便

死せる菩提樹 シューベルト《冬の旅》と幻想

 桐朋学園大学学長、早稲田大学講師、毎日新聞学芸部特別編集委員の梅津時比古さんは、いつもコンサートなどでお会いする仕事仲間のひとりである。
 彼は数々の名著書で知られるが、多忙な日々の合間を縫って、常に新たな本の執筆に取り組んでいる。
 つい先ごろ、「死せる菩提樹 シューベルト《冬の旅》と幻想」(春秋社)と題した新刊を出版した。昨日は、朝日新聞社の「WEBRONZA」に掲載する記事を書くため、梅津さんにインタビューすることになった。
 しかし、「WEBRONZA」の吉田貴文編集長が子どものころからクラシックを聴いていて、大のクラシックファンだということが判明し、急きょ「梅津時比古×吉田貴文」による編集長対談に切り替えた。
 私が一応司会を担当し、おふたりに書籍に関して自由に話してもらう形で進めた。話題は本の感想から入り、シューベルトの天才性と孤独、「冬の旅」の奥深い内容、ミュラーの詩とシューベルトの音楽との絶妙なる連動、「菩提樹」の意味するところ、録音している歌手たちの話まで話題は広がり、有意義な内容となった。
 これを対談という形で原稿にまとめるわけだが、どのような流れにしたら読者が読みやすいか、私は終始それを考えていた。
 梅津さんの本は作品論からニーチェとのつながりまで多岐に渡り、後半は録音した歌手について綴られ、巻末には「冬の旅」のディスク一覧が掲載されている。
 また、WEBの記事がアップされたら、紹介しますね。
 今日の写真は、著者の梅津さん。

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posted by 伊熊よし子 at 22:47 | 情報・特急便

デア・リング東京オーケストラ

 先日、デア・リング東京オーケストラの創設者であり、指揮者を務めている西脇義訓にインタビューしたことはすでにブログに綴ったが、その記事が雑誌「GQ」のWEBに掲載された。
 記事は下記のURLで見られるため、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。

https://gqjapan.jp/culture/bma/20180809/der-ring

 8月31日のコンサートまで、あと2週間となった。西脇さんとオーケストラは、集中してリハーサルに取り組んでいるに違いない。とても楽しみである。
posted by 伊熊よし子 at 21:56 | 情報・特急便
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