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ショパン探求

 6月から7月にかけて、ねじり鉢巻きで原稿と格闘していたONTOMO  MOOK「音楽の友」編「ショパン探求」が発売となった。
 私の担当は、「横山幸雄が語る!  ショパン・エチュード攻略法」の原稿と、下田幸二さんと道下京子さんとの座談会、海老彰子と横山幸雄のインタビュー記事である。
 本が出来上がってしまえば、「ああ、こういう形になったのね」という感じだが、作業中は大変な文字数をこなさなければならず、締め切りは迫る、なかなかはかどらず、というジレンマに陥り、心身ともに疲弊した。
  この間、他の仕事との兼ね合いもあり、一時期は食欲不振と睡眠障害に陥ったほどだ。
  でも、いまとなってはすべて済んだこと。いいムックに仕上がってよかったと思っている。
  今年は10月に、1年延期となったショパン国際ピアノ・コンクールがワルシャワで開催される。それに先駆けてこのムックも出版されたわけだが、これからも各誌のショパン関係の記事が相次いでいる。
  このムックに関しては、HPのワークスのところに追加しようと思っている。
  写真は、「ショパン探求」の表紙。

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posted by 伊熊よし子 at 17:17 | ああ愉しき(?)、締切り地獄

横山幸雄

  いま、「音楽の友」のショパン特集とショパンのムックのためのインタビューを続けている。
  先日は横山幸雄のインタビューで、ショパンに関するさまざまなことを聞いた。
  もちろん、彼のデビュー前から取材を続けているため、たくさんのストックが私のなかにあり、横山さんには「もう僕が新たに話さなくても、すべて書くことができるんじゃない(笑)」などといわれている。
  それでも、特集用とムック用に聞かなくてはならないことがいくつもあり、取材を続けることになる。
  とりわけ、ムック用のインタビューが大変である。
  詳細はまだ発表できないが、かなり時間を要する内容であり、今回も一度では済まなかった。また、新たに日を決めて取材を続けることになった。
  横山さんは教えることが大好きで、生徒もたくさん抱えている。それゆえ、インタビューの質問が具体的な奏法や表現法、さらに技巧的な面に触れると、実際に指を動かして説明してくれる。
  これがとてもわかりやすく、実際にピアノを弾く人、教える人、これから学ぼうとする人にとって、貴重な教えとなる。
  そこで編集担当のSさんと相談し、次回からはこの手の写真を撮ることになった。それを記事のなかに取り込んでいけば、より理解しやすくなると思うからだ。
  まだまだ何度か取材を重ね、原稿をまとめ、締め切りに間に合わせなくてはならない。
  今日の写真は、ショパンのある作品で指の開き方、力の入れ方、脱力の仕方などを具体的にせ詰めてしているところ。
  次回は、これをピアノの鍵盤上で行ってもらおうと思っている。

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posted by 伊熊よし子 at 22:13 | ああ愉しき(?)、締切り地獄

ジャン・チャクムル

  ようやく、ほぼ1カ月に渡る「音楽の友」の「若手ピアニスト特集」の取材、インタビュー、入稿がすべて終了した。
  一番最後のインタビューは、ジャン・チャクムルだ。
  彼は1997年トルコ・アンカラ生まれのピアニストで、2018年の浜松国際ピアノコンクールの優勝者である。
  その演奏は柔軟性に富む美音が特徴で、けっして力で押す攻撃的なピアニズムではない。昨夜は、Hakuju Hallでコンクール優勝記念コンサートが行われ、演奏を聴きに行ってきた。
  チャクムルはプログラムにこだわりをもつタイプで、この日はスカルラッティのソナタ4曲からスタート。その第1曲目が、スコット・ロスがこよなく愛したK208。私も大好きなソナタで、これを聴いただけで、もう存分に幸せな気分になった。
  次いでワイマール音楽大学の友人であるエリック・ドメネクの「ピアノのための短編小説」より第4曲「かくれんぼ」が奏され、メインのプログラム、シューベルト/リスト編「白鳥の歌」全曲に移った。
  チャクムルは、こうしたトランスクリプションが好きなようだ。インタビューでは、リストが大好きだと語っていたが、その編曲による「白鳥の歌」は、ピアノ1台でドイツ・リートのこまやかさまで表現。とりわけ、最後の「鳩の便り」が印象深く、ヘルマン・プライのステージを思い出して胸が熱くなった。
  この公演評は「モーストリー・クラシック」に書く予定である。
  チャクムルのインタビューは非常に内容が濃く、興味深い内容だった。学究肌の面もあり、作品の研究・分析も得意とか。さらに古い時代の録音・録画をネットで検索し、それらを研究対象にしているそうだ。
  こうしたことを率直に原稿に書き込んだつもりである。
  彼は笑顔がとてもやわらかく、気取らず、ごく自然体。いろんなところに話が飛んだが、サッカーを見るのが好きで、お料理も大好きだという。
  今日の写真は、ひとつずつ質問に対してじっく考えて答えるチャクムル。もう1枚は、カメラマンの撮影に対して、ポーズをとっているところ。でも、これも髪を気にしたりすることなく、ありのまま。スリムで、手足がとても長い。

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posted by 伊熊よし子 at 23:28 | ああ愉しき(?)、締切り地獄
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