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阪田知樹

 デビュー当初から演奏を聴き、取材やインタビューを続けている阪田知樹が、2026年にリスト・コンクール優勝10周年、デビュー15周年を迎える。
 これに先駆け、今年後半はさまざまな演奏が組まれている。
 その話を聞きに、音楽之友社に出かけた。
 近年は演奏のみならず作曲、編曲、指揮の分野でも大忙し。1月にはオーケストラと自作の初演を行い、指揮も務めている。さらに4月にはカーキ・ソロムニシヴィリ指揮スロヴェニア・フィルとの共演で、ブラームスのピアノ協奏曲第1番を現地で演奏。11月28日にはこのコンビの来日公演で、ブラームスのピアノ協奏曲第1番、第2番を演奏する予定になっている。
 さらに映画の音楽も作曲、ピアノも担当した。
 そこでまず、スロヴェニアに行ったときの話からスタート。このオーケストラは歴史に名を残す巨匠が多くの指揮台に立ち、伝統を育んできたそうで、とても情熱的で前向きな音楽が印象的だったとか。コンサートは大成功で、「秋の共演がとても楽しみ」と目を輝かせる。
「スロヴェニアはとても町が美しく、食べ物もおいしく、治安もいい。人々がすごくおだやかで優しいんですよ」と、さまざまな魅力を語ってくれた。
 作曲は子どものころから行っているが、現在は映画音楽まで手がけ、「真夜中に書いている。ピアノの練習を終えてから、脳をクリアにし、そこから手書きで書いています」という。
 阪田さんと話すと、以前から話が止まらなくなるが、今日もまだまだ話し足りない感じだった。
 このインタビューは「音楽の友」9月号に掲載される予定である。
 今日の写真は、「曲を作るときは脳をいったん休ませ、曲作りのモードにしてから始めるため、時間がかかります。完全に昼夜逆転生活になっていますね」と話している様子。長い指を動かしながら一生懸命話してくれる。

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posted by 伊熊よし子 at 21:05 | マイ・フェイバリット・ピアニスト

レイフ・オヴェ・アンスネス

 先日書いた「intoxicate」のアンスネスの記事が、WEBにアップされた。
 ぜひ、読んでくださいね。

 https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/41463
posted by 伊熊よし子 at 21:46 | マイ・フェイバリット・ピアニスト

舘野泉

 舘野泉が11月2日、サントリーホールで「卒寿記念コンサート」(数え年)を開く。
 プログラムはマグヌッソン、ノルドグレン、ティエンスー、エスカンデの作品。舘野さんが長年にわたって親しく交流してきた作曲家の作品ばかりである。
 その話と、「音楽の友」の次号の特集記事である北欧の音楽に関して、特にシベリウスとフィンランドについても話を聞くため、ご自宅に伺った。
 舘野さんと話していると、いつも私の3倍くらいゆったりしたテンポで話されるため、私がいかに早口かと思い知らされる。
 でも、この日も時間が制限されていたにも関わらず、「伊熊さんと話していると、おもしろいんだよねえ」といって、倍以上の時間を割いてくれた。
 いまはコンサートが目白押しで多忙ゆえ、マネジメントからは「非常にお疲れなので、短時間で」といわれていたのに、舘野さん自身がずっと話してくれるため、私がそれを止めるわけにもいかず、結局長居をしてしまった。
 今日の写真はブータンの民族衣裳との1枚。昨年9月にインド、ブータン、ネパールに演奏旅行に出かけた折、ブータンで購入したそうだ。しっかりした厚めの布で、女性用もあるという。初めて実際に目にする民族衣裳はとても興味深く、日本の着物にも似ていて帯も個性的。あれこれ聞いてしまった。
 もちろん、コンサートのこと、フィンランドのことなどがインタビューの中心だったが、話題はどんどん広がり、おしゃべりタイムのようになってしまった。舘野さん、長時間ありがとうございました。

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posted by 伊熊よし子 at 18:11 | マイ・フェイバリット・ピアニスト
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