2018年08月03日
クレモナ・レッド
先日訪れたクレモナで、ひとつ新たな発見があった。
街全体を俯瞰した写真を撮影することになり、夜の8時にクレモナでもっとも高い建物に行き、そこからカメラマンがドゥオーモ(大聖堂)やトラッツォ(鐘塔)を望む全体像を撮影した。
この時間は西日が建物を照らし、もっとも美しい光景になるという。
街は屋根が赤いレンガの色で統一され、それが見事なまでの一体感を生み、とても美しい。このレンガは、ポー川の粘土で作られているそうで、アントニオ・ストラディヴァリの製作したヴァイオリンのニスの色にも似ているそうだ。
現地の人たちに聞くと、屋根はこのレンガを使ったものでないと認められないとのことで、昔からずっと「クレモナ・レッド」と呼ばれる色合いが守られているという。
あまりにも美しい景観に、しばしときを忘れ、悠久のかなたへと心は飛んでいった。こうした新たな発見があると、旅はより魅惑的になる。
今日の写真は、「クレモナ・レッド」の色彩を放つ街の景観と、レンガを用いた屋根。この街は現代的なコーヒーのチェーン店やファーストフードのお店がまったくなく、中世の面影をいまなお色濃く留めている。それが旅人をストラディヴァリの時代へとタイムスリップさせ、心身を癒す大きな理由となっている。

街全体を俯瞰した写真を撮影することになり、夜の8時にクレモナでもっとも高い建物に行き、そこからカメラマンがドゥオーモ(大聖堂)やトラッツォ(鐘塔)を望む全体像を撮影した。
この時間は西日が建物を照らし、もっとも美しい光景になるという。
街は屋根が赤いレンガの色で統一され、それが見事なまでの一体感を生み、とても美しい。このレンガは、ポー川の粘土で作られているそうで、アントニオ・ストラディヴァリの製作したヴァイオリンのニスの色にも似ているそうだ。
現地の人たちに聞くと、屋根はこのレンガを使ったものでないと認められないとのことで、昔からずっと「クレモナ・レッド」と呼ばれる色合いが守られているという。
あまりにも美しい景観に、しばしときを忘れ、悠久のかなたへと心は飛んでいった。こうした新たな発見があると、旅はより魅惑的になる。
今日の写真は、「クレモナ・レッド」の色彩を放つ街の景観と、レンガを用いた屋根。この街は現代的なコーヒーのチェーン店やファーストフードのお店がまったくなく、中世の面影をいまなお色濃く留めている。それが旅人をストラディヴァリの時代へとタイムスリップさせ、心身を癒す大きな理由となっている。
posted by 伊熊よし子 at 00:03
| 麗しき旅の記憶