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ヴァディム・ホロデンコ

 ウクライナ出身のピアニスト、ヴァディム・ホロデンコには数年前にインタビューをしたことがあるが、今日は再会して新譜について話を聞いた。
 彼はモスクワ音楽院で、名教授と称されたヴェーラ・ゴルノスタエヴァに師事している。その教えについて、新譜のオール・スクリャービンのアルバムについて(キングインターナショナル)、スクリャービンの選曲について、子ども時代のことなど、いろんな話を聞くことができた。
 このインタビューは、「CDジャーナル」に書く予定になっている。
 もっとも印象に残ったのは、ゴルノスタエヴァの「知性を磨きなさい」という教え。彼女自身、非常に幅広い視野の持ち主で、音楽のみならず多方面に広い知識をもっていたという。
「ですから、ぼくも作品を学ぶときに楽譜を深く読むことと同時に、その作品が生まれた時代のことを幅広く知るように努力しています」
 ホロデンコの作品に対する考えは、かなり深く広く層が厚い。それらすべてが演奏に厚みをもたせている。
 以前、プロコフィエフの話を聞いたときも、自身のプロコフィエフに対する考えをじっくりことばを尽くして語ってくれた。
 誠実で真摯で、まっすぐに音楽と対峙するピアニストである。
 今日の写真はファツィオリのピアノに向かうホロデンコ。「スクリャービンは音の響きが大切。ファツィオリのピアノに出合って、それらの響きを十分に表現することが可能になると思い、今回の録音はファツィオリで録音した」と話していた。

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posted by 伊熊よし子 at 22:36 | アーティスト・クローズアップ
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