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セドリック・ティベルギアン

 フランスのピアニスト、セドリック・ティベルギアンは、会うたびにどんどん雄弁になっていく。
 先日、久しぶりにインタビューで会ったら、短時間ながら非常に有意義な話を効率的に語ってくれた。
 彼は3月19日にヤマハホールでリサイタルを開く。プログラムはブラームス:シューマンの主題による変奏曲、ベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ、ドビュッシーの12の練習曲。
 その選曲について、各々の作品について、子どものころから現在に至るまでのピアノとの関係、恩師について、来年のベートーヴェン・イヤーの予定など、さまざまなことを聞いた。このインタビューは、ヤマハのWEB「ピアニスト・ラウンジ」に書くことになっている。
 ティベルギアンは子どものころからピアノが弾きたくてたまらない、難しい曲ほど弾きたい気持ちが強くなる、もっともっと弾いていたいと、まさにピアノとともに人生を歩んでいるタイプ。ピアノに関する話は時間が許せばいくらでも、という感じだ。
 彼はいつもスッキリした体型をしているなあと思ったら、趣味はジョギングだそうだ。それも10キロとかハーフマラソンを走るという。これは、ジョギングじゃなくて長距離走のランニングだよねえ。
 原稿には、そのことも盛り込みたいと思う。なんでも、ピアノのリサイタルとマラソンには共通項があり、「どちらもペース配分が大切」と力説していた。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショットと、ピアノに向かうティベルギアン。彼はすごく指が長く、しかもがっしりした強そうな指をしている。ピアニストとしては理想的だ。

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posted by 伊熊よし子 at 22:34 | アーティスト・クローズアップ

ホアキン・アチューカロ

 1936年11月1日にスペイン・バスク州ビルバオに生まれたホアキン・アチューカロ(アチュカロ)が、長年演奏し続けてきたものの、録音を行わなかったショパンの作品集をリリースした(キングインターナショナル)。
「24の前奏曲」からスタートし、次いで「前奏曲嬰ハ短調」「前奏曲変イ長調」「幻想即興曲」「夜想曲第2番」「夜想曲第20番」が登場し、最後は「舟歌」でフィナーレを迎えるという選曲だ。
 冒頭から、あまりにも謙虚で真摯で内省的なショパンに、身も心も引き付けられ、最後まで頭を垂れて聴き入ってしまう。なぜこんなにも胸に響いてくる演奏なのだろうか。
 ルバートが絶妙で、ゆったりしたテンポのショパンに本来の作品の姿を見る思いだ。
 今日は、そのアチューカロのリサイタルが東京文化会館小ホールで行われ、前半がショパンの「24の前奏曲」だった。文化の小ホールの親密的な空間で聴くショパンは、まさに極上の音楽。
 後半は、アチューカロの独壇場のプログラム。「アラウンド・グラナダ」と題され、アルベニス、ファリャ、ドビュッシーが書いたグラナダにまつわる音楽が6曲披露された。
 グラナダを勝手に自分の故郷のように思っている私は、至福のときを味わった。1曲ごとに、グラナダの街並みや曲がりくねった迷路や白壁や輝く陽光を思い出し、心はグラナダへと飛翔していった。
 なんと味わい深い音楽を聴かせるピアニストだろうか。今回はインタビューする機会を逃したが、またすぐに来日予定があるそうなので、次回はぜひ話を聞きたいと思う。
 今日の写真は、プログラムの表紙と、ショパンのジャケット。
 CDにも収録されているが、今日のアンコールの最後に演奏されたショパンの夜想曲第2番は、ショパンの生家ジェラゾヴァヴォーラ村の緑豊かな景観を思い起こす、素朴で清涼な美しさに彩られていた。

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posted by 伊熊よし子 at 23:46 | アーティスト・クローズアップ

音楽事務所の新年会

 ついこの間、新年が明けたと思ったら、もう1月も3分の2ほど過ぎてしまった。なんと早いのだろう。昨日は音楽事務所ジャパン・アーツの新年会があり、所属アーティストも多数参加、にぎやかな会となった。
 今年開催される数々のコンサートの紹介があり、各々のアーティストの今年の予定も発表され、折しも来日しているアーティストの飛び入り参加もあり、まさにこれはサプライズとなった。
 スピーチするピエタリ・インキネン(指揮)と、クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)。
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 今日の写真は、新年会であいさつしながらワンショットで撮ったもの。一気に紹介しちゃいます。
 上から安藤赴美子(ソプラノ)、阪田知樹(ピアノ)、北村陽(チェロ)、鈴木優人(指揮、チェンバロ、オルガン、ピアノ、作曲)、松田華音(ピアノ)、木嶋真優(ヴァイオリン)、藤田真央(ピアノ)、大谷康子(ヴァイオリン)の各氏。今年もすばらしい演奏がたくさん聴けそうだ。

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posted by 伊熊よし子 at 22:21 | アーティスト・クローズアップ
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