2025年11月28日
河野智美
11月22日、王子ホールで河野智美のギター・リサイタルが行われた。
プログラムは、私の大好きなバリオスの「大聖堂」からスタート。何度聴いても、いつ聴いても、この作品は心の奥にしっとりと響いてくる。
次いでJ.S.バッハ(河野智美編)「リュート組曲(パルティータ)」、サンス「エスパニョレッタ」、サンス/J.ロドリーゴ「カナリオス」、レノン=マッカートニー(セルシェル編)「イン・マイ・ライフ」、佐藤弘和「青空の向こうに」、坂本龍一(佐藤弘和編)「戦場のメリークリスマス」と続き、前半は終了。
いずれもこだわりのプログラム構成で、河野智美の情感豊かで静謐で、細部まで神経の研ぎ澄まされたギターの音色が親密的なホールの空間に響き、聴衆は集中力をもって聴き込んでいた。
後半は、以前「ぶらあぼ」のインタビューで彼女が語っていたフレデリック・ハンドの「ファンタジー」が演奏された。これは委嘱献呈作品で、全編にバッハの精神を感じさせる作品。プログラムにはハンドのことばが掲載されていた。そしてハンドがバッハに捧げた「祈り」が演奏され、河野智美のこの作曲家に対する敬愛の念と親愛の情が色濃く映し出されていた。
ここからは福田進一が参加し、ラモー(福田進一編)「ミューズたちの対話」、ソル(コスト編)「幻想曲」でデュオが披露された。
まさに2曲ともギター・デュオの醍醐味で、2台のギターがときに雄弁な対話を繰り広げ、またあるときは感情をぶつけ合うような響きも醸し出し、さらにやわらかく優しくささやきあったりして、実に豊かな色合いを描き出した。
これで終わりかと思った人が多いと思うが、ここにサプライズゲストの荘村清志が登場。ヴィヴァルディ「アンダンテ」、永島志基編「愛のロマンス」がギタートリオで演奏され、拍手喝采となった。
久しぶりに聴いたギターの調べで、心のなかが浄化されたような感覚を抱いた。
今日の写真は、絶妙のトークも披露してくれた巨匠ふたりに挟まれた河野智美。ムジカキアラ提供。

プログラムは、私の大好きなバリオスの「大聖堂」からスタート。何度聴いても、いつ聴いても、この作品は心の奥にしっとりと響いてくる。
次いでJ.S.バッハ(河野智美編)「リュート組曲(パルティータ)」、サンス「エスパニョレッタ」、サンス/J.ロドリーゴ「カナリオス」、レノン=マッカートニー(セルシェル編)「イン・マイ・ライフ」、佐藤弘和「青空の向こうに」、坂本龍一(佐藤弘和編)「戦場のメリークリスマス」と続き、前半は終了。
いずれもこだわりのプログラム構成で、河野智美の情感豊かで静謐で、細部まで神経の研ぎ澄まされたギターの音色が親密的なホールの空間に響き、聴衆は集中力をもって聴き込んでいた。
後半は、以前「ぶらあぼ」のインタビューで彼女が語っていたフレデリック・ハンドの「ファンタジー」が演奏された。これは委嘱献呈作品で、全編にバッハの精神を感じさせる作品。プログラムにはハンドのことばが掲載されていた。そしてハンドがバッハに捧げた「祈り」が演奏され、河野智美のこの作曲家に対する敬愛の念と親愛の情が色濃く映し出されていた。
ここからは福田進一が参加し、ラモー(福田進一編)「ミューズたちの対話」、ソル(コスト編)「幻想曲」でデュオが披露された。
まさに2曲ともギター・デュオの醍醐味で、2台のギターがときに雄弁な対話を繰り広げ、またあるときは感情をぶつけ合うような響きも醸し出し、さらにやわらかく優しくささやきあったりして、実に豊かな色合いを描き出した。
これで終わりかと思った人が多いと思うが、ここにサプライズゲストの荘村清志が登場。ヴィヴァルディ「アンダンテ」、永島志基編「愛のロマンス」がギタートリオで演奏され、拍手喝采となった。
久しぶりに聴いたギターの調べで、心のなかが浄化されたような感覚を抱いた。
今日の写真は、絶妙のトークも披露してくれた巨匠ふたりに挟まれた河野智美。ムジカキアラ提供。
posted by 伊熊よし子 at 23:44
| 日々つづれ織り


