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ニュウニュウ

 初来日のころから、ずっと取材を続けてきたニュウニュウは、いつしか180センチを超す長身の青年となり、会うたびに年月が経ったことを痛感させられる。
 先日インタビューで会ったときも、ビシッと仕立てのいいスーツで決め、髪もすごく素敵なウェーブがかかっていて、なんともおしゃれな雰囲気だった。
「そのヘアスタイル、すごく素敵じゃない」というと、「今日は、久しぶりにきみに会うためにこのヘアスタイルにしてきたんだよ」と、あたかも映画の台詞のようなことをいった。
「エーッ、そんなことを平気でいうようになったわけ」というと、さすがに照れて、「へへーッ」と、もじもじした。
 やっぱり、そうだよね。そんな臆面もないことをいうには、若すぎるし、アジア人はそういうことはいわないし…。これはアメリカに長く住んでいたからだろうか、といろいろ考えてしまった(笑)。
  ニュウニュウは、デッカ録音の第2弾に「ベートーヴェン:フェイト&ホープ」と題し、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」(リスト編曲ピアノ・ソロ版)とピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、ピアノ・ソナタ第14番「月光」を収録している。
  その最後には自作の「即興曲第1番 HOPE (希望)」を入れ、作曲家としての一面を披露している。
  インタビューでは、このディスクに関したこととベートーヴェンに対する思いを聞いたが、自作に関しても熱く語ってくれた。
  この記事は次号の「intoxicate」に書く予定である。
  実は、この新譜のライナーノーツを担当したため、音源はかなり前に聴いていた。それゆえ、作品に関してはこまかな質問をすることができた。
  ニュウニュウは、2022年1月16日に文化パルク城陽(リサイタル)、21日&22日に「すみだクラシックへの扉」すみだトリフォニーホール、23日に琉球新報ホール(リサイタル)が予定されている。
  今日の写真は、インタビュー後のワンショットと、新譜のジャケット写真。

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posted by 伊熊よし子 at 18:19 | クラシックを愛す
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