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クラウス・マケラ

 連休は京都の仕事部屋に滞在し、仕事はすべてテレワークとなった。 
 5月5日には、いま大人気の若きマエストロ、クラウス・マケラにオンラインインタビューを行った。
 昨年のパリ管弦楽団との来日公演は、「音楽の友」のコンサートベストテンのNo.1に挙げたが、それを伝えると、「おおっ、すばらしい。ありがとう!」ととても喜んだ表情をしていた。
 インタビューはそのパリ管との録音について、新譜のこと、そして今秋のオスロ・フィルとの来日に関してプログラムからオーケストラとの絆などを聞いた。
 ごく短時間のインタビューだったが、それぞれの質問に対してとても真摯に、雄弁に、そして誠意をもって答えてくれ、音楽性もすばらしいが人間性のすばらしさも強く感じ取ることができた。
 つい先ごろベルリン・フィルにデビューして大きな成功を得たが、そのオーケストラとの仕事ぶり、そして2027年のシーズンから首席指揮者に就任することが決まっているロイヤル・コンセルトヘボウ管についても熱心に話してくれた。
 このインタビューは、「madame FIGARO」に書く予定である。
 マエストロ・マケラは絵画を見ることが大好きで、「いいオーケストラがある都市には、必ずいい美術館がある。私は毎日のように美術館に行きたいと思っているよ」といっていた。
 いまはエル・グレコの絵に魅了されているそうだ。
 私が「チェロの演奏を聴くことは可能ですか」と聞くと、「もちろん、室内楽はたくさんではないけど行っている。指揮とは異なり、自分が実際に音を出して演奏するのは最高の音楽とのコラボ。本当はもっと時間があったら演奏したい」と語った。
 今秋のオスロ・フィルとの来日公演が待ち遠しい。







posted by 伊熊よし子 at 22:37 | クラシックを愛す
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