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有森直樹

 ピアニストの有森直樹は、いま国立音楽大学の准教授を務めているが、自身が経験したことを学生たちに伝えたいと、さまざまな工夫を凝らしている。
 有森直樹は5月29日(日)に浜離宮朝日ホール(14時開演)でリサイタルを開き、シューマンの「4つの夜曲 作品23」「3つの幻想小曲集 作品111」、三善晃の「アン・ヴェール」、ブラームスの「ソナタ へ短調 第3番 作品5」をプログラムに組んでいる。
 そのリサイタルに先駆けてインタビューを行い、各々の作品にまつわる思い出や選曲の理由などを聞いたわけだが、その話のなかで、現在の学生たちへの指導の話題が出てきたのである。
 このインタビューは、次号の「音楽の友」に掲載される予定である。
 有森直樹は、10本の指の使い方、弱い指(小指や薬指)の鍛え方、ひとつひとつの指が肩の方から糸でつながっているようにイメージし、筋肉を意識して練習する方法、両手が四声体の役割を担っていることなどを熱くことばを尽くして話してくれた。
 その話はとても興味深く、記事は文字数が限られているため詳細までは書くことができなかったが、その方法を学生たちに伝授していると聞き、これはひとつのテーマとして長い原稿にまとめることができるなと思った。
  次回、彼に話を聞く機会があったら、ぜひこの続きを話してほしいと思っている。
  もちろん、今回の記事はプログラムに選んだ作品についてたっぷり聞いたことを中心に綴った。
  今日の写真は、インタビュー後のワンショット。

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posted by 伊熊よし子 at 17:17 | 情報・特急便
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