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上杉春雄

 今日は、久しぶりにピアニストであり医学博士でもある上杉春雄にインタビューで会うことができた。
 彼は2011年にJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」をリリースしており、リサイタルでもバッハを弾き続けている。
 今回完成させた録音は、「ゴールドベルク変奏曲」(オクタヴィア・レコード)。ライナーノーツも執筆し、そのなかでさまざまな角度からバッハを検証し、奥深い面に肉薄し、演奏とともにバッハを掘り下げている。
 今日のインタビューは、次号の「ぶらあぼ」に書く予定になっている。
 話は、上杉春雄がこれまで探求してきたバッハ論から作曲家本人のこと、バッハの時代について、作品における構造について、バッハが「ゴールドベルク変奏曲」でいいたかったことまで多岐に渡り、約束の1時間をはるかに超える熱いインタビューとなった。
 彼の話は多角的で多方面に広がり、はてしなく続いていくように思われた。自分で「オタク」と表現していたが、バッハに関しても、非常に専門的で濃密な内容を内包している。
 こういう話をどのように原稿にまとめるか、非常に頭を悩ませるところである。読者にわかりやすいように、しかも上杉春雄の真意に沿って綴らなくてはならない。
 最後にブログ用に写真を撮ろうとしたら、すごく明朗で歓喜に満ちた表情をしてくれた。
「今日は、とても楽しく話ができたので…」
 話の内容は非常に真摯で深遠で難解な面もあったのに、「楽しかった」と笑顔を見せてくれたため、ホッと安堵した次第である。
 写真は、その楽しそうな表情。さて、また時間をかけてゆっくり「ゴールドベルク変奏曲」に耳を傾けるとしましょうか。

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posted by 伊熊よし子 at 23:35 | アーティスト・クローズアップ
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