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ピアノの森

 一色まこと原作の超人気コミック「ピアノの森」が、NHK総合テレビでアニメとして放映されることになった。4月8日(日)24時10分に第1回がスタートする。
 ストーリーは、日本人の少年、一ノ瀬海がさまざまなことを経て大人になり、ショパン・コンクールに挑戦するというもので、声優、ピアノ演奏に人気キャスト、著名ピアニストが登場する。
 主人公のピアノ演奏者の名はまだ未発表だが、登場人物のピアノ演奏は反田恭平、高木竜馬、牛牛(ニュウニュウ)、シモン・ネーリング、ジュリエット・ジョルノーらの名前が挙げられている。
 ぜひ、明日の第1回の放送を見てみたい。
 
posted by 伊熊よし子 at 21:15 | 情報・特急便

小林愛実

 若手ピアニストの小林愛実は、2010年にCDデビューを果たした。当時、14歳。このときからライナーノーツを書き、インタビューを行い、ずっと演奏を聴き続けている。
 そんな彼女は、2013年からフィラデルフィアのカーティス音楽院に留学。2015年にはショパン国際ピアノ・コンクールを受け、ファイナリストとなった。このときの模様はテレビで放映されたため、多くの人が彼女の演奏に触れることができた。
 しかし、優勝&入賞はできなかったため、その後しばらくはずいぶん落ち込んだようだ。
 だが、以前もブログに綴ったが、コンクール後一緒に食事をしたときに、「もう吹っ切れました」と明るく話すのを聞き、ホッと胸をなでおろしたものだ。
 昨日は、しばらくぶりに愛実さんにインタビュー。会うたびに大人っぽくなっていく彼女に驚きながら、コンクール後のこと、いま勉強していること、そして4月4日にリリースされる「ニュー・ステージ〜リスト&ショパンを弾く」(ワーナークラシックス、インターナショナル契約)について、さまざまなことを聞いた。
 このインタビューは、「CDジャーナル」に書く予定になっている。
 愛実さんは、ショパン・コンクール前からの悩み、コンクール時の様子、いまカーティス音楽院での仲間たちとの交流、共演、研鑽のこと、今後のコンサートの予定から夢まで、幅広く語ってくれた。
 実は、今回のライナーノーツも担当したため、音源はずっと前に耳にすることができた。そこには、成長した小林愛実が存在していた。
 プログラムの組み立て、各作品への取り組み方、録音時の様子など、とても興味深い話を聞くことができた。
 そのインタビューが終わり、昨日はトッパンホールに向かい、アレクサンドル・タローのリサイタルを聴いた。これは「異才たちのピアニズム2 ピアノ音楽の本質を伝える才知との邂逅」と題されたもので、クープランの「クラヴサン曲集より」、シャブリエの「10の絵画的小品より」、ドビュッシー(タロー編)の「牧神の午後への前奏曲」、ラヴェルの「鏡」というタローならではのこだわりの選曲。
 彼の演奏は、みずみずしい響きとクリアなタッチが特徴だが、オール・フランス作品でもそれは健在。とりわけ、クープランの「葦」が印象に残った。
 この曲は、私が以前チェンバロを弾いていた時代に愛奏していたもので、タローの凛としたピアノの響きで聴くと、また異なる味わいが心に染みた。

 今日の写真は、インタビュー後の小林愛実のワンショット。タイトスカートを履いていたからか、本当に大人っぽかった。もう8年のつきあいになる。こっちは年取るわけだ(笑)。

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posted by 伊熊よし子 at 18:06 | 情報・特急便

サカリ・オラモ

 フィンランド出身の、いま世界中から熱い視線を浴びている指揮者サカリ・オラモが、「東芝グランドコンサート2018」で、BBC交響楽団と来日している。
 コンサートツアーはすべて終了し、今日はマエストロに宿泊先のホテルで話を聞いた。
 サカリ・オラモは9月2、3、4日の3日間、サントリーホールで首席指揮者を務めるロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と特別演奏会を開くことになっている。
 2日は女性の作曲家、ムンクテルの「砕ける波」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ソリストは辻井伸行)、チャイコフスキーの交響曲第5番。3日はベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、マーラーの交響曲第1番「巨人」。4日は「ノーベル賞」組曲と題され、ノーベル賞の授賞式と晩餐会で演奏しているこのオーケストラならではのさまざまな名曲が登場。最後にスウェーデンのソリストたちが参加するベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」が組まれている。
 サカリ・オラモは辻井伸行とは初共演となるが、ソリストを大切にする彼は「ツジイとの共演はすごく楽しみにしている」と、熱く語った。
 今日のインタビューは、「ぶらあぼ」「家庭画報」他に書く予定である。
 マエストロは笑顔を絶やさない、とても感じのいい人で、「その質問、いいねえ」とか、「待っていました、よくそれを聞いてくれた」などと、私の質問にとても好意的で、ことばを尽くして話してくれた。
 今回のプログラムの内容をそれぞれ聞き、オラモが就任してからのオーケストラの変容について語ってもらい、ヴァイオリニストだった彼がなぜ指揮者に転向したかも聞き、子ども時代のことから他のオーケストラのこと、録音のこと、今後の抱負まで聞くことができた。
 オラモは引っ張りだこの人気指揮者だが、話を聞いているととても人間的にすばらしく、この人だったらオーケストラのメンバーが一緒にいい音楽を作りたいと思うだろうなあと、感じ入った。
 ひとつおもしろかったのは、「運命」の話題になったとき、「私はこう振るんだよ」と、急に険しく厳しい表情を見せてタクトを振るまねをした。まるで食ってかかるようで、「キャーッ」と叫びそうになった。
「私は指揮者の後ろ姿しか見ていませんが、オーケストラのメンバーはこういう表情のマエストロを見ているんですね」というと、「そうそう、だからオーケストラの後方の客席の人はおもしろいと思うよ」とのこと。
 サントリーホールなどのP席には、指揮を勉強している学生や指揮者を間近に見たい人がすわるというが、なるほど、こういう表情が見られるのは、音楽のまた異なる面が見えておもしろいかも。
 9月のコンサートが楽しみになった。オラモは、自分が首席指揮者に就任してから、ロイヤル・ストックホルム・フィルの演奏は、大きく変貌したと自信のほどを見せた。おだやかな表情で語っているが、その胸の奥には強い誇りと大いなる自信を秘めているようだった。
 今日の写真は、インタビュー中の1枚。「日本茶、日本茶、これに限る」と、日本茶を頼み、おいしそうに飲んでいた。彼は東京も大好きだそうだ。

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posted by 伊熊よし子 at 23:43 | 情報・特急便
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