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第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール

 6月9日ムジカーザにおいて、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールの記者発表が行われた。
 期日は2023年10月5日から15日、場所はワルシャワ国立フィルハーモニー・ホールである。
 当日はポーランドからコンクールの担当者が来日し、コンクールの概要、前回の様子、今回の内容まで長時間に渡って詳細が発表された。

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 質疑応答が終わってからは、第1回の優勝者ポーランドのトマシュ・リッテルと第2位入賞者の川口成彦が演奏を披露、最初はひとりずつで、最後はふたりの連弾も披露された。

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 その後、ふたりにインタビューを行った。2024年3月9日から13日まで各地で18世紀オーケストラと共演することが決まったため、その先行取材である。このコンサートはソリストにユリアンナ・アヴデーエワが加わり、「The Real Chopin×18世紀オーケストラ」と題されている。
 使用ピアノは、ヒストリカル・ピアノ(ブレイエル1843)の予定である。
 ふたりにはピリオド・コンクールを受けた経緯からコンクール時の様子、優勝&入賞したときの気持ち、本選で18世紀オーケストラと共演したときのこと、コンクール以前の活動と以後の活動に関して、そしてコンクールから5年経過したことに続き今後5年の予定と抱負まで、多岐に渡ることを聞いた。
 このインタビューは、KAJIMOTOのHPと、各ホールの冊子やWEBに書くことになっている。
 写真はインタビュー後のツーショット。コンクールを通して、とても仲良くなったとのこと。来年のツアーが楽しみだ。

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 翌日の10日には、浜離宮朝日ホールでトマシュ・リッテルのリサイタルを聴いた。
 ショパンのノクターン第4番、第1番、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番、モーツァルトの幻想曲、ショパンの24の前奏曲という多彩なプログラム。非常に説得力があり、しかも洞察力に富んだピアニズムで、1843年製ブレイエルを使用して薫り高き響きを存分に聴かせた。
 来年の18世紀オーケストラは弾き振りである。また新たなる魅力が引き出されるに違いない。

posted by 伊熊よし子 at 23:05 | 情報・特急便
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