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ミッシャ・マイスキー

 昨夜、サントリーホールでミッシャ・マイスキーの「J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会」の第2夜を聴いた。
 前日に第1番、第4番、第5番が演奏され、この日は第3番、第2番、第6番が演奏された。
 マイスキーの演奏は長年聴き続け、単行本も書いた。もちろんバッハの無伴奏も何度も耳にしている。
 今回はマネジメントから依頼され、ブログラムノートを書き、マイスキーの演奏について、曲目解説も綴った。
 実は、私はいま仕事のストレスが多く、精神的にあまりいい状態ではない。
 ところが、長時間にわたり、バッハを聴き、不思議なことに魂が浄化するような感覚にとらわれた。
 この日はマイスキーの次男マキシム(ピアニスト)がサプライズ出演。アンコールに登場し、ふたりでバッハのチェロ・ソナタ第3番、コラール前奏曲「来たれ、異教徒の救い主よ」、「G線上のアリア」を演奏した。
 なんと、アンコールだけて40分ほどかかった。しかし、聴衆はほとんど席を立たなかった。
 私の心はバッハで満たされ、ストレスが軽減し、帰路は足取りが少しかろやかになった。
 これが「音楽の力」なのかもしれない。
 おかげで、今日は原稿書きがとてもはかどった。マイスキーのおかげ、バッハの力である。
 今日の写真は、プログラムの表紙。

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posted by 伊熊よし子 at 22:01 | クラシックを愛す
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