2025年12月13日
クリスチャン・ツィメルマン
12月8日、サントリーホールにクリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルを聴きに行った。
近年、ツィメルマンは演奏プログラムを事前にすべて発表することは少なく、この日も前半のシューベルト:4つの即興曲Op.90は決まっていたものの、後半はプレリュード&Co(その仲間たち)となっていた。
当日、「今日のプログラム」として発表されたのは、前半のシューベルトにドビュッシーの「アラベスク第1番」と「月の光」が加わり、後半はショパン、ラフマニノフ、スクリャービン、シューマンをはじめとする「前奏曲」が16曲記されていた。
最近のツィメルマンは、このように企画もので演奏することが多い。そして以前のような集中力に富んだ圧巻のピアニズムを披露するというより、内省的で思索的で自己との対話を行っているような、一種の哲学的な演奏に変容してきている。
ショパン・コンクール優勝直後から演奏を聴き続けていると、その変化は彼の人生の変化と連動しているのではないかと思えてくる。
以前は、インタビューなどでもユーモアたっぷりの非常に楽しい取材が続いたが、あるときからインタビューにはあまり応じなくなり、最近はじかに話を聞く機会もなくなってしまった。非常に残念である。
ひとりの音楽家をデビュー当初から聴き続けていると、その人生の変化が如実に演奏に現われる。それを聴く私も、聴き方が変わってくる。今回も、ツィメルマンの「前奏曲」を聴きながら、さまざまな思いが脳裏に浮かんできた。この公演評は、「モーストリー・クラシック」に書く予定である。
近年、ツィメルマンは演奏プログラムを事前にすべて発表することは少なく、この日も前半のシューベルト:4つの即興曲Op.90は決まっていたものの、後半はプレリュード&Co(その仲間たち)となっていた。
当日、「今日のプログラム」として発表されたのは、前半のシューベルトにドビュッシーの「アラベスク第1番」と「月の光」が加わり、後半はショパン、ラフマニノフ、スクリャービン、シューマンをはじめとする「前奏曲」が16曲記されていた。
最近のツィメルマンは、このように企画もので演奏することが多い。そして以前のような集中力に富んだ圧巻のピアニズムを披露するというより、内省的で思索的で自己との対話を行っているような、一種の哲学的な演奏に変容してきている。
ショパン・コンクール優勝直後から演奏を聴き続けていると、その変化は彼の人生の変化と連動しているのではないかと思えてくる。
以前は、インタビューなどでもユーモアたっぷりの非常に楽しい取材が続いたが、あるときからインタビューにはあまり応じなくなり、最近はじかに話を聞く機会もなくなってしまった。非常に残念である。
ひとりの音楽家をデビュー当初から聴き続けていると、その人生の変化が如実に演奏に現われる。それを聴く私も、聴き方が変わってくる。今回も、ツィメルマンの「前奏曲」を聴きながら、さまざまな思いが脳裏に浮かんできた。この公演評は、「モーストリー・クラシック」に書く予定である。
posted by 伊熊よし子 at 21:50
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