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ピアニストの取材とコンサートが続く

 最近は、ピアニストのコンサートが続き、さらに取材やインタビューもピアニストが多い。
 11月7日には東京オペラシティコンサートホールでアレクサンダー・ガジェヴのリサイタルがあり、久しぶりに彼の演奏に触れることができた。
 プログラムはバッハ「フランス組曲第4番」からスタート、ショパン「ノクターン第4番、第5番、スケルツォ第3番」へと続け、ショパン・コンクール第2位の実力を発揮。次いでフランク(バウアー編)「前奏曲、フーガと変奏曲」で前半を締める。
 後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」で華麗に情熱的なピアニズムを思いっきり披露した。
 11月10日には同じくオペラシティで舘野泉の「バースデー・コンサート、米寿記念演奏会」があり、今回はソロではなく、弦楽器や管楽器の精鋭メンバーとの共演となった。
 ヤナーチェクの「カプリッチョ 挑戦」、平野一郎の「鬼の学校」、パブロ・エスカンデの「奔放なカプリッチョ」(世界初演)というプログラム構成。エスカンデの演奏の前には、上皇さまと上皇后さまがお見えになり、最後は盛大な拍手を送られていた。
 11月11日にはヤマハホールでジョージ・ハリオノのリサイタルが行われたが、これに関しては前日にインタビューを行ったため、次回のブログでその詳細を綴りたいと思う。
 そうそう、もうひとつ、10月25日に王子ホールで聴いたジャン・ロンドーのバッハ「ゴルトベルク変奏曲」も、深く印象に残るすばらしい演奏だった。今年のベストテンに入る名演で、ジャン・ロンドーという稀有な才能に常に驚かされる。
 今日の写真は、終演後のサイン会のロンドー。ついふらりと近所から出てきたようなラフな恰好でチェンバロに向かい、ひょうひょうとしている。これが彼のスタイルなんでしょうね。

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posted by 伊熊よし子 at 18:31 | 日々つづれ織り
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