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カラヴァッジョ展

  いま、大阪のあべのハルカス美術館で、「カラヴァッジョ展」が開催されている(2020年2月16日まで)。
  年末年始は京都の仕事部屋で過ごしているため、大阪まで足を伸ばした。東京開催がないからである。
  あべのハルカスは日本一の高さを誇る超高層複合ビルで有名になったが、その16階にあべのハルカス美術館はある。
  まず、入口で大きなカラヴァッジョの「法悦のマグダラのマリア」のポスターが出迎えてくれた。
  今回は、この絵の他に「リュート弾き」「聖セバスティアヌス」「悲嘆に暮れるマグダラのマリア」「歯を抜く人」「執筆する聖ヒエロニムス」「聖アガピトゥスの殉教」「洗礼者ヨハネ」などが展示され、カラヴァッジョと同時代の画家たちの作品も多数展示されている。
  カラヴァッジョは数奇な運命をたどった画家である。私は昔から大好きで、伝記や資料もずいぶん読んでいる。
  そして、海外に行ったときも、カラヴァッジョの絵がある土地だとわかると、いつも飛んでいく。
  年末ゆえ、大阪はものすごい混雑だったが、ちょうどランチの時間帯だったこともあり、美術館ではゆっくりひとつずつの絵と対面することができた。
  その後、せっかく来たのだからと大阪城を訪ねたが、ここも海外の観光客であふれていた。
  京都もそうだが、大阪もすさまじい人の波。でも、カラヴァッジョをじっくり見られたのはよかった。
  今日の写真は、「カラヴァッジョ展」の入口のポスター。それから大阪城の天守閣。

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posted by 伊熊よし子 at 22:57 | 麗しき旅の記憶

九州出張

  今年5月、大分県竹田市のホール、グランツたけたでミッシャ・マイスキーのプレセミナーを行ったことは、以前ブログでも綴ったが、明日からまたその竹田市に出張することになった。
  今回は、5日に開催されるダン・タイ・ソンのリサイタルのプレセミナーでの講演である。
  音源を用意し、資料を整え、1泊の荷物を準備した。
  今週はとにかくドタバタの状態で、インタビューと取材が目白押し。原稿の締め切りも重なり、ちょっと疲労がたまっている。
  しかし、明日はお昼の飛行機ゆえ、午前中から出かけなくてはならない。
  グランツたけたのスタッフは、「またお会いするのを楽しみにしています」といってくれるため、疲れたなどとはいっていられない。
  なんとか体調をコントロールし、いいプレセミナーができるようにしなくては…。
  それでは、またグランツたけたの様子を写真とともに紹介します。
posted by 伊熊よし子 at 22:28 | 麗しき旅の記憶

クリムトのスカーフ

 私は音楽とともに美術も大好きで、よく海外出張のときなどには、時間ができると美術館巡りをする。
 以前、ウィーンの分離派会館(セセッション館)ではグスタフ・クリムトが制作した有名な壁画「ベートーヴェン・フリース」を鑑賞し、魂が吸い取られるようなえもいわれぬ衝撃と感銘を受けた。
  そのときにショップで記念に購入したのが、「ベートーヴェン・フリース」の一部をデザインしたスカーフ(白)である。
  そして先ごろ、東京都美術館でクリムト展が開催され、またまたクリムトの絵に会いにいってきた。
  この展覧会は連日ものすごい人が訪れ、押すな押すなの大盛況。あまりの人の多さにひとつの絵をじっくり観るということは困難だったが、それでもクリムトのすばらしさに触れ、またもや深い感動を得た。
  今回、記念に購入したのは、やはり「ベートーヴェン・フリース」をデザインしたスカーフ(赤)。
  ふたつともシルクで、オーストリア製。かなりずっしりとした質感のある、大ぶりのスカーフである。
  薄着のときに巻くのはちょっと難しく、秋のジャケットや冬のコートに向いている感じだ。
  でも、眺めているだけで、脳裏に「ベートーヴェン・フリース」の偉大な絵が浮かんできて、心が豊かになる。
  今日の写真は、その紅白のスカーフ。今年の秋から冬にかけて、私の必須アイテムになりそう。

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posted by 伊熊よし子 at 21:58 | 麗しき旅の記憶
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