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三浦文彰&イタマール・ゴラン

 若手ヴァイオリニスト、三浦文彰は、演奏を聴くたびにぐんぐん成長していく。
 今日は、紀尾井ホールに「三浦文彰 リサイタル・ツアー2018」の一夜を聴きにいった。共演は、ヴァイオリストとの共演にはこの人、と定評のあるイタマール・ゴラン。
 この日本ツアーは2月24日から開始し、3月11日まで全国で12公演が組まれている。プログラムは2種類あり、今日はAプロで、前半にベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番とブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」、後半にR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ変ホ長調が演奏された。
 三浦文彰の演奏は、つい先ごろも辻井伸行との共演を聴いたばかりだが、今日も冒頭から特有ののびやかで流麗な弦の響きが全開、そこに名手ゴランのピアノが加わると、上質なデュオが生まれ出る。
 とりわけ後半のR.シュトラウスのソナタが印象的で、三浦文彰の音楽は馨しい歌が横溢し、華麗で甘美。一方、ゴランのピアノはすこぶるオペラティック。特に第2楽章のアンダンテ・カンタービレの部分は、ピアノがR.シュトラウスならではの官能的で妖艶なオペラをうたい上げ、ヴァイオリンの華麗な響きをピアニスティックに装飾していった。
 なんと幻想的な世界だろうか。R.シュトラウスはいわゆる大人の音楽である。上質な旋律と滔々と流れるような粋なリズムに心が高揚していく。
 終演後、久しぶりにゴランに会い、「いやあ、しばらく〜」といわれた。
 今日の写真はツーショット。このふたり、本当に仲がいい。
 三浦文彰は、いつもヨーロッパにいくと、パリのゴランの家に泊めてもらい、そこから各地に演奏に出かけていくそうだ。

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posted by 伊熊よし子 at 23:54 | クラシックを愛す
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