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横山幸雄

 「音楽家のマリアージュな世界」のムック(音楽之友社、2月25日発売予定)の取材で、ワインエキスパートの資格をもつ横山幸雄に話を聞いた。
 彼には高級なものからリーズナブルなものまで4本ワインを選んでもらい、それぞれのワインの特徴、そのワインから連想する作品に関して自由に話してほしいと希望し、私が時折質問をはさみながらインタビューを続けた。
 最初はごく短時間の予定だったが、ワインの話になると口がなめらかになり、さらにすべてのワインにショパンの作品を選んでくれたため、その曲に関しても話が弾み、結構時間が長くなってしまった。
 さて、この話をどうまとめようか。
 ムックは食と音楽のマリアージュという内容ゆえ、あまり堅くなってもいけないし、かといって内容が希薄になったのでは横山幸雄が一生懸命話してくれた内容にそぐわなくなってしまう。
 なんとか楽しく読んでもらえるよう、ワイン通でなくても、すぐにワインが飲みたくなるような記事にしなくては…。
 今日の写真は、横山幸雄のレストラン、広尾のリストランテ・ペガソ(PEGASO)の2階のピアノの前で。お気に入りのワインを紹介する様子。

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posted by 伊熊よし子 at 21:47 | 日々つづれ織り

ルカ・モドリッチ

 日本が大活躍したW杯も、今夜の決勝で幕を閉じる。もう、連日、寝不足である。
 私は以前からクロアチアのルカ・モドリッチを応援している。
 前回は準優勝だったため、ぜひ今回は優勝をと願っていたが、残念ながらそれはかなわず、今朝のモロッコ戦で第3位を獲得した。だが、この銅メダルにクロアチアの選手たちは大喜びし、モドリッチも笑顔爆発。とてもいい表情をしていた。
 モドリッチは1985年9月9日生まれ。レアル・マドリード所属のミッドフィルダーである。
 それゆえ、ふだんはリーガ・エスパニョーラの試合をテレビ観戦している。172センチの小柄な体躯だが、試合では眼光鋭く、守備も攻撃も絶妙で、地味な存在だといわれているものの、私にとってはいつも希望の光だ。
 今回のW杯もずっとエールを送りつつ、その雄姿を追い続けた。なんとすばらしい選手だろうか。ピッチのどこにいても、その存在は驚異となり、地味どころか、危険なタイプである。
 モドリッチは栄誉あるバロンドールも受賞しているほどの実力者。6歳のときに祖国の紛争に巻き込まれ、18歳まで難民ホテルで生活している。それゆえ、反骨精神と忍耐力、愛国心はハンパではない。
 モドリッチは見るたびに頬がこけていく。眼光もより鋭くなり、今回も真に闘う目をしていた。
 夫人のヴァーニャ・ボスニッチとの間に長男イヴァン、長女エマ、次女ソフィアがいて、家族と一緒にいると、実におだやかで優しい表情に変わる。
 今回のクロアチアには20歳の新鋭、ヨシュコ・グヴァルディオルというディフェンダーがいて、監督が「ヨシュコ!」と呼ぶたびに、私は自分が呼ばれているような気がした(笑)。
 このヨシュコは守備から突然攻撃に回り、一気にボールに飛びついてネットを揺らす。爽快極まりないタイプだ。
 いまはRBライプツィヒに所属しているが、今回の活躍で移籍情報が飛び交い、ものすごく高額のオファーがきているようだ。
 さて、もうすぐ決勝戦。私は1998年のフランス大会の折り、「3大テノール」の取材でパリに出張し、そのときに主催者の計らいでフランスとクロアチア戦をナマで観戦することができた。
 そのときの心が高揚するようなすばらしい記憶は、いまだ脳裏から消えることがない。
 さあ、フランスとアルゼンチン、どんな戦いになるだろうか。



posted by 伊熊よし子 at 22:36 | 日々つづれ織り

ハイオウ・チャン

 最近、アジア系の音楽家の取材が増えている。
 先日、中国出身で、現在はドイツ在住のピアニスト、ハイオウ・チャンのインタビューを行った。
 彼は多くの音楽家がそうであるように、コロナ禍でコンサートがなくなってしまったなかで「何をするべきか」を模索し、ベートーヴェンとJ.S.バッハの音楽を研究し続けたという。
 そして「私の2020年」と題したアルバムを作り上げた。
 ここにはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番、第32番からバッハの作品までを収録(キングインターナショナル)。
  その話を中心に、ドイツでの生活、各地での演奏について、今後の抱負までさまざまなことを聞くことができた。
 実は、インタビューの部屋に入ると、テーブルの上にハイオウ・チャンのとても素敵な帽子が置いてあった。
 その帽子を褒めると、「私のステージ衣裳や日常着は、イタリアの老舗テーラーの熟練の職人さんが作ってくれるんです。私のファンだといって、とてもていねいに仮縫いもしてくれる。その人がコロナで亡くなってしまい、とてもショックを受けました。彼か作ってくれたステージ衣裳は、心臓にあたる部分に隠されたボタンが縫い付けてあるんです。私の演奏を見守ってくれるというわけです」といって、帽子もイタリア製だといっていた。
 この記事は、次号の「intoxicate」に掲載される予定である。
 今日の写真は、帽子をかぶったものとかぶらないものの2枚。とてもスリムで、ビシッと着こなしたスーツがよく似合っていた。

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posted by 伊熊よし子 at 22:20 | 日々つづれ織り
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