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佐藤美枝子

  ソプラノの佐藤美枝子が、第50回ENEOS音楽賞の洋楽部門本賞を受賞した。
  彼女は1998年、チャイコフスキー国際コンクールで優勝の栄冠に輝き、以後20年余り、かろやかなコロラトゥーラと滑らかなベルカントを大きな魅力として「ランメルモールのルチア」「ランスへの旅」「夕鶴」「リゴレット」などのオペラですばらしい歌唱を発揮してきた。
  今回の受賞は、それらの活躍とさらなる芸域の深まりに対する期待に対して贈られたものである。
  いまは対面のインタビューや取材ができないため、今日は佐藤さんに電話インタビューを行った。
  彼女にはチャイコフスキー・コンクール優勝後に何度もインタビューし、1999年7月初旬にはローマで行われた録音取材にも出かけた。
  「わあ、伊熊さん、なつかしい。ご無沙汰しています。本当は会ってお話したいのに…」
  電話から晴れ晴れとした美しい高音が聴こえてきた。私も本来だったら、久しぶりに会って話を聞きたかった。
  しかし、話しているうちに電話ということを忘れ、以前のように本音で話してくれる佐藤さんに私も次々といろんなことを質問し、有意義なひとときを過ごすことができた。
  このインタビューは、ヤマハWEB「音遊人」に書く予定になっている。
  今月中には記事がアップされると思うので、そのときはまたブログでお知らせしま〜す。
  今日の写真は、佐藤美枝子(コピーライトマーク武藤 章)。

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posted by 伊熊よし子 at 22:47 | 情報・特急便

テオドール・クルレンツィス

  昨年の初来日公演で圧倒的な存在感を示したギリシャ出身の指揮者、 テオドール・クルレンツィスが、ベートーヴェン生誕250年を記念してリリースしたのがベートーヴェンの交響曲第5番「運命」である(ソニー)。 
  オーケストラは、クルレンツィスが2004年に創設したムジカエテルナ。すでにモーツァルトやチャイコフスキー、マーラーの録音で、世界に衝撃を与えている名コンビだ。
  これまで「運命」は数多くの指揮者とオーケストラで聴いてきたが、クルレンツィスとムジカエテルナの演奏はまったく異なる作品を耳にするような斬新でみずみずしい音楽作りで、野性味と躍動感がみなぎっている。
  そんな彼の動画が入手できたため、公開します。
  これはドイツの放送局ドイチェヴェレ(ドイチェベレと書く場合もある)の公式You Tubeチャンネル「DW Classical Music」にアップされているオフィシャルな動画である。
  演奏はザルツブルク音楽祭に出演したときの「第九」で、インタビューも含まれている。
  ぜひ、心が高揚するような演奏を体感してほしい。
  
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posted by 伊熊よし子 at 17:33 | 情報・特急便

ショパン国際ピアノ・コンクール

  今秋、10月にワルシャワで開催されることになっていた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、1年延期すると発表された。
  主催する国立ショパン研究所によると、各国からの出場者、観客などの安全を十分に確保できない可能性があるとして延期に踏み切ったという。
  ショパン国際ピアノ・コンクールは1927年に第1回が行われ、5年に一度ショパンの生地ワルシャワで開かれてきたが、第2次世界大戦で中断したことがある。
  本来は、この4月にワルシャワで予備選が行われることになっており、それが9月に延期されていた。だが、それも不可能だと判断されたのだろう。
  コンクールは年齢制限が設けられているものの、来年は年齢制限を超えても出場でき、すでに完売となっているチケットも有効だそうだ。
  日本人を含む164人が予備選に参加することになっており、私のよく知っている若手ピアニストたちも参加を希望している。世界中の参加者が今秋に照準を合わせて日々練習を重ねてきたわけだから、きっと来年までモチベーションを維持するのが難しくなるに違いない。
  でも、なんとかこの時期を乗り越えて、ぜひ来年は大舞台で実力を発揮してほしいと願うばかりだ。
  写真は、ジェラゾヴァヴォーラのショパンの生家に建つショパン像。

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posted by 伊熊よし子 at 22:34 | 情報・特急便
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