2025年03月30日
ベルチャ弦楽四重奏団&エベーヌ弦楽四重奏団
カルテットが大好きな私は、昨日の極寒の雨模様のなか、神奈川県立音楽堂の「世界の第一線を担う2つのカルテットが響き合う!」と題されたベルチャ弦楽四重奏団とエベーヌ弦楽四重奏団の演奏を聴きに出かけた。
プログラムは、前半がウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章(エベーヌ)、メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲変ホ長調作品20、後半がショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番より第3楽章(ベルチャ)、エネスク:弦楽八重奏曲作品7。
弦楽八重奏曲を聴く機会はなかなかないため、この2曲がとても楽しみだった。
文字通り、世界の第一線で活躍するふたつのカルテットは、それぞれ個性は異なるものの、ストイックに作品に没入していく姿勢、4人の絶妙の呼吸の合わせた方、作品への深い洞察力は同質のものが存在し、4曲ともに精神性の高い演奏だった。
とりわけ、美しく心の奥深く響いてきたのはメンデルスゾーンで、第1楽章の燃え上がるような情熱、第2楽章の滋味豊かな緩徐楽章の特質、第3楽章の軽妙洒脱でデリケートな響き、第4楽章の8つの楽器が一体化した推進力あふれるフィナーレが印象に残った。
最後はエベーヌに加入したチェロの岡本侑也が日本語でアンコールのフォーレを紹介し、幕となった。
この公演評は、「公明新聞」に書く予定になっている。
posted by 伊熊よし子 at 14:00
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