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とらや牛肉店

 いつもお肉料理が食べたくなると、すぐににしおぎ北銀座街の「とらや牛肉店」に出向く。
 このお肉屋さんは、平日でも夕方近くなるとほとんどの商品がなくなってしまうため、なるべく早くいかなくてはならない。
 しかし、そこは個人商店のいいところ。
「エーッ、今日はもう合いびき肉は終わっちゃったの?」
「豚赤身肉の薄切りは、もうないんですか?」
 こんなお客さんの声に応えて、「ちょっとお待ちいただければ、作りますよ」といってくれる。お店の奥で、すぐに用意してくれるのである。
 今日も雨のなか、3時過ぎにいったら、半分以上の商品が売り切れていた。
 西荻に引っ越してから、ここのお肉以外は買わなくなってしまった。それほどおいしいし、ていねいに作られている。
 豚の赤身ひき肉はほとんど脂がないし、牛のしゃぶしゃぶ用のお肉も、豚のひれ肉も、すき焼き用のお肉も、すべておいしくて安心して食べられる。
 牛カツやシャリアピンステーキなど、下ごしらえがしてあって、あとは家で焼くだけという商品も人気だ。
 日曜日がお休みのため、土曜日にいってまとめ買いすることも多い。
 とにかく、毎日新しいお肉が店頭に並び、その日のうちに売れてしまう。
 そしてひき肉を買うだけでも、売り切れていると嫌な顔ひとつせず、すぐに挽いてくれる。こんなお店、なかなかあるものではない。
 というわけで、私は自分でいうのもなんだが、常連さん(?)だ。家族経営のようで、みんなと顔見知りになっている。
 今日の写真は、とらや牛肉店の外観。牛肉店の名の通り、各地の牛肉をより合わせた「合わせ切り」というお肉があり、お買い得である。


 
 
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posted by 伊熊よし子 at 22:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 西荻はおいしい

ゆのたに 心亭

 つい先ごろ、西荻窪のエキナカにあるDilaが閉店となり、いくつか入っていたお店が閉じてしまった。
 なかでも、私がよく通っていたのが、魚沼産コシヒカリを使ったおにぎりを販売しているゆのたに 心亭。
 ここはお米や新潟産の食材などをいろいろ販売していて、22時まで開いていたため、コンサート帰りの夜食などを買うのに便利だった。
 いまDilaのあったところは新店舗開業に向けて工事中で、6月にはデイリーテーブル紀ノ国屋がオープンするようだ。
 このおにぎり屋さんは、北口に移ると聞いていたので楽しみにしていたのだが、駅の北銀座通りのすぐのところに移転した。
 新店舗は、7時30分から20時までだそうで、いまのところお休みは設けていないという。
 以前、湯沢の仕事部屋に通っていたころから、魚沼産コシヒカリにすっかりハマってしまった。Dilaがなくなってしまって、どこでお米を買えばいいのだろうかと思っていたが、ゆのたに 心亭が新装オープンしてくれて、本当に助かった。
 ここのおにぎりは、旬の食材を使った物も多く、いつもいろんな種類がある。もうひとつ、私が大好きなのが、草餅である。これはパリッと焼いてきなこをまぶしたり、おしるこに入れると、最高である。
 今日の写真は、北口の1分ほどの場所に移転した、ゆのたに 心亭。にんじんジュースとおはぎもお薦めだ。


 
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posted by 伊熊よし子 at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 西荻はおいしい

喜田屋

 西荻には、長年伝統的なレシピで和菓子を作り続けているお店がいくつかある。
 なかでも、北口のにしおぎ北銀座街にある老舗の喜田屋は、人気が高い。
 ここは和菓子ひと筋の年輩の職人さんが餡から作っていて、一日に販売される数も限られている。



 もっとも貴重なのが、豆大福。これはほとんんど午前中に売り切れてしまうため、なかなか購入することができない。
 私が気に入っているのがおしるこ用の餡で、つぶあんとこしあんがあり、年末年始の期間限定で販売される。
「うちはね、市販の餡は使っていない。北海道の小豆100パーセントを用い、豆から煮ていく。だから、数多くは作れない」
 いつも店頭に並ぶお菓子は数が限られていて、それもすぐに完売してしまう。
 運よく豆大福を手に入れることができたときは、本当にうれしい。
 以前、ある事務所で本の打ち合わせがあり、そのときは私以外はすべて男性だったのだが、この豆大福を買っていった。
「甘いもの、苦手な人いますか」
 と、聞いたところ、みんな大好きだという。そこでこの豆大福を出したら、みんな「ウワーッ、こういうの食べたいんだよ」「ふだん、なかなか食べられないねえ」「男だって、大福には目がないんだよ」と大騒ぎ。
 みんな口のまわりを粉だらけにしてパクつき、「うま?い。うますぎ。お茶、お茶、お茶くれえー」と叫んでいた。
 喜田屋は職人さんがひとりゆえか、お店にときどき顔を出すおばあちゃんいわく、「おじいちゃんが仕事ができなくなると、店はできない」といっていた。
 ずいぶん前に一度、その職人さんが病気で倒れたことがあり、長い間お店は閉じられていた。みんな、お店の前で張り紙を見て、肩を落としていたものだ。
 ようやくお店が再開したが、やはり数は限られている。先日、餡を分けてもらうことができ、おいしいおしるこを作ることができた。
 今日の写真は豆大福と、これも人気のお赤飯。豆大福の餡は甘さが抑えられた上品な味で、ほどよい塩気の赤えんどうまめがぎっしり入っている。皮や餅もすごく薄くて、とろけるよう。ひとつ食べただけで、ずっしり満足感。
 ずっとこの逸品が食べられるといいのだが…。職人さんの健康を祈願して…。


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posted by 伊熊よし子 at 14:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 西荻はおいしい
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