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ルーカス・ゲニューシャス

 昨年、オンライン・インタビューしたロシアのピアニスト、ルーカス・ゲニューシャス。
 4月18日(金)には、浜離宮朝日ホールでピアノ・リサイタルを開く。
 今回のプログラムの聴きどころは、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第1番のオリジナル版の演奏。これまでは改訂版の演奏が行われていたが、ゲニューシャスはロシア国立音楽博物館でオリジナル版の楽譜と出会い、そのすばらしさに感銘を受けたという。
 改訂版では第1楽章と第3楽章に大きく手が入れられており、かなり短くなっているが、オリジナル版は45分の長さがあるという。
 ゲニューシャスはその版をもとに、ラフマニノフのルツェルンの別荘で、作曲家が使用していたという1933年製スタインウェイを用いて録音を行っている。
 今回は、その演奏が日本初演という形で披露される。
 前半は、シューベルトの即興曲集が演奏される予定。インタビューでは、シューベルトとラフマニノフの共通項に関しても熱く語っていた。
 朝日ホールは響きがとてもいいホールである。久しぶりにゲニューシャスの鍛え抜かれたピアニズムを聴くことができる。とても楽しみである。
posted by 伊熊よし子 at 20:13 | 情報・特急便
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