ショパン・コンクール開催まで、約1カ月となった。
今日は、先日行った「音楽の友」誌のショパン・コンクール直前座談会の校正を終え、あとは編集のSさんにお任せする形となった。
昨日は、ショパン・コンクール本大会に出場が決まっている若きピアニスト、中島結里愛のオール・ショパン・プロのリサイタルを聴きにヤマハ銀座コンサートサロンに出かけた。
ワルツ第5番、4つのマズルカ作品24、ポロネーズ第5番、バラード第4番、ソナタ第3番という構成で、休憩なしの通しの演奏である。
もっとも心に響いたのは、オープニングのワルツ第5番。みずみずしい音色と躍動感あふれるリズム、推進力に富んだワルツが胸に飛び込んできて、ショパン・コンクールへの期待が高まった。
彼女は東京藝大付属高校の1年生。ワルシャワで行われたコンクールの予備予選は、15歳という最年少で通過した。
今回のショパン・コンクールは中国人の出場者が多く、しかも16歳という若手が数多くいる。アメリカやカナダ在住の中国系の人も多く、技術、内容ともに充実している人が多いといううわさである。
ここに日本の参加者がどれだけ頑張れるか、きっと第1次予選から手に汗握る演奏が展開されるに違いない。
中島結里愛のバラード第4番もソナタ第3番も、鍛え抜かれたテクニックに裏打ちされた演奏で、若さだけが前面に出ることなく、聴き手に説得力をもって聴かせるというインパクトの強さが際立っていた。
ぜひ、ワルシャワで頑張ってほしいと思う。
このコンサート・レポートは、「ピアノの本」に書く予定である。
posted by 伊熊よし子 at 23:41
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