2023年02月10日
甘いっ子
西荻には、昔から変わらない内容で営業しているお店が数多くあり、私はそういう老舗がたまらなく好きである。
駅の南口から4〜5分のかき氷が有名な「甘いっ子」は、昭和40年創業の甘味処。
2000年に元の店主がお店を閉じようとしたところ、常連だった現店主が受け継ぐことを決意、それから修行を重ねて現在の状況になったという。
いまでは西荻を代表する甘味処として、根強いファンを獲得している。
私は原稿書きで疲れると、無性におしるこが食べたくなる。それも上品なこしあんの御膳汁粉ではなく、あずきがたっぷり入った田舎汁粉が好み。
この甘いっ子の田舎汁粉は、なんといってもボリュームが違う。2〜3人分はあろうかという、びっくりするくらいの量で、焦げ目のついたおいしいお餅も2個入っている。
スプーンがついてくるので、最初は「なんで?」と思うが、これは食べ始めるとわかる。
大量のあずきを口に運ぶには、スプーンが必要不可欠なのである。
ものすごくからだと脳が疲弊しているときにこのおしるこをいただくと、食べたあとには満足感とともに、にんまりと笑顔になっている自分に気づく。
今日の写真は古きよき時代を感じさせるお店の外観と、たっぷりあずきの田舎汁粉。甘党のかたは、ぜひ。
posted by 伊熊よし子 at 15:23
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