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クロエ・チュア

 いま、日本を含め、アジアから世界の舞台へと羽ばたいている若きヴァイオリニストが多い。
 2007年シンガポールに生まれたクロエ・チュアもそのひとり。2018年にユーディ・メニューイン国際コンクールで第1位を共同受賞し、他にも国際コンクールの受賞歴が数多くあり、世界の著名な指揮者やオーケストラとの共演を重ねている。
 録音も積極的に行い、ヴィヴァルディ「四季」&ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲、バタフライ・ラヴァーズ&パガニーニ、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集などを次々にリリースしている(ファインアーツミュージック)。
今回は、キンボー・イシイ指揮NHK交響楽団との共演で来日した際にインタビューを行うことになった。
 クロエはとても笑顔のチャーミングな、おだやかな話し方をする人で、ひとつの質問に対してていねいに、率直に、誠意をもって答えてくれる。
 新譜やこれまでのコンサートのこと、子ども時代からの音楽との向き合い方、ベルリンでの勉強のこと、貸与されている楽器のこと、シンガポールの音楽事情まで、いろんな話をしてくれた。
 昔の巨匠、ハイフェッツやオイストラフが大好きだそうで、特に「オイストラフの音はホットチョコレートのようで心もからだも温まる。究極の癒しの響き」と称しているのが印象的だった。
 もちろん、ヒラリー・ハーンやヴェンゲーロフも好きだと聞き、以前ヴェンゲーロフの本を書いた話をしたらすごく興味を示してくれ、しばしその話題で盛り上がった。
 まだ19歳。世界中から引っ張りだこの人気だが、「往年の巨匠のように、みんなの心に語りかけるヴァイオリニストになりたい」と、笑顔で抱負を語った。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。この記事は次号の「intoxicate」に書く予定である。

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posted by 伊熊よし子 at 21:39 | 情報・特急便
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