2021年11月23日
近藤嘉宏&外山啓介
2台ピアノの演奏というのは、多くのピアニストが「いつかは弾いてみたい」と希望しているジャンルだが、なかなか実現することがない。
まず、一緒に演奏したいと思うピアニストに巡り会うのが難しいこと、ホールやマネジメントからなかなかOKが出ないこと。
そのなかで、ソリストとして実力と人気を誇る近藤嘉宏と外山啓介が、2022年2月8日に「Hakuju サロン・コンサートvol.11」において、ソロ作品を交えた2台ピアノのコンサートを行うことになった。
その話を聞きにHakuju Hallに出かけたが、以前からよく知っているふたりゆえ、とてもなごやかな雰囲気のなかでいろんな話を聞くことができた。
プログラムは各々が得意とするソロ作品を少し交え、聴きごたえのある2台ピアノの作品が並ぶ。
とりわけふたりが「絶対に弾きたかった」と熱く語るのが、ブラームスの交響曲第4番(作曲者自身の編曲による2台ピアノ版)である。これがプログラムのメインを成し、最後の曲として披露される。
今回は近藤さんから外山さんに声をかけたそうで、両者はまったくの初共演。だが、インタビューの様子からして、すでに息はピッタリ。
このインタビューは、次号の「ぶらあぼ」に掲載される予定である。
今日の写真は、初共演とは思えないほど仲のいいふたり。「ちょっと肩を組んでくれる」といったら、すぐにこのポーズ。
2月の共演が本当に楽しみだ。
posted by 伊熊よし子 at 17:03
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