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ショパン国際ピアノ・コンクール

  今秋、10月にワルシャワで開催されることになっていた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、1年延期すると発表された。
  主催する国立ショパン研究所によると、各国からの出場者、観客などの安全を十分に確保できない可能性があるとして延期に踏み切ったという。
  ショパン国際ピアノ・コンクールは1927年に第1回が行われ、5年に一度ショパンの生地ワルシャワで開かれてきたが、第2次世界大戦で中断したことがある。
  本来は、この4月にワルシャワで予備選が行われることになっており、それが9月に延期されていた。だが、それも不可能だと判断されたのだろう。
  コンクールは年齢制限が設けられているものの、来年は年齢制限を超えても出場でき、すでに完売となっているチケットも有効だそうだ。
  日本人を含む164人が予備選に参加することになっており、私のよく知っている若手ピアニストたちも参加を希望している。世界中の参加者が今秋に照準を合わせて日々練習を重ねてきたわけだから、きっと来年までモチベーションを維持するのが難しくなるに違いない。
  でも、なんとかこの時期を乗り越えて、ぜひ来年は大舞台で実力を発揮してほしいと願うばかりだ。
  写真は、ジェラゾヴァヴォーラのショパンの生家に建つショパン像。

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posted by 伊熊よし子 at 22:34 | 情報・特急便

マリアム・バタシヴィリ

 いまは自宅で過ごす人が多いと思うが、ジョージア出身の若手ピアニスト、マリアム・バタシヴィリがそんな人たちに向けて動画で演奏を届けてくれた。
  彼女には以前インタビューしたことがあり、そのときの模様とともにこの動画をヤマハのWEB「音遊人」に綴った。

https://jp.yamaha.com/sp/myujin/34209.html


 ぜひ、見てくださいね。

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posted by 伊熊よし子 at 21:17 | 情報・特急便

高雄有希

  今年は「音楽の友」の3月号の取材以来、若手ピアニストのインタビューが多くなっている。
  先日、6月4日に東京文化会館小ホールでリサイタルを予定している高雄有希に話を聞くことができた。
  彼は、1996年にシドニー国際ピアノコンクールにおいて、最年少の18歳で第2位入賞を果たした。
  話を聞くなかで、非常に興味深かったのは、彼の国際性と視野の広さである。幼少期をアメリカで過ごし、ドイツのリューベックで学び、各地で演奏会を行っていたが、27歳のころに東京大学に入学し、現在も博士課程に在籍して表象文化論(音楽学)を学んでいる。20世紀ファシズム政権下のイタリアの作曲家や文学者の研究を続けているそうだ。
  こういうユニークなキャリアの持ち主ゆえ、話は多方面に広がり、インタビューは1時間を超えてしまった。
  もちろん、今回のリサイタルについても話を聞いた。
  プログラムはブラームス、ラヴェル、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーで組み立てられ、高雄有希のこれまでの歩みをたどる構成となっている。
  このインタビューは、次号の「音楽の友」に掲載される予定である。
  実は、彼は中村紘子さんに師事していたことがあり、マネージャーも中村さんの紹介で決まったという。マネージャーのkさんは私も昔から知っている人で、「今回は、中村さんが3人を引き寄せてくれたんだね」という話になった。
  本当に不思議な縁を感じる出会いだった。
  今日の写真は、インタビュー後のワンショット。本当は、インタビュー中の表情豊かな写真を撮りたかったが、「僕は、しゃべっているときに撮られると、顔がひどいんです。ちゃんと撮りますよ、といわれた写真じゃないとダメなんです」ということで、こういう真面目な1枚となった。
  6月の公演は、ぜひ実現されることを願ってやまない。

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posted by 伊熊よし子 at 23:03 | 情報・特急便
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