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第19回別府アルゲリッチ音楽祭

 今日は、第19回別府アルゲリッチ音楽祭の記者発表会が、銀座の大分県東京事務所県人会ホールで開催され、その後、同ビルのなかにある「坐来大分」で大分料理をいただきながらランチ交流会が行われた。
 第19回のテーマは、「小さな子どもだったあなたへ?私たちの星で音楽を奏でる理由(わけ)」。
 このテーマに関しては、「大切なことは目に見えない」という「星の王子さま」の中で語られるメッセージとともに、人々にとり何が大切なのかを問い、穏やかに共生していける世界への願いを音楽に託したいと思います、と説明がなされている。
 今回の大きな特色のひとつとして、「現代に望み得る最高の2大巨匠による饗宴」と題する小澤征爾とアルゲリッチの初共演が挙げられる。これは同音楽祭と水戸室内管弦楽団共同制作によるもので、5月17日にiichiko総合文化センター・iichikoグランシアタで行われる。 
 ふたりの夢の共演とあって、すでに海外からもチケットの問い合わせが殺到しているそうだ。
 ふたつ目は、「出会いから始まる音楽祭オリジナル企画として」マラソン・コンサートが再開される。これはアルゲリッチをはじめ、ベテランから新人まで、幅広い音楽家がさまざまな組み合わせで演奏をつないでいくスタイル。5月20日にビーコンプラザ・フィルハーモニーホールで行われる。
 3つ目は、「ミッシャ・マイスキー しいきアルゲリッチハウス スペシャル・コンサートVol.3」。木のぬくもりに満ちた最高の音響を誇る150席の空間で、マイスキーとピアニストの娘、リリー・マイスキーがデュオを繰り広げる。これは5月8日に予定されている。
 この他、多彩な音楽家による興味深いコンサートが多数組まれており、5月6日から26日の間に、別府以外の都市でもコンサートが開かれることになっている。
 記者発表の最後には、海外に向けて大分県民出演の歓迎PR動画が流されたが、これはYoutubuで公開されている。
 実は、3月4日に同音楽祭の会場のひとつである、しいきアルゲリッチハウスで、講演を行うことになっている。テーマは「ピアノと室内楽の楽しみ」。じっくりと内容を吟味し、参加してくださった方たちに納得してもらえるような講演を行わなくてはならない。
 今日の写真は、記者発表会でプログラムを説明する音楽祭総合プロデューサーの伊藤京子(ピアニスト)。



 あとの2枚は、「坐来大分」のとびっきり美味なる大分料理。小皿に新鮮な海の幸や山の幸が詰め込まれ、目にも鮮やか。どのお料理もヘルシーで新鮮で、味付けもとてもからだにやさしいものだった。





 音楽祭関係者は、もう来年の第20回も視野に入れ、さまざまなアイデアを練っているそうだ。別府アルゲリッチ音楽祭には県外からの聴衆もかなり多く、みなさん大分県の温泉を堪能し、美食に舌鼓を打ち、そして音楽を全身に浴びてリフレッシュするという。
 クラシックを楽しむには、そうした土地の環境も大切なのだろうと考えさせられた。ああ、「日本一のおんせん県おおいた」の温泉に早く入りたいなあ(笑)。
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報・特急便
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