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東京・春・音楽祭

 3月18日から4月16日まで、「東京・春・音楽祭」が上野で開催されている。
 先日はキット・アームストロング、プリン・ターフェルのコンサートを聴きに行った。
 上野駅に着くや、公園入口からものすごい数の人があふれ、お花見のすごさを思い知った。
 見渡せば、公園の奥の方まで人がびっしり。みんな幸せそうな表情をしている。
 私は音楽を聴いて幸せになった。
 キット・アームストロングは「鍵盤音楽年代記」(1520〜2023)と題し、5回に分けてバロックから現代作品、自作までを披露。これがすこぶる上質な演奏で、キットの深い思考に根差した音楽が堪能できる。
 プリン・ターフェルはオペラナイトと題し、ワーグナーからバーンスタインまで多彩なプログラムで圧倒的な歌唱と表現力を示し、最後はエンターテイナーぶりを存分に発揮。会場をほとんど総立ちにした。
 共演は沼尻竜典指揮東京交響楽団。彼らとターフェルが並ぶと、そのあまりの大きさに会場から「えーっ」という声が漏れた。
 まだまだ春祭は続く。さくらの花は強風で散ってしまうだろうが、ホール、美樹館、博物館などの会場はまだはなやかだ。
posted by 伊熊よし子 at 16:15 | クラシックを愛す
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