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笹沼 樹

 先日、パリに滞在しているチェリストの笹沼樹と東京を結び、オンライン・インタビューを行った。
 NHK交響楽団が創立100周年を迎えるため、次号の「音楽の友」でその特集を組み、N響アカデミーの卒業生として笹沼樹に話を聞くというものである。
 パリの猛暑が伝えられるなか、インタビューした日は少し気温が下がったとのこと。それでも、ふだんは大変だといっていた。
 N響アカデミーに参加したきっかけ、オーディションについて、実際にオケのメンバーとともにステージで演奏したこと、客演で訪れた偉大な指揮者たちのこと、そして印象に残ったソリストについて、N響アカデミーの教え、オーケストラ作品を学んで得たことなど、ひとつひとつの質問にことばを尽くして話してくれ、非常に有意義な内容となった。
 そのエッセンスを記事にまとめ、笹沼樹の生き生きとした語り口を伝えたいと思う。
 
posted by 伊熊よし子 at 22:43 | クラシックを愛す

室内楽の環 音楽祭2026

 7月20日、王子ホールで「室内楽の環 音楽祭2026」が開催された。
 昼公演は14時15分開演で、滝千春をはじめとする多くのアーティストによる弦楽四重奏、公開レッスン、トランペット・ソロ、ピアノ五重奏、六重奏など多彩なプログラムが展開され、「室内楽の魅力に触れる」というのがコンセプトだ。
 夜公演はエリック・シルバーガー(ヴァイオリン)とブラント・フレドリクセン(ピアノ)のデュオ・リサイタル。わたしはこちらの公演を聴きに行き、「ONTOMO ONLINE」に公演レポートを書くことになった。
 プログラムは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタk.454、フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番が前半。後半は作曲家立ち合いのもと、ウィリアム・ワイゲルの「ヴァイオリンとピアノのための3つの対話」が世界初演され、最後はR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ作品18。
 ヴァイオリニストはチャイコフスキー・コンクールなどの入賞者で、1757年製ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニの楽器を朗々と響かせる。ピアニストは室内楽奏者、教育者としても知られ、自由闊達なピアニズムを披露した。
 世界初演の作品は、作曲家が解説に書いているところによると、「ヴァイオリンとピアノが対等な立場で語り合うことを大切にした」とのことで、両者の雄弁で自由な音の対話が印象的だった。
 アンコールは、ワイゲルが編曲したという「さくら」が奏され、日本の美が新たな面を見せ、のびやかな変奏がコンサートの終わりを飾った。
posted by 伊熊よし子 at 23:25 | クラシックを愛す

堀内 亮

 武蔵野音楽大学を卒業後、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院に留学し、7年半をイタリアで過ごしたというピアニストの堀内亮が、9月30日に東京オペラシティリサイタルホールで「ロマンティシズムの変遷」と題したリサイタルを開く。
 今日はその話を聞きに、音楽之友社まで出かけた。
 話はイタリア時代のこと、チッコリーニやナウモフから受けた教え、そして今回のプログラム構成に関してと、さまざまな話題に広がった。
 ベートーヴェン:幻想曲、リスト:6つのコンソレーション、スペイン狂詩曲、レスピーギ:グレゴリオ聖歌による3つの前奏曲、リャブノフ:ピアノ・ソナタへ短調というプログラムで、とりわけイタリアに留学してから目覚めたというレスピーギの話が興味深かった。
 プログラムに関しては四季を意識し、自身の抱いている思いにより「冬から始まり、春、夏、秋、冬で終わりを告げる」という構成だそうだ。
 これはとても面白い企画で、「ぜひ、プログラムにその意図を書いてください」といってしまった。
 「音楽の友」の原稿でも、そのユニークな曲目にまつわる四季の移り変わりに関して綴るつもりである。
 レスピーギの作品はなかなか演奏される機会に恵まれないが、堀内さんのレスピーギに寄せる熱き想いはとても興味深く、もっとたくさんの作品を紹介してもらいたいと思う。スカルラッティも大好きだそうだから、イタリアンカラーを前面に押し出して、レスピーギとスカルラッティのプログラムはいかがだろうか、私もスカルラッティが大好きだから、そういう曲をナマで聴いてみたい。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。

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posted by 伊熊よし子 at 22:28 | クラシックを愛す
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