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山宮るり子

  ハープの山宮るり子は、ハンブルク国立音楽演劇大学に留学し、私の大好きなハーピスト、グザヴィエ・ドゥ・メストレに師事している。
  メストレはクラス全員にコンクールを受けろ受けろといい、しかも優勝するまで続けさせたという。
  山宮るり子も毎年のようにコンクールに参加し、2009年には難関といわれるミュンヘン国際音楽コンクール・ハープ部門で第2位入賞を果たし、2011年にパリで開催されたリリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで優勝の栄冠に輝いた。
  帰国後は、ソロ、室内楽、オーケストラへの参加など、幅広い活動を展開している。
  そんな彼女が「プリエール―モルダウ」と題したアルバムをリリースした(オクタヴィア)。
  その話を聞きに、インタビューに出かけた。  
「プリエール」とは、フランス語で「祈り」を意味し、コロナ禍にあって「明るい未来を心から祈る」という意味でタイトルにしたのだという。
  このインタビューは、次号の「レコード芸術」に掲載される予定である。
  インタビューでは、ハープを始めたきっかけ、留学時代のこと、コンクールに関してなどさまざまな話題が出たが、メストレのレッスンの話がとてもおもしろく、それをことこまかく原稿に書き込んだ。
  11月8日には、トッパンホールでCDリリースを記念してリサイタルが行われる予定。
  最近は、少しずつ制限を設けながらもコンサートが開かれるようになっている。山宮るり子のリサイタルも無事に開催されることを「祈る」ばかりである。
  今日の写真はインタビュー中のワンショット。

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posted by 伊熊よし子 at 22:37 | 日々つづれ織り

オヤマダアツシさん

  音楽ライターとして活躍したオヤマダアツシさんが、9月3日に亡くなった。
  いつも柔らかな笑顔を見せ、おだやかな物腰で、けっして激することがなかった。
  私はすぐに感情が顔に現れてしまうため、そんな平常心を保っているオヤマダさんがうらやましかった。
  数年前、長野市芸術館で半年に渡り、月に1度のペースで講演を行ったとき、次の講師がオヤマダさんだった。
  すると、彼は「伊熊さんの講義を聞いておきたくて…」といって、最終回にわざわざ長野まで足を運んでくれた。
  「そもそも会」というトークを中心とした会の第1回のゲストに呼ばれたときも、一番うしろの席にすわり、私のトークがすべて終わって質疑応答に移ったときに、質問をしてくれた。
  いつも彼に会うと、「伊熊さん、いまどんな物を書いているの?」とか「何か新しい計画を考えている?」などと聞いてくれ、私も同様のことを尋ね、いろんな話をした。
  イギリス音楽を中心にさまざまな音楽に造詣が深く、いろんなことを教えていただいた。それもごく自然にやんわりと、知識をひけらかすことなく、楽しそうに…。
  オヤマダさんは、早寝早起きがモットーだった。完全に夜型の私とはまったく異なり、「どうしたら朝からシャキッと仕事が始められるの?」と聞くと、「まあ、人それぞれだから」と笑ってはぐらかされた。
  本当におだやかで心が広く、優しい人だった。
  謹んでご冥福をお祈りいたします。
posted by 伊熊よし子 at 21:29 | 日々つづれ織り

小山実稚恵

  先日ブログにも綴った小山実稚恵のインタビューが、「intoxicate」のWEB記事に掲載された。
  最近は、こうしてWEBで紹介されると、すぐに貼り付けて紹介できるため、とても便利である。  
  でも、一方では、新聞や雑誌など紙媒体の低迷が問題視されているため、なんとも複雑な思いである。
  雑誌の編集者と話すと、みな口をそろえて「ウチもこれからはWEBに力を入れていきます」と話す。やはり時代の流れなのだろう。
  誌面(紙面)でしっかり読みたいと思う私は、いつもWEBの原稿を書くとき、「読者はサーっと流して読んでしまうんだろうな」と考える。
  実際、「この記事は1分で読めます」と明記している記事もある。
  ホント、複雑な気持ちである。
 「intoxicate」のように、紙媒体とWEBの両方で掲載してくれるところは、心強い限りだ。

posted by 伊熊よし子 at 22:15 | 日々つづれ織り
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