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印象派からその先へ―

  有楽町駅と東京駅の中間に位置する三菱一号館美術館で、「印象派からその先へ―」と題した展覧会が行われている。
  これは「世界に誇る吉野石膏コレクション展」で、10月30日から2020年1月20日までの開催期間である。
  今回は、ルノワール、モネ、ピカソ、シャガール、ドガ、カンディンスキー、ピサロ、シスレー、カサットをはじめとする72点が展示されている。
  とりわけ印象に残ったのが、一番最後に飾られていたシャガールの「グランド・パレード」。1979年の制作で、92歳のシャガールが描いた絵だそうだ。
  しかし、高齢の画家が描いたとはとても思えないほど生命力にあふれ、色彩も豊かで、全体にみずみずしさと幸福感がただよっている。
  この絵を見るだけでも、この美術展にきてよかったと思わせてくれる、強烈な1枚だ。
  でも、写真を撮るのは禁止されている。1枚だけ、「ここは撮影可能」という絵のレプリカがあったため、そちらを写した。
  これは、ルノワールの「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」。
  この展覧会は、「やさしくなれます。」というキャッチコピーが付いている。まさに、全部ゆっくり見終わったら、気持ちがほんのりやさしくなった。

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posted by 伊熊よし子 at 22:21 | 日々つづれ織り

音楽のある展覧会

  いま、日本オーストリア友好150周年記念として、「音楽のある展覧会」―ウィーン楽友協会アルヒーフ展「19世紀末ウィーンとニッポン」と題した特別展覧会が開催されている(11月2日〜17日 ホテルオークラ東京 別館B2 アスコットホール)。
  19世紀末、ウィーンとニッポンの文化交流に関する貴重な資料が多数展示され、ブラームス、ブルックナー、リスト、J.シュトラウス、R.シュトラウスらウィーンに生きた作曲家たちの直筆楽譜や手紙などか公開されている。
  これまで知らなかったさまざまなことを知ることができ、作曲家の直筆などもじっくり眺めることができ、大いに知性を磨くことができる。
  特別写真展として「素顔のウィーン・フィル」という写真も紹介され、舞台裏でさまざまな表情を見せるウィーン・フィルのメンバーのユーモラスな表情を楽しむこともできる。
  なお、会場にはベーゼンドルファーの限定ピアノも展示され、そのピアノの蓋にはクリムトの絵が描かれていた。
  今日の写真は、その限定ピアノと、「素顔のウィーン・フィル」のタイトルとなっている写真。

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posted by 伊熊よし子 at 22:25 | 日々つづれ織り

ケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィル

  今日は、文京シビックホールにケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴きに行った。
  今回のオーケストラの日本ツアーはふたつのプログラムが組まれ、今日はBプロ。ヴィトマンのオーケストラのための演奏会用序曲 「コン・ブリオ」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ブラームスの交響曲第1番である。
  ピアノ協奏曲のソリストは辻井伸行。彼の「皇帝」はいろんなオーケストラとの共演を何度も聴いているが、やはり弾き込んでいる自信と説得力に満ちた演奏が披露された。
  ブラームスの交響曲第1番は、ハンブルク・フィルの得意とする作品。ブラームスゆかりの土地のオーケストラゆえ、その意気込みもハンパではない。各セクションがケント・ナガノとともに「これでもか」というくらい、熱い演奏を聴かせた。
  実は、今日はビックリすることがあった。
  私の隣の席が、ラファウ・ブレハッチだったのである。お互いに顔を合わせて「えーっ」という感じで、ふたりとも驚きの表情を見せた。
  辻井伸行の演奏は初めて聴いたそうで、「深く心に響く、とてもすばらしい演奏だった」といっていた。
  もちろん、ブラームスの交響曲も「すばらしい指揮者とオーケストラだよね」と、感動の表情を見せていた。
  明日は、「家庭画報」の連載記事の取材で、新しく開館した高崎芸術劇場にこのオーケストラと辻井伸行のインタビューに出かけることになっている。
  さて、新しいホールはどんな響きだろうか、楽しみである。
  
  
posted by 伊熊よし子 at 23:35 | 日々つづれ織り
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