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テープ起こし

 取材やインタビューの仕事では、必ずテレコで録音をする。
 私はインタビューの仕事が多いため、その録音テープは膨大な数になる。現在はICレコーダーで録音をしているが、その管理もまた大変である。
 ある程度の数になったら、ファイルをパソコンにコピーする。でも、かなり昔の録音を聞きたいと思うと、それを探し出すのに時間がかかる。
 それもこれも、整理の悪い、私の悪癖ゆえか、探しているものがどこかに紛れ込んでしまうのである。
「なんで、こういうことになるの」
「あのアーティストの録音だけ、どこかにいくって、どういうことよ」
 文句をいっても始まらない。
 すべては私のキャパシティの狭さで、仕事量に対して、整理が追い付かないのである。
 早く、テープ起こしをして、原稿を書かなくてはならないのに…。
 これはテレコに限ったことではない。私は毎日、何かを探している。
 アーティストの資料、古いCD、以前書いた記事、前回の来日時のプログラムなど、いつも「これさえあれば、早く原稿が書けるのに」と願うのだが、なぜかそのときに必要なものだけが見つからない。
 まったくもって、時間の浪費である。
 いつも自転車操業のようで、嫌になる。
 そういえば、以前、あるレコード会社のお偉いさんに、「やあ、伊熊さん、しばらくだねえ。元気? 相変わらず、貧乏暇なしなの?」と面と向かっていわれ、絶句したことがある。
 そりゃあ、いつもバタバタしていて、けっしてお金持ちではないけど、それを単刀直入にいわれるのは、ちょっとねえ。
 周りにいた人は、「彼、ことばをまちがえたのよ」「忙しそうだねえ、といいたかったんだよ」とフォローしてくれたけど、このひとことは、私の仕事ぶりを端的に表しているようだ。
 ものを探してばかりで、余分なことに時間がかかり、けっして優雅に楽しそうに仕事をしているようには見えないのだろう。反省しきりである。
 そういいながら、今日もある原稿を書くために、仕事部屋の資料棚をひっくり返して探しもの。あ?あ、変わんないねえ(ため息)。
 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | ああ愉しき(?)、締切り地獄
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Posted by 英語書き起こし at 2018年12月05日 20:15
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