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河村尚子

「母は強し」というが、まさにそれを実感したのが、つい先ごろインタビューで出会った河村尚子だった。
 彼女に最後にインタビューをしたのは、約5年前。おなかが大きいときで、真夏の暑いときだった。
「もう5年前ですよ、早いですよね。あれから人生が大きく変わりました」
 久しぶりに会った彼女は、とてもはつらつとして明るく、その元気がこちらにも移ってくる感じだった。
 以前から河村尚子は地に足の着いた人で、国際コンクールを受けていたころには、あまりにもしっかりしているため、参加者たちに「お母さん」と呼ばれていたこともある。
 それが実際に母となり、なお一層その強さに拍車がかかり、演奏も性格も人生に対する考え方もより存在感と重量感が増し、インタビューの受けごたえも当意即妙。さすがである。
 新譜は「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第1弾」の「悲愴&月光、第4番・第7番」(ソニー)。
 ベートーヴェンのシリーズを始めたきっかけから選曲のこと、録音時の様子、各々の作品に関する解釈、表現、奏法など、さまざまなことを聞いた。
 このインタビューは「intoxicate」に書く予定になっている。
 この日は、深紅のドレスで現れた河村尚子。陽気で真摯で前向きな語りが、ドレスの色とあいまって、本当に晴れやかな感じだった。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。
「次は、5年も間が空かないうちに会いたいですね」といわれ、私は「もちろん!」と答えた。
 ホント、元気をもらえたひとときだった。

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posted by 伊熊よし子 at 22:39 | クラシックを愛す
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