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アレクサンドル・タロー「シネマ」

 フランスの個性派ピアニスト、アレクサンドル・タローは、レパートリーの広いことで知られる。
 その彼が、昔から大好きだったという、映画音楽を51曲収録した「シネマ」と題する2枚組のアルバムをリリースした(ワーナー)。
 ここにはミシェル・ルグラン、エンニオ・モリコーネ、フランシス・レイ、ジョン・ウィリアムズ、ウラジミール・コスマ、ニーノ・ロータ、フィリップ・サルド、坂本龍一をはじめさまざまな作曲家の曲が詰まっている。
 タローは、インタビューするたびに映画音楽が好きだという話をしていた。その思いがアルバムとして結実したことになる。
 演奏はアントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団との共演がメインで、他にもいろんなアーティストが参加している。
 私も映画大好き人間で、高校時代には友人と映画同好会を作って活動し、大学時代は同じく映画好きな友人と結構マニアックな映画を観にいっていた。
 ただし、派手なスターが登場する映画や華々しい作品はあまり興味がなく、地味なバイプレーヤーが活躍する映画やこだわりの監督が制作するものを好んでいた。
 タローの「シネマ」リリースを記念し、2曲のプロモーションビデオが手に入ったため、それを紹介したい。ひとつはニーノ・ロータの「8 1/2」、もうひとつはエンニオ・モリコーネ&アンドレア・モリコーネ(レイチェル・ベルリン編)の「ニュー・シネマ・パラダイス」である(ワーナー提供)。
   何度も聴きたくなる、上質な演奏ですよ。





posted by 伊熊よし子 at 17:42 | 情報・特急便
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