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室内楽の環 音楽祭2026

 7月20日、王子ホールで「室内楽の環 音楽祭2026」が開催された。
 昼公演は14時15分開演で、滝千春をはじめとする多くのアーティストによる弦楽四重奏、公開レッスン、トランペット・ソロ、ピアノ五重奏、六重奏など多彩なプログラムが展開され、「室内楽の魅力に触れる」というのがコンセプトだ。
 夜公演はエリック・シルバーガー(ヴァイオリン)とブラント・フレドリクセン(ピアノ)のデュオ・リサイタル。わたしはこちらの公演を聴きに行き、「ONTOMO ONLINE」に公演レポートを書くことになった。
 プログラムは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタk.454、フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番が前半。後半は作曲家立ち合いのもと、ウィリアム・ワイゲルの「ヴァイオリンとピアノのための3つの対話」が世界初演され、最後はR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ作品18。
 ヴァイオリニストはチャイコフスキー・コンクールなどの入賞者で、1757年製ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニの楽器を朗々と響かせる。ピアニストは室内楽奏者、教育者としても知られ、自由闊達なピアニズムを披露した。
 世界初演の作品は、作曲家が解説に書いているところによると、「ヴァイオリンとピアノが対等な立場で語り合うことを大切にした」とのことで、両者の雄弁で自由な音の対話が印象的だった。
 アンコールは、ワイゲルが編曲したという「さくら」が奏され、日本の美が新たな面を見せ、のびやかな変奏がコンサートの終わりを飾った。
posted by 伊熊よし子 at 23:25 | クラシックを愛す
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