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シーズンに向けて始動

 猛暑の最中だというのに、はや秋からのシーズン始動の様相を呈している。
 原稿依頼、取材依頼、出張依頼が、みんなシーズンに先駆けて入ってきているのである。
 さて、どうやってスケジュールを組み立てていこうか。またまた体力勝負の秋となりそうだ。
 ひとつずつノートに書き留め、仕事が重ならないように順序を考え、自分にできる範囲で引き受け、頭のなかを整理していかなくてはならない。
 私は一度にふたつのことができないため、常にひとつずつじっくりとこなしていくことになる。これは一見すると効率が悪いように思えるが、けっしてそうではない。
 一度にひとつのことしかできない人間にとって、ひとつずつ仕事を片付けていくのは、理にかなっている。ひとつ終われば、そのことはきっぱり忘れ、新たな気持ちで次に進めるからである。
 というのは、まあ器用な人から見ればいいわけのように聞こえるかもしれないが、私のように不器用な人間にはそれ相応のやり方があるのだ。
 長年、この方法で仕事と取り組んできたから、いまさら方向転換するわけにはいかない。
 さて、今日もひとつの原稿を書き終えたから、このことはもう頭のなかから追い出して、次なる原稿に気持ちを向けようっと。
 
posted by 伊熊よし子 at 22:28 | ああ愉しき(?)、締切り地獄
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