2017年09月29日
クラウス・フロリアン・フォークト
東京・春・音楽祭―東京のオペラの森2018―のプログラムが発表となり、4月5日と4月8日に東京文化会館大ホールで、「東京春祭ワーグナー・シリーズvol.9」として、「ローエングリン」の演奏会形式/字幕・映像付全3幕をドイツ語上演することになった。
指揮はウルフ・シルマー、ローエングリンはクラウス・フロリアン・フォークトがうたう。
この上演に際し、来日中のフォークトにインタビューを行った。フォークトは昨日、「タンホイザー」の最終公演を終えたばかり。そして今日はインタビュー後に、10月1日に行われる「NHK音楽祭2017」のキリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立管弦楽団特別演奏会「ワルキューレ」のリハーサルが控えていた。
それゆえインタビューは時間がなく、巻きの状態。撮影もあるため、すさまじい状態となり、フォークトは「申し訳ない、本当にごめんなさい」とあやまりながら、リハーサルへと飛び出していった。
ただし、私は聞くべきことは早口でガンガン聞き、足りない分はドイツ語通訳のKさんに託して、リハーサル後に追加質問してもらうことにした。
このインタビューは「ぶらあぼ」に書くことになっている。「ローエングリン」に関して、役どころ、各地の歌劇場での演奏、演出について、最初にうたったころから現在までの変遷などを書く予定である。
フォークトは、今回共演しているキリル・ペトレンコを評して「非常に効率のよいリハーサルの仕方で、いつもとても勉強になり、学ぶことが多い」と語っていたが、フォークトのインタビューの答えも非常に効率がよく、内容が充実していて、短時間でもすぐに文章がまとまりそうな感じである。
何より、真摯で率直でおだやかで知的で、一緒に仕事をした人がみな彼の人間性を称賛するが、それがとてもよくわかる。
それにしても、連日ハードなスケジュールをこなしているのに、「大丈夫、疲れてはいないよ」とさわやかな雰囲気。すごいよねえ、このエネルギー。
また、来年は「ローエングリン」のほかにも、リートの演奏も予定されているそうだ。以前、シューベルトの「水車小屋の娘」を聴いたが、いまは「冬の旅」とシューマンの作品を集中的に学んでいる最中とか。
こちらも楽しみ。フォークトのリートはとても心に響くからだ。
今日の写真は、インタビュー中の1枚。ことばを尽くして一生懸命話しているところ。

指揮はウルフ・シルマー、ローエングリンはクラウス・フロリアン・フォークトがうたう。
この上演に際し、来日中のフォークトにインタビューを行った。フォークトは昨日、「タンホイザー」の最終公演を終えたばかり。そして今日はインタビュー後に、10月1日に行われる「NHK音楽祭2017」のキリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立管弦楽団特別演奏会「ワルキューレ」のリハーサルが控えていた。
それゆえインタビューは時間がなく、巻きの状態。撮影もあるため、すさまじい状態となり、フォークトは「申し訳ない、本当にごめんなさい」とあやまりながら、リハーサルへと飛び出していった。
ただし、私は聞くべきことは早口でガンガン聞き、足りない分はドイツ語通訳のKさんに託して、リハーサル後に追加質問してもらうことにした。
このインタビューは「ぶらあぼ」に書くことになっている。「ローエングリン」に関して、役どころ、各地の歌劇場での演奏、演出について、最初にうたったころから現在までの変遷などを書く予定である。
フォークトは、今回共演しているキリル・ペトレンコを評して「非常に効率のよいリハーサルの仕方で、いつもとても勉強になり、学ぶことが多い」と語っていたが、フォークトのインタビューの答えも非常に効率がよく、内容が充実していて、短時間でもすぐに文章がまとまりそうな感じである。
何より、真摯で率直でおだやかで知的で、一緒に仕事をした人がみな彼の人間性を称賛するが、それがとてもよくわかる。
それにしても、連日ハードなスケジュールをこなしているのに、「大丈夫、疲れてはいないよ」とさわやかな雰囲気。すごいよねえ、このエネルギー。
また、来年は「ローエングリン」のほかにも、リートの演奏も予定されているそうだ。以前、シューベルトの「水車小屋の娘」を聴いたが、いまは「冬の旅」とシューマンの作品を集中的に学んでいる最中とか。
こちらも楽しみ。フォークトのリートはとても心に響くからだ。
今日の写真は、インタビュー中の1枚。ことばを尽くして一生懸命話しているところ。