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犬島のホッピーバー

 いま、ムック「音楽家のマリアージュな世界」(音楽之友社、2月25日発売、監修)の取材が最終モードに入っている。
 1月30日には、瀬戸内海の犬島にあるホッピーバーに日帰り出張という強行軍。
 まず、朝早く岡山の桃太郎空港まで担当編集者のSさんと飛行機に乗り、リムジンで岡山駅まで行く。ここで指揮者の下野竜也さん、福岡を拠点に活動している弦楽四重奏団のクライス・カルテットのメンバー、数人の取材関係者と合流。
 そこから宝伝港までクルマでかなり走り、港でカメラマンと待ち合わせをし、全員でフェリーに乗って約10分で犬島に到着。徒歩でホッピーバーに向かった。
 ようやく着いたホッピーバーは、緑のなかにほんわりとした表情で存在し、とても美しい建物だった。

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 すぐにクライス・カルテットのかたたちはリハーサルを始め、モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ヴィヴァルディ「四季」より「冬」をはじめ全7曲をじっくりと合わせていく。

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 その後ランチをはさみ、下野さん、ホッピービバレッジの石渡社長、私とで座談会を行ったが、ここにはベネッセの福武総一郎代表がZoomで加わり、「直島メソッド」などの話を伺った。
 記事には、いろんなことを盛り込もうと思っている。
 なお、クライス・カルテットは、2月3日にアクロス福岡の円形ホールで第1回公演を行う予定になっている。
 3月3日にも同ホールでコンサートが予定されている。結成したばかりだというが、演奏はすでに息の合ったもので、全員がとてもみずみずしくエネルギッシュに満ちた演奏を行っていた。
 今日の写真は、演奏後に演奏を聴きにきてくれた島民のみなさんとの記念撮影。みなさん、とても熱心に耳を傾けてくれ、終演後はにこやかに談笑。ホッピーバーでの演奏会は成功裡に終えることができた。

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posted by 伊熊よし子 at 21:02 | ああ愉しき(?)、締切り地獄

ショパン探求

 6月から7月にかけて、ねじり鉢巻きで原稿と格闘していたONTOMO  MOOK「音楽の友」編「ショパン探求」が発売となった。
 私の担当は、「横山幸雄が語る!  ショパン・エチュード攻略法」の原稿と、下田幸二さんと道下京子さんとの座談会、海老彰子と横山幸雄のインタビュー記事である。
 本が出来上がってしまえば、「ああ、こういう形になったのね」という感じだが、作業中は大変な文字数をこなさなければならず、締め切りは迫る、なかなかはかどらず、というジレンマに陥り、心身ともに疲弊した。
  この間、他の仕事との兼ね合いもあり、一時期は食欲不振と睡眠障害に陥ったほどだ。
  でも、いまとなってはすべて済んだこと。いいムックに仕上がってよかったと思っている。
  今年は10月に、1年延期となったショパン国際ピアノ・コンクールがワルシャワで開催される。それに先駆けてこのムックも出版されたわけだが、これからも各誌のショパン関係の記事が相次いでいる。
  このムックに関しては、HPのワークスのところに追加しようと思っている。
  写真は、「ショパン探求」の表紙。

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posted by 伊熊よし子 at 17:17 | ああ愉しき(?)、締切り地獄

横山幸雄

  いま、「音楽の友」のショパン特集とショパンのムックのためのインタビューを続けている。
  先日は横山幸雄のインタビューで、ショパンに関するさまざまなことを聞いた。
  もちろん、彼のデビュー前から取材を続けているため、たくさんのストックが私のなかにあり、横山さんには「もう僕が新たに話さなくても、すべて書くことができるんじゃない(笑)」などといわれている。
  それでも、特集用とムック用に聞かなくてはならないことがいくつもあり、取材を続けることになる。
  とりわけ、ムック用のインタビューが大変である。
  詳細はまだ発表できないが、かなり時間を要する内容であり、今回も一度では済まなかった。また、新たに日を決めて取材を続けることになった。
  横山さんは教えることが大好きで、生徒もたくさん抱えている。それゆえ、インタビューの質問が具体的な奏法や表現法、さらに技巧的な面に触れると、実際に指を動かして説明してくれる。
  これがとてもわかりやすく、実際にピアノを弾く人、教える人、これから学ぼうとする人にとって、貴重な教えとなる。
  そこで編集担当のSさんと相談し、次回からはこの手の写真を撮ることになった。それを記事のなかに取り込んでいけば、より理解しやすくなると思うからだ。
  まだまだ何度か取材を重ね、原稿をまとめ、締め切りに間に合わせなくてはならない。
  今日の写真は、ショパンのある作品で指の開き方、力の入れ方、脱力の仕方などを具体的にせ詰めてしているところ。
  次回は、これをピアノの鍵盤上で行ってもらおうと思っている。

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posted by 伊熊よし子 at 22:13 | ああ愉しき(?)、締切り地獄
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