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フランス国立オーヴェルニュ管弦楽団

 先日、トマス・ツェートマイヤー指揮&ヴァイオリンのフランス国立オーヴェルニュ管弦楽団の来日公演を聴きに、武蔵野市民文化会館大ホールに出かけた。
 プログラムは前半がモーツァルト(ツェートマイヤー編)弦楽三重奏KV562a、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041、同バッハのヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042、後半はクセナキスの「アロウラ」、ブラームスの弦楽五重奏曲第2番ト長調作品111。
  20名ほどの弦楽合奏団で、ツェートマイヤーが指揮をしたり、ヴァイオリン・ソロを担当したり、全体をリードしていく。
 いずれも鍛え抜かれたアンサンブルで、内声部もよく聴こえ、上質な音楽を聴く歓びに満たされた。
 とりわけブラームスの晩年の作品が印象深く、こうした室内楽アンサンブルで聴くと、また異なった魅力が感じられ、新たな作品に出会った気持ちを抱く。
 これを聴きながら、ぜひともツェートマイヤーのソロを聴きたくなった。
 次回の来日を細かくチェックし、ツェートマイヤーの演奏を心待ちにしたいと思う。
 アンコールもまた味わい深いものだった。ツィンマーマンの「無伴奏ソナタ」より第1楽章とフランクの「スケルツォ」(ツェートマイヤー編)。

posted by 伊熊よし子 at 22:41 | クラシックを愛す
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