2024年08月04日
セリーヌ・ディオン
パリで開催されているオリンピック2024も、折り返し地点に入ったようだ。
連日、熱戦が繰り広げられているが、いまだ私の脳裏に強い印象として刻み込まれているのは、開会式にセリーヌ・ディオンが熱唱した「愛の讃歌」である。
彼女が難病と闘っているのは、よく知られていることだが、雨のなか美しいディオールの衣裳に身を包んだ彼女の歌声は、世界中の人々の心をとらえた。
声量も、表現力も、歌唱力もすばらしく、圧倒的な「愛の讃歌」を披露した。
なんでも、このディオールのドレスは、完成までに1000時間を要した、職人たちの力作だそうだ。
やはり「歌の力」は人の心にまっすぐに届けられる。
7月5日に東京オペラシティコンサートホールで聴いた、「タリス・スコラーズ」の結成50周年日本ツアーの歌声も深く心に響いたが、本当に人間の声が伝える音楽のすばらしさは、何物にも代えがたい。
「愛の讃歌」は、ピアフでずっと聴いていたが、また新たな魅力に出会ったことに大いなる歓びを抱いている。
posted by 伊熊よし子 at 17:48
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