2026年09月14日
エットーレ・パガーノ
9月8日、浜離宮朝日ホールでエットーレ・パガーノのチェロ・リサイタルが行われた。
エットーレ・パガーノは2026年エリザベート王妃国際音楽コンクールの優勝者。2003年生まれのローマ出身。
この優勝者には、パブロ・カザルスが1908年に入手して1973年に亡くなるまで愛奏していた、1733年、マッテオ・ゴフリラー製のチェロが4年間貸与されることになっている。
その名器を携えての来日となり、期待は大いに膨らんだ。
プログラムはストラヴィンスキー:イタリア組曲、シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番、ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調、マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲という、イタリア色が盛り込まれたもの。
冒頭のストラヴィンスキーから、カザルスのチェロは朗々としたのびやかな音色を醸し出し、奏者の力量によるところが大きいのだろうが、実におおらかに深々と、そして説得力をもってホールのすみずみまで響きわたる。
エットーレ・パガーノは、同コンクールの第5位入賞者となった北村陽から聞いた話によると、優勝が決まったのちのガラコンサートで、すぐにこの貸与されたばかりのチェロを弾きこなしたという。
とりわけラフマニノフが印象深く、哀感あふれる情感豊かな旋律のうたわせ方と、情熱のほとばしりとのコントラストが見事で、優勝者の何恥じない名演を披露した。ピアノは小澤佳永。
初来日ゆえ、ぜひインタビューをしたかったが、直前に来日情報が入ってきたため無理となった、残念…。
録音は、「エリザベート王妃国際音楽コンクール チェロ部門2026」(ナクソス)で聴くことができる。ここには優勝者、入賞者のさまざまな作品が含まれ、パガーノはプロコフィエフの協奏交響曲とクラフトのチェロ協奏曲が収録されている。
アンコールには、カザルスの得意とした「鳥の歌」が奏でられ、わたしの脳裏にはカザルスの生地エル・ヴェンドレルを訪れたときの景観が蘇ってきた。
今日の写真は、リサイタルのチラシ。

エットーレ・パガーノは2026年エリザベート王妃国際音楽コンクールの優勝者。2003年生まれのローマ出身。
この優勝者には、パブロ・カザルスが1908年に入手して1973年に亡くなるまで愛奏していた、1733年、マッテオ・ゴフリラー製のチェロが4年間貸与されることになっている。
その名器を携えての来日となり、期待は大いに膨らんだ。
プログラムはストラヴィンスキー:イタリア組曲、シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番、ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調、マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲という、イタリア色が盛り込まれたもの。
冒頭のストラヴィンスキーから、カザルスのチェロは朗々としたのびやかな音色を醸し出し、奏者の力量によるところが大きいのだろうが、実におおらかに深々と、そして説得力をもってホールのすみずみまで響きわたる。
エットーレ・パガーノは、同コンクールの第5位入賞者となった北村陽から聞いた話によると、優勝が決まったのちのガラコンサートで、すぐにこの貸与されたばかりのチェロを弾きこなしたという。
とりわけラフマニノフが印象深く、哀感あふれる情感豊かな旋律のうたわせ方と、情熱のほとばしりとのコントラストが見事で、優勝者の何恥じない名演を披露した。ピアノは小澤佳永。
初来日ゆえ、ぜひインタビューをしたかったが、直前に来日情報が入ってきたため無理となった、残念…。
録音は、「エリザベート王妃国際音楽コンクール チェロ部門2026」(ナクソス)で聴くことができる。ここには優勝者、入賞者のさまざまな作品が含まれ、パガーノはプロコフィエフの協奏交響曲とクラフトのチェロ協奏曲が収録されている。
アンコールには、カザルスの得意とした「鳥の歌」が奏でられ、わたしの脳裏にはカザルスの生地エル・ヴェンドレルを訪れたときの景観が蘇ってきた。
今日の写真は、リサイタルのチラシ。
posted by 伊熊よし子 at 22:17
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