2023年09月21日
諏訪内晶子&エフゲニ・ボジャノフ
9月17日、18日と、徳島に出張した
諏訪内晶子&エフゲニ・ボジャノフのデュオ・リサイタル(あわぎんホール)のプレトークの講師を依頼されたからである。
前日の夜に徳島に入り、18日の15時開演のリサイタル前、13時30分から14時30分の1時間の講座である。
当日はかなり大勢の人が講座を聞きにきてくれ、演奏曲目のブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番から第3番の曲目に関して、デビュー以前からおつきあいのある諏訪内さんの人生と音楽の変遷、ショパン・コンクールを現地で聴いたボジャノフのことなど、多岐に渡る話題を取り上げた。
その後、ブラームスのソナタを3曲聴き、終演後には楽屋でおふたりと会い、夜の便で東京に戻った。
徳島は初めて訪れたが、空港の名前が「阿波踊り空港」というのには「なるほど」と思ってしまった。到着ロビーには大きなスクリーンがあり、阿波踊りが映し出されていて、訪れる人を明るく出迎えてくれた。
諏訪内晶子とエフゲニ・ボジャノフのブラームスは、何度もリハーサルを繰り返しているだけあって、細部まで息がピッタリ。
彼女の楽器は新たな出会いとなった、1732年製グァルネリ・デル・ジェズ「チャールズ・リード」。この深々と厚みのある音がブラームスにとてもよく合い、それを伝えると、諏訪内さんも「そうなのよ。いま、とってもいい状態なの」と、にこやかに語っていた。
今日の写真は、あわぎんホールの外観と終演後のワンショット。このチャールズ・リード、ぜひナマで聴いてみてください。
posted by 伊熊よし子 at 22:27
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