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辻井伸行&三浦文彰

 軽井沢の大賀ホールは、美しい自然のなかに存在するホール。いつも訪れるたびに、心身が癒される感じがする。
 今日は、朝からこの一帯は深い霧に包まれたそうだが、私が着いた10時半ころは真っ青な空と避暑地らしい涼風が出迎えてくれた。
 まず、11時過ぎから辻井伸行のインタビューを行い、途中から三浦文彰にも加わってもらい、和気あいあいとした雰囲気のなか、「家庭画報」と「辻井伸行デビュー10周年記念特別コンサート」の冊子のインタビューを45分間で終えた。
 時間が限られていたため、私はいつものようにガンガン早口で質問を浴びせかけ、辻井さんもそれに呼応してしだいに早口になっていった。
 終わると、彼は「いやあ、今日は伊熊さんにつられて、ぼくもどんどん早口になってしまいましたよ?」と笑っていた。
 短時間ながら多くのことを聞くことができたため、「家庭画報」では、その詳細を綴るつもりである。
 その後、撮影が行われ、ふたりはリハーサルを開始した。
 私も「家庭画報」の編集のSさんと一緒にリハーサルを最後まで聴き、それからランチに出かけた。
 そのころから次第に雲行きが怪しくなり、コンサート開始前に雨が降り出した。外に並んでいるお客さまのために開場が早まり、15時きっかりにコンサートは始まった。
 まず、三浦文彰がJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006」を演奏。最近、ますます音が流麗になり、磨きがかかった技巧を存分に発揮し、約18分間、弦1本で勝負する孤高の世界を披露した。
 次いで、辻井伸行がドビュッシーの「映像第1集」「喜びの島」を演奏。大賀ホールの隅々まで、色彩感にあふれた美しい響きが浸透していく。
 後半は、いよいよデュオの登場。フランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」が演奏された。
 コンサート前のインタビューで、ふたりは「一緒に弾くたびにどんどん演奏がよくなっていき、お互いの音の対話が濃くなり、駆け引きも出てきておもしろくてたまらない」と語っていたが、まさにそこにはみずみずしく生き生きとした雄弁な音の語りが存在していた。
 聴衆は嵐のような拍手を送り、彼らは肩を組んで何度もステージに現れ、本当によき音楽仲間ができたといううれしさを隠し切れない様子だった。
 彼らは今後も共演を重ねていくつもりだという。
 今日の写真は、リハーサル前のふたり。この時間帯は、外もまだ美しい青空だった。




タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 麗しき旅の記憶
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