2022年07月30日
中木健二
チェリストの中木健二は、2005年のルトスワフスキ国際チェロ・コンクールの優勝者。パリ音楽院、ベルン芸術大学で学び、10年から14年までフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団の首席奏者を務め、現在はソロ、室内楽、後進の指導など幅広い活動を展開している。
中木健二はピアノのエリック・ル・サージュの室内楽のクラスでも学び、ふたりは何度も共演を重ねている。
10月15日には、Hakujuホールでふたりのデュオ・リサイタルが行われることになっている。先日、ル・サージュには京都公演に関してインタビューしたばかりだが、今回は中木健二にインタビューを行った。
プログラムはヴィエルヌとルクーのチェロ・ソナタが組まれ、その間にベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番が挟み込まれるというこだわりの選曲。このルイ・ヴィエルヌとギョーム・ルクーに関して、さまざまな話を聞いた。
今回のプログラムはヴィエルヌとルクーがフランクの弟子であること、時代的にワーグナーの影響を色濃く受けていることがコンセプトとなっているそうだ。
「フランス作品というと、ラヴェルやドビュッシーが有名ですが、その陰に隠れた美しい作品をぜひ紹介したいのです」
中木健二は各々の作品に関して、構成や聴きどころなどをことばを尽くして語った。
このインタビューは、次号の「ぶらあぼ」に掲載される予定である。
こういう珍しい作品はぜひ、ナマで聴きたい。ル・サージュとのデュオは、お互いの信頼感の上に成り立つ、息の合うものになるに違いない。
今日の写真はインタビュー後の1枚。中木さんって、いつ会ってもとてもおしゃれだ。
ボルドー時代のワインにまつわる話も、ぜひどこかで紹介したいなと思っている。
posted by 伊熊よし子 at 22:03
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